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名古屋・子連れおでかけと食の一日ガイド——動物園・水族館・金シャチ横丁と取り分け名古屋めし
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名古屋・子連れおでかけと食の一日ガイド——動物園・水族館・金シャチ横丁と取り分け名古屋めし

名古屋は「子連れで一日遊べる街」

名古屋の家族おでかけが心強いのは、世界レベルの遊び場が地下鉄とあおなみ線でつながっていることです。動物園水族館・科学館・鉄道や恐竜のテーマ施設まで、どれも実名で挙げられる公共・大型施設ばかりで、行き先を一つ拠点に決めれば、移動で一日が終わることはありません。この記事は夜遊びではなく、昼に子どもと遊んで、その流れで取り分けやすい名古屋めしを食べる——そんな家族の一日を組み立てるためのガイドです。遊び場ごとに「近くで何を食べるか」をセットで紹介していきます。

港・金城ふ頭——水族館と観覧車、レゴランドを一日で

小さな子どもから小学生まで満足度が高いのが、名古屋港エリアです。名古屋港水族館は地下鉄名城線「名古屋港」駅から歩いてすぐ。ベルーガ(シロイルカ)やイルカパフォーマンスが名物で、屋内中心なので雨の日や真夏でも安心して回れます。すぐ隣のガーデンふ頭には入園無料の遊園地名古屋港シートレインランドがあり、高さ85メートルの大観覧車は東海地区最大級。晴れた日は伊勢湾名古屋の街並みが一望でき、水族館で歩き疲れたあとにゴンドラで休憩がてら景色を楽しむのが定番です。乗車は一人800円ほど(3歳以上有料)が目安で、観覧車だけ単発で乗れるのも家族にうれしいところです。

もう一足のばすなら、あおなみ線の終点金城ふ頭へ。ここには実物車両39両が並ぶリニア・鉄道館(JR東海)があり、新幹線の運転シミュレータや日本最大級の鉄道ジオラマ、未就学児がプラレールで遊べるキッズスペースまでそろっています。同じ金城ふ頭のレゴランド・ジャパンと、その手前の商業施設メイカーズピアもセットにできます。食事は水族館やメイカーズピアのフードコート、ガーデンふ頭周辺で取り分けやすい麺類や軽食を選ぶのが無難。きしめんや丼ものはワンコイン前後から相場が始まり、子ども用の取り皿を頼める店も多いので、まずは家族でシェアして名古屋の味に慣れるのにちょうどよいエリアです。

東山と科学館——動物園とプラネタリウム

名古屋の家族おでかけの王道が東山動植物園です。地下鉄東山線「東山公園」駅から徒歩3分。コアラやアジアゾウで知られる動物園に、広大な植物園、遊園地や東山スカイタワーまで併設し、全部を歩くと丸一日かかる規模です。坂やアップダウンが多いので、小さな子はベビーカーがあると安心です。園内で軽くつまみ、しっかりした食事は次の伏見・栄エリアに回すと動線がよくなります。

雨の日や、もう少し落ち着いて過ごしたい日には名古屋市科学館(地下鉄「伏見」駅から徒歩約5分)が頼りになります。ドーム内径35メートルの世界最大級のプラネタリウムが看板で、子どもと一緒なら座席で多少にぎやかでも気兼ねしにくい「ファミリーアワー」の回が安心。2階の体験型展示「不思議のひろば」は見て触って動かして学べると評判で、館内には授乳室やオムツ替えスペースも整っています。土日祝のプラネタリウムは売り切れることがあるので事前予約が無難です。伏見・栄の街なかにあるため、観覧のあとは取り分けできる和食店やきしめんの店、子ども椅子のある店を選びやすいのも助かります。

名古屋城と金シャチ横丁——食べ歩きでなごやめし入門

観光と食を一度に楽しむなら、名古屋城とその足元の食べ歩きスポット金シャチ横丁が好相性です。横丁は正門側の「義直(よしなお)ゾーン」が伝統・正統の名古屋めし、東門側の「宗春(むねはる)ゾーン」が新しい感性の店という二つの顔を持ちます。子どもと分け合いやすいのが食べ歩き。宗春ゾーンには金のシャチホコをかたどった名物焼き菓子があり、あんこ・カスタード・ピリ辛などから具を選べて、一品ワンコイン前後が目安。歩きながら一つを家族でつまむのにちょうどよいサイズです。

しっかり食べるなら、横丁は名古屋めしの入門コースになります。ひつまぶしは「そのまま」「薬味」「だし茶漬け」の三通りで味わう郷土料理で、ミニうな丼に汁物やゼリーが付くお子様セットを用意する店もあり、大人の一人前を取り分けるのにも向きます。平打ち麺がやわらかく薄味のつゆが上品なきしめんは、麺をすすり慣れていない子でも食べやすい一杯。寒い季節は八丁味噌でぐつぐつ煮込む味噌煮込みうどんを家族のお昼に選ぶのもよいでしょう。食事のあとは城の北に広がる名城公園へ。芝生広場や「子どもの広場」で体を動かせ、園内では軽食やなごやめしも食べられるので、遊びと食事を行き来しながら一日を過ごせます。

芝生でのびのび——公園ピクニックという選択

施設の入園料を気にせず、お弁当を広げてのんびり過ごしたい日には公園が一番です。名古屋には無料で一日遊べる大型公園がそろっています。庄内緑地は約3.5ヘクタールの芝生広場が広がり、夏はじゃぶじゃぶ池や噴水で水遊び、わんぱく広場の遊具も充実。木陰が多いので、ワンタッチテントや敷物を広げてピクニックをする家族でにぎわいます。緑区の大高緑地は約106ヘクタールの広大な公園で、二匹の恐竜すべり台がある恐竜広場、ゴーカートが走る交通公園が子どもに大人気。駐車場が無料なのも家族連れにはありがたいポイントです。

もう一つ、新幹線で着いてすぐ立ち寄れる芝生がノリタケの森。地下鉄東山線「亀島」駅から徒歩約5分、名古屋駅からも歩ける距離で、赤レンガの建物に囲まれた煙突ひろばの芝生は散歩にぴったり。ベビーカーでも移動しやすく、隣接するイオンモール(ノリタケガーデン)でランチや軽食を調達できます。公園での食事は、名古屋ならではのテイクアウト文化が頼りになります。パンやおにぎり、きしめん弁当、惣菜などを買い込んで芝生で広げれば、それだけで立派な家族のごちそう。費用も外食より抑えられ、子どものペースで食べられるのが利点です。

名古屋の家族の食卓——モーニングと取り分けめし

名古屋の家族の食を語るうえで外せないのが、喫茶店のモーニング文化です。週末に親子三代でモーニングに出かける光景はこの地方では珍しくありません。ドリンクを頼むとトーストやゆで卵などが付いてくる「おトク感」が魅力で、子連れでも気兼ねなく長居しやすいのが大きな強み。看板メニューの小倉トーストは栄の喫茶店で生まれたとされ、隣の一宮市で広がったモーニング習慣とともに、名古屋の朝の定番になりました。あんことバターの甘じょっぱさは子どもにも好評で、家族の一日の始まりにぴったりです。

名古屋めしには、実は取り分けやすく子どもが食べやすい料理が多いのも特徴です。やわらかい平打ち麺と薄味つゆのきしめん、三度楽しめるひつまぶし、太麺に胡椒の効いたソースをからめたあんかけスパは、辛さや味を加減してもらえる店もあり、大皿を家族でシェアする食べ方に向きます。なお飲食店は当たり外れもあるので本記事では特定の店名は挙げませんが、麺・丼の昼食はおおむねワンコイン〜千円台前半が相場の目安。子ども用の取り皿やイス、ベビーカー入店の可否は、混雑する週末ほど事前に確認しておくと安心です。

子連れで動くための実用メモ

名古屋の家族おでかけは、移動を地下鉄とあおなみ線に任せるのが基本です。東山動植物園は東山線、名古屋港水族館は名城線、金城ふ頭のリニア・鉄道館とレゴランドはあおなみ線、と路線で覚えておくと計画が立てやすくなります。各駅にエレベーターが整いベビーカーでも動きやすく、土日祝に複数施設を回るなら一日乗車券が割安です。真夏や雨の日は水族館・科学館・鉄道館といった屋内施設を、気候のよい日は動物園や公園を——天気で行き先を入れ替えられるのも、選択肢の多い名古屋ならではです。

遊びの拠点を一つ決め、その近くで取り分けやすい名古屋めしを一品。東山で動物園、港で水族館と観覧車、城下で食べ歩き、芝生でお弁当——そんな名古屋らしい家族の一日を、ぜひ子どもの体力に合わせて描いてみてください。プラネタリウムや人気アトラクションは事前予約や早めの到着が安心です。

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Written by

中村 陽子

クラフトジャーナリスト