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野口英世記念館

野口英世記念館

※写真はイメージです。

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千円札の肖像画でおなじみの野口英世。福島県猪苗代町、磐梯山の麓に広がる猪苗代湖畔のこの地に生まれた細菌学者の生涯と業績を、体験型の展示を通じて深く知ることができる記念館が「野口英世記念館」です。単なる資料室にとどまらない、体験・発見・感動の空間として、こどもから大人まで幅広い世代に支持されています。

波乱の生涯を追う展示

1876年(明治9年)に猪苗代で生まれた英世は、1歳半のときに左手に大やけどを負い、指が癒着するほどの不自由を抱えて幼少期を過ごしました。しかし家族や恩師たちの支援によって苦難を乗り越え、左手の手術を機に医学の道を志すようになります。やがてアメリカのロックフェラー医学研究所を拠点として世界的に活躍する細菌学者へと成長し、ノーベル賞の候補にも名を連ねました。その輝かしいキャリアは、1928年(昭和3年)に西アフリカのアクラで黄熱病の研究中に感染し、51歳で命を落とすまで続きました。館内の展示はこの波乱万丈の歩みを、わかりやすい構成で辿ることができます。

「体験!バクテリウム」——遊びながら細菌の世界へ

記念館の大きな特徴が、体験型展示「体験!バクテリウム」です。肉眼では決して見えない細菌の世界を、タッチパネルや映像を駆使してビジュアルに表現。体験ゲームでは細菌の培養を疑似体験したり、細菌クイズに挑戦したりしながら、科学の面白さと同時に研究者に不可欠な集中力・忍耐力も試すことができます。英世が生涯をかけて向き合った細菌学の世界を、ゲーム感覚で探求できる点が幅広い年齢層に人気を集めています。

心を打つ「母シカの手紙」

展示の中でも特に訪問者の心を揺さぶるのが、「はやくきてくたされ」と綴られた母シカの手紙です。英世は母が字を書けるとは知りませんでした。研究に忙しく帰国を果たせない息子に、慣れない文字を懸命に書き記した母の想いが込められたこの手紙は、現存する唯一のシカからの手紙として館内に展示されています。大陸を隔てた母と子の絆を、受け取った英世の気持ちになって感じ取ることができます。

「素顔の英世」——研究者としてだけでない一面

研究一辺倒に見える英世にも、人間らしい素顔がありました。長い休暇にはシャンデーケンの別荘へ家族や友人と出かけ、釣りを楽しんだり絵を描いたりしてゆっくりと過ごしたといいます。館内の「素顔の英世」コーナーでは、英世が描いた妻の肖像画や愛用品を通じて、おしゃれで新しいものが好きだった英世の個性的な人柄が浮かび上がります。偉人としてのイメージを超えた、生身の英世に出会える場所です。

生誕150年の節目と新施設

2026年は野口英世の生誕150年にあたる節目の年。記念特別展の開催に加え、2026年3月には「野口英世記念感染症ミュージアム」が新たに開館しました。英世が挑んだ感染症研究をより深く掘り下げる新施設の誕生により、記念館としての広がりがさらに増しています。過去には「野口英世と恩師 北里柴三郎の絆」「黄熱病原体をもとめて 中南米への遠征」といったテーマ企画展も開催されており、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力のひとつです。

アクセス

福島県耶麻郡猪苗代町大字三ッ和字前田81

営業時間

9:00~17:00

料金目安

600円~1,000円

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