函館駅のすぐそばに、市民と観光客が自由に集える開放的な広場があります。「はこだてグリーンプラザBブロック」は、函館のまちなかに息づく賑わいの拠点として、地域のイベントや日常の憩いの場として長年にわたって親しまれてきたスポットです。
函館駅前・大門地区の顔として
JR函館駅から徒歩圏内に広がる函館駅前・大門地区は、市電が走る通りと商業施設、ホテル、飲食店が立ち並ぶ函館の中心市街地です。その一角に位置する「はこだてグリーンプラザ」は、都市の中にありながらオープンエアの空間を確保した広場施設で、函館市が管理・運営する公共の場として市民に開放されています。
Bブロックは、その名のとおりグリーンプラザを構成する複数のブロックのうちのひとつで、電車通り(市電の路面電車が走る通り)を挟んで郵便局側に設けられたエリアです。都市の喧騒のなかにありながら、広々とした空間が確保されており、さまざまな用途に活用されています。函館のまちを旅する観光客にとっても、ふらりと立ち寄れる気軽さが魅力のひとつです。
昭和から続く広場の歴史と再整備
はこだてグリーンプラザの歴史は1973年(昭和48年)にさかのぼります。函館駅前・大門地区の活性化を目的として整備されたこの広場は、市民が憩い、楽しめる空間として長年にわたって地域に根付いてきました。
設置から約30年が経過した2001年度(平成13年度)から2003年度(平成15年度)にかけて、施設の全面的な再整備が行われました。老朽化した設備の更新や空間デザインの見直しが図られ、現在の姿へとリニューアルされています。再整備後は、より使いやすく多目的な広場として生まれ変わり、以来さらに多くの市民やイベント主催者に利用されるようになりました。
函館市による直営ではなく、指定管理者制度を導入して民間事業者に管理を委託している点も特徴的です。現在は株式会社はこだてティーエムオーが指定管理者として施設の運営にあたっており、地域に密着したきめ細やかな対応が可能となっています。
Bブロックの空間スペックと特徴
はこだてグリーンプラザはBブロックとCブロックで構成されています。Bブロックは電車通りを挟んで郵便局側に位置し、その広さは約75メートル×15メートルという細長い形状の広場です。この縦長のレイアウトは、パレードのような演出や屋台が並ぶフードイベントとの相性がよく、通り抜ける動線を活かした会場づくりが可能です。
一方のCブロックは市役所側に設けられており、約25メートル×15メートルのコンパクトなスペースとなっています。BブロックとCブロックは電車通りを挟んで向かい合う形で存在しており、規模の大きなイベントの際にはふたつのブロックを連携させた大掛かりな会場構成も実現できます。
どちらのブロックも、イベント等への利用を前提としたオープンスペースとして設計されており、ステージやテントの設営など柔軟な活用が可能です。指定管理者である株式会社はこだてティーエムオーを通じて利用申請を行うことで、企業・団体・個人問わずスペースを活用することができます。
函館の味と祭りが集まるイベント広場
はこだてグリーンプラザBブロックがとくに知られているのは、函館を代表するさまざまなイベントの会場として長年活用されてきたことです。
なかでも「函館塩ラーメンサミット」は、函館グルメの代名詞ともいえる塩ラーメンを前面に押し出したイベントとして注目されてきました。函館の塩ラーメンはその澄んだスープと繊細な味わいで全国的にも高い評価を受けており、このサミットには地元の人気店はもちろん、遠方からも多くのラーメンファンが足を運びます。広場ならではの開放感のなかで、屋外での一杯を楽しめるのが醍醐味です。
「大門祭」は、地域の商店街や住民が一体となった地域密着型のお祭りで、地元住民の交流の場としての側面を持っています。「はこだてグルメサーカス」は、グルメをテーマにしたフードイベントとして、函館や道内各地の食が一堂に集まるにぎやかなイベントです。いずれも函館の食文化と地域コミュニティの魅力を体感できるイベントとして、多くの来場者を集めています。
こうしたイベントが定期的に開催されることで、観光客にとっても函館のリアルな暮らしや文化に触れる貴重な機会となっています。訪問のタイミングによっては、思いがけず地元のお祭りや食のイベントに遭遇できるかもしれません。
アクセスと利用案内
はこだてグリーンプラザBブロックへのアクセスは非常に便利です。函館市内を走る路面電車(市電)を利用する場合、「函館駅前」停留所で下車して徒歩約5分、または「松風町」停留所で下車して徒歩約3分でアクセスできます。函館駅からも歩ける距離にあるため、旅行者が観光の合間に気軽に立ち寄れる立地です。
周辺には函館朝市や函館駅といった主要な観光スポットが集まっており、観光ルートの途中で自然に立ち寄れる場所となっています。函館の中心市街地を散策するルートに組み込むと、旅の流れを邪魔せずに立ち寄ることができます。
スペースの利用を検討している方は、使用を希望する日の5日前までに使用申請書と使用内容がわかる資料を管理者に提出する必要があります。騒音が周辺に著しい影響を与える場合や長時間の使用など、条件によっては利用が許可されないケースもあるため、事前に指定管理者の株式会社はこだてティーエムオー(電話:0138-24-0033)に相談・確認することをおすすめします。函館のまちなかでイベントや活動を計画している団体・個人にとって、象徴的な立地にある頼もしい広場です。
Access
市電で「函館駅前」下車 徒歩5分 市電で「松風町」下車 徒歩3分
Hours
Budget
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