横浜駅東口駅前広場は、神奈川県横浜市の中心に位置する日本最大級のターミナル駅・横浜駅の「東の玄関口」です。毎日数十万人が行き交うこの場所は、みなとみらいや横浜中華街へと続く旅の出発点として、観光客にも地元市民にも欠かせない都市の結節点となっています。
横浜駅東口広場の成り立ちと都市計画上の役割
横浜駅は、その歴史において何度も場所を移転してきた異色の経歴を持つ駅です。現在の場所に落ち着いたのは1928年(昭和3年)のことで、以来、鉄道・バス・タクシーが集まる巨大ターミナルとして発展を続けてきました。東口駅前広場はその歴史とともに整備・拡張され、今日では横浜市の都市整備計画「エキサイトよこはま22」においても、センターゾーン(東口)の既存施設として中核的な位置づけを与えられています。
この計画は横浜駅周辺地区のまちづくりビジョンであり、東口エリアには複数の開発・整備事業が現在進行形で動いています。駅前広場はそうした再開発の「軸」として、周辺の商業施設・オフィスビル・地下街と連携しながら、今後もさらなる進化が期待されるエリアの中心に位置しています。横浜市都市整備局が管理・監督するこの広場は、単なる乗降場所ではなく、横浜という都市そのものの動脈として機能しています。
多彩な交通網が集まる交通結節点
横浜駅には、JR東海道線・横須賀線・京浜東北線・根岸線、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線、京急本線、相鉄本線・いずみ野線と、実に多くの鉄道路線が乗り入れています。これだけの路線が集中するターミナル駅は、日本全国を見渡しても数少なく、横浜駅の東口広場はその玄関として日夜フル稼働しています。
広場には東口バスターミナルが隣接しており、横浜市内各所はもちろん、川崎・東京方面や神奈川県内の各都市へ向かう路線バスが多数発着します。タクシー乗り場も完備されており、重い荷物を持つ旅行者や、雨の日の移動にも重宝します。また、広場から直結する歩行者デッキ「はまみらいウォーク」や「ベイクォーターウォーク」を利用すれば、みなとみらい地区へも雨に濡れることなくアクセスできます。東口地下街「ポルタ」への入り口も広場周辺に設けられており、地上・地下・デッキを使い分けることで快適な移動が可能です。
周辺に広がるショッピング・グルメスポット
横浜駅東口駅前広場を起点に、個性豊かな商業施設が広がっています。ファッションから雑貨、書籍、グルメまで幅広く揃う「ルミネ横浜」は東口を代表する商業施設のひとつ。崎陽軒の新本店ビルも東口エリアにあり、横浜名物・シウマイをはじめとする人気商品を購入できます。崎陽軒は1908年(明治41年)創業の老舗で、横浜駅で生まれた「駅弁文化」を今に伝える存在です。
地下街「ポルタ」には飲食店・ショップが充実しており、ランチからディナーまで幅広いジャンルの料理が楽しめます。また、広場から少し歩けば「横浜新都市ビル(ソゴー横浜店)」や「スカイビル」といった大型商業施設にもアクセスでき、一日かけてショッピングを楽しむことも十分可能です。みなとみらい地区にある「横浜ランドマークタワー」や「マークイズみなとみらい」へも、デッキ経由または徒歩でスムーズにアクセスできます。
季節ごとの楽しみ方
横浜駅東口周辺は、一年を通じて異なる表情を見せてくれます。春には、みなとみらい地区の遊歩道や汽車道沿いに桜が咲き誇り、東口から徒歩圏内でお花見が楽しめます。港の風を感じながら眺める桜は、都心のビル群とのコントラストが独特の美しさを生み出します。
夏には横浜開港記念日(6月2日)にまつわる各種イベントや、みなとみらいを舞台にした「横浜開港祭」が賑わいを見せます。横浜港大さん橋や赤レンガ倉庫周辺で開催される花火大会の帰り道、東口広場は多くの人で活気にあふれます。秋になると、みなとみらいや山下公園周辺の街路樹が色づき、ウォーキングやサイクリングに最適な季節を迎えます。東口から港の風景を歩いて楽しむルートは、地元市民にも人気の散歩コースです。
冬は横浜随一の「クリスマスシーズン」が最大の見どころです。みなとみらいエリアで開催される「横浜クリスマスマーケット」や、各商業施設のイルミネーションが街全体を彩ります。横浜駅東口広場もその賑わいの玄関口となり、ショッピングバッグを手にした人々が行き交う光景は、横浜の冬の風物詩となっています。
横浜観光の拠点として活用するコツ
横浜駅東口を観光の拠点として利用する場合、まず周辺の地理を把握しておくと便利です。東口から北方向にはポートサイド地区があり、おしゃれなカフェや公園が点在します。南方向へ歩けばみなとみらい地区に入り、横浜ランドマークタワー・コスモワールド・パシフィコ横浜などを順番に楽しめます。さらに南下すれば、中華街・山下公園・横浜大さん橋へとつながる横浜観光の定番ルートが広がります。
観光案内所としては、横浜駅構内や周辺施設にインフォメーションが設置されており、地図やパンフレットを無料で入手できます。ICカード(Suica・PASMOなど)があれば、横浜市営地下鉄ブルーラインへの乗り換えも東口からスムーズに行えます。横浜市内の観光スポットを効率よく回りたい場合は、東口から出発する観光バスや、みなとみらい線を活用するのがおすすめです。
横浜駅東口駅前広場は、「迷う場所」ではなく「旅が始まる場所」です。複雑に見えるこの巨大ターミナルも、東口という明確な起点を持つことで、横浜の魅力を存分に楽しむための頼もしい相棒になってくれるでしょう。
Access
JR横浜駅東口からすぐ
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