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淡路文化史料館

淡路文化史料館

※写真はイメージです。

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淡路文化史料館は、兵庫県洲本市に位置する淡路島全域の歴史文化を総合的に学べる博物館です。1982年(昭和57年)に開館して以来、原始古代から近代にいたる豊かな遺産を1棟に凝縮した存在として、地域住民はもちろん国内外の来訪者に親しまれています。常設展示のみで1時間弱あれば全館を巡ることができ、効率よく淡路島の深みに触れられる点も魅力です。

徳島藩御殿跡に刻まれた歴史

史料館が建つ場所は、江戸時代に徳島藩の御殿があった由緒ある地です。徳島藩主と藩の筆頭家老稲田氏の屋敷が併設されていたこの一帯は、史料館前に残る石垣と堀の一部に往時の面影を留めています。建物に足を踏み入れる前から、すでに歴史の気配が漂ってくる空間です。

1階:淡路人形浄瑠璃と歴史資料の精華

1階大展示室の中心を占めるのは、国の重要無形民俗文化財に指定されている「淡路人形浄瑠璃」の展示です。人形の頭(かしら)や、太夫が使う見台・三味線などを復元舞台を背景に展示しており、伝統芸能の迫力と繊細さを間近で感じることができます。

同じ1階の歴史展示室では、出土遺物・金工品・文書・模型・写真パネルを通じてスケールの大きな歴史の流れを体感できます。展示品は多彩で、邪馬台国の女王・卑弥呼と関係が深いとされる鏡、国内最古級の鉄造宝塔、羽柴秀吉や石田三成の直筆書状、徳島藩主や洲本城代ゆかりの品々など、教科書に登場する名前が実物資料として目の前に現れます。また、国史跡・洲本城跡や明治3年(1870年)の庚午事変に関する展示も設けられており、淡路島の歴史を縦断的に辿ることができます。

2階:珉平焼・岩野泡鳴・民俗の記憶

2階美術展示室では、全国的にも著名な淡路のやきもの「珉平焼(みんぺいやき)」と、洲本出身の文豪「岩野泡鳴」の関係資料が展示されています。珉平焼は淡路島が誇る陶芸の名品であり、島が生んだほかの芸術家の作品と並んで、島の美の系譜を伝えます。

同じ2階の民俗展示室には、海と漁業にかかわる民具・絵馬、昔の農耕具、庶民の生活用具が並びます。漁村と農村が共存してきた淡路島の生活文化を、実際に使われてきた道具を通じてリアルに想像できる空間です。

3階 直原玉青記念美術館

最上階には「直原玉青記念美術館」が併設されています。幼年期を洲本で育った南画の大家・直原玉青画伯から、作品とコレクションの寄贈を受けて設けられた美術館です。禅宗黄檗宗の僧でもあり俳人でもあった直原玉青のコレクションには、南画の名品に加え、禅の高僧の書跡、俳人・正岡子規、高浜虚子、荻原井泉水らの書跡など多彩で貴重な資料が集められています。

屋外展示と体験講座

屋外には自然庭園が広がり、岩野泡鳴の文学碑、高田蝶衣・直原玉青・奥田雀草の句碑、道標、洲本城や成山城の石垣に残る刻印石などの石造文化財を巡ることができます。体験講座としては、銅鐸・銅鏡の鋳造体験やアンモナイトレプリカ制作など、手を動かして歴史・自然に触れるプログラムも開催されています。また、続日本100名城のスタンプが館内1階ロビーに設置されており、城めぐりを楽しむ来訪者にとっても立ち寄りがいのある施設です。

洲本城へのアクセス拠点にも

史料館はミュージアムショップも備えており、洲本城の御城印をはじめとした限定グッズを購入できます。史料館から徒歩15〜30分、または三熊山ドライブウェイ経由でアクセスできる国史跡・洲本城跡への起点としても機能しており、周辺の歴史散策の出発点として活用するのがおすすめです。駐車場は30台分(無料)を備え、大型バスも駐車可能なため、団体訪問にも対応しています。

アクセス

兵庫県洲本市

営業時間

9:00~17:00(入館は16:30まで)、定休日: 月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始12/28~1/4

料金目安

一般500円、高校生・大学生300円、小学生・中学生150円、幼児・障害者無料

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