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函館の住まい探し完全ガイド|賃貸・購入・空き家活用
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函館の住まい探し完全ガイド|賃貸・購入・空き家活用

函館で暮らしを始めるにあたり、住まい選びは最重要の準備のひとつです。人口約24万人の函館には、海沿いのベイエリアから歴史的建造物が立ち並ぶ元町、再開発が進む五稜郭周辺まで、ライフスタイルに合わせた多彩な選択肢があります。函館空港から市内まで車で約20分、北海道新幹線は新函館北斗駅から約15〜20分というアクセス環境も魅力です。

東京23区と比較すると、同じ予算で2〜3倍の広さの物件に住めるケースも珍しくありません。北海道の中では比較的温暖で、夏の平均気温は22度前後。積雪量も札幌より少ないため、道外からの移住者にとっても暮らしやすい都市として注目されています。本記事では賃貸・購入・空き家活用まで、函館の住まい探しを網羅的に解説します。

賃貸の家賃相場とおすすめエリア

函館市内の賃貸相場は、1LDKで月4万〜6万円、2LDKで5万〜8万円が中心帯です。同規模・同設備の物件と比較すると、ベイエリアや元町周辺はやや高めで、五稜郭エリアや郊外に移ると1〜2万円ほど安くなります。

物件選びで見落としがちなのが光熱費と断熱性能です。函館の冬は最低気温がマイナスになる日もあるため、窓がペアガラスかどうか、断熱等級がいくつかは必ず確認しましょう。都市ガス物件を選ぶと月5,000〜8,000円の節約になるケースもあります。駐車場は月額3,000〜8,000円が相場ですが、1台無料付きの物件も多く存在します。

内見は可能であれば冬に行うのが理想です。暖房の効き具合や窓の結露・隙間風など、夏には気づけない点を実際に確かめられます。初期費用は家賃3〜5ヶ月分が目安ですが、移住支援制度を活用すると補助を受けられる場合もあります。仲介手数料が半額以下の不動産会社も増えているため、複数社に問い合わせて比較することをおすすめします。

住宅購入の相場とローン活用術

新築戸建ては2,500万〜4,500万円、中古住宅(築15〜25年)は1,000万〜2,500万円が目安です。土地は坪10万〜25万円で推移しており、広い庭付きの一戸建てが現実的な価格で手に入ります。

住宅ローンは変動金利0.4〜0.7%が主流ですが、省エネ性能が高い住宅を選ぶとフラット35の金利優遇が適用されます。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様の新築住宅なら、国の補助金が100万円以上になるケースもあります。

中古住宅を購入してリフォームする場合は、フラット35のリフォーム一体型ローンが便利です。購入費とリフォーム費を一本のローンにまとめられるため、資金計画が立てやすくなります。住宅ローン控除(最大年35万円)や不動産取得税の軽減措置など、税制上の優遇措置も忘れずに確認しましょう。

函館は地方都市のため、札幌のような資産価値の急騰は期待しにくいものの、それだけに実需に合った買い方が重要です。将来的に売却や賃貸転用を考えるなら、駅やスーパーへのアクセスが良いエリアを優先しましょう。

空き家バンクとリノベーションの可能性

函館市および北海道の空き家バンクには常時30〜100件以上の物件が登録されており、0〜500万円という格安物件も珍しくありません。リノベーション費用を含めても新築の半額以下で理想の住まいを実現できるケースが多く、移住者の間で注目度が高まっています。100坪以上の土地付き古民家が200万円台で見つかることもあります。

ただし空き家物件には注意点もあります。水回りの凍結歴や屋根・基礎の状態は必ずプロに確認してもらいましょう。建物調査(ホームインスペクション)は5万〜10万円程度で依頼できます。「安い」という理由だけで飛びつかず、修繕費の見積もりを含めたトータルコストで判断することが重要です。

リノベーション補助金は断熱改修・耐震補強・省エネ設備導入を対象に、上限100万〜200万円が設定されているケースが多いです。函館市の担当窓口に相談すると、最新の補助制度を案内してもらえます。また近年はDIY型賃貸(自分でリフォームできる賃貸物件)も増えており、費用を抑えながら自分好みの空間を作る楽しみ方も広がっています。

エリア別の住み心地比較

ベイエリア・西部地区は函館の玄関口で、飲食店や商業施設が集積。家賃は市内最高水準ですが、歩ける生活圏の利便性は格別です。単身者やカップルに向いています。

元町・谷地頭エリア函館山の麓に広がる落ち着いた住宅街です。坂道が多いものの、歴史的建造物と緑に囲まれた環境はファミリー層にも人気。駐車場付き物件を選べば生活しやすいです。

五稜郭・本町エリアは再開発が進む商業・住宅混在エリアで、スーパーや病院へのアクセスが良好です。電停(路面電車)が通っており、車を持たない生活も成り立ちます。子育て世帯やシニア世帯からの人気が高いエリアです。

郊外(亀田・桔梗・戸井方面)は広い一戸建てが多く、車があれば快適に暮らせます。市内より地価が低いため、購入や広い賃貸を探すならこのエリアが候補になります。ただし冬の除雪状況や通勤時間は事前に確認しておきましょう。

引越し手続きと移住支援の活用

函館への転入手続きは「転出届(旧住所の市区町村)→引越し→転入届(函館市役所、14日以内)」の流れが基本です。転入届と同時に、国民健康保険・国民年金・マイナンバーカードの住所変更も行えます。車を持っている場合は、免許証の住所変更・車庫証明・ナンバープレートの変更も忘れずに手続きしましょう。

水道・電気・ガスの申込はいずれもWeb手続きが可能です。引越しの1週間前までに手続きを済ませておくとスムーズです。

函館市北海道では、移住者向けの家賃補助・引越し費用補助・就業支援などの制度が整備されています。条件は年度ごとに変わるため、函館市の移住・定住支援窓口(ふるさと回帰支援センターでも相談可)に早めに問い合わせることをおすすめします。

引越し費用を抑えたい場合は、繁忙期(2〜4月・9月)を避け、1月・6月・11月の閑散期を狙うと繁忙期の半額程度になることもあります。

住まい選びで失敗しないためのポイント

函館での住まい探しで最も大切なのは「焦らないこと」です。特に道外からの移住者は、まずマンスリーマンション(月5万〜10万円)で3〜6ヶ月生活し、土地勘を養ってから本格的な物件探しを始めるのがベストです。冬の生活を体験しないまま物件を決めてしまうと、暖房費や除雪の大変さに後悔するケースがあります。

物件探しの際は、地元の不動産会社3社以上に相談して比較検討しましょう。断熱性能・除雪体制・暖房設備(灯油かガスか)の確認は北海道物件ならではの必須チェック項目です。

住まいは暮らしの基盤です。「安さ」だけでなく、「冬を含めた年間の生活費」「通勤・通学の動線」「医療・商業施設へのアクセス」を総合的に判断し、時間をかけて納得のいく一件を見つけてください。函館での新しい暮らしが、充実したものになることを願っています。

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Written by

藤田 ゆかり

子育て移住アドバイザー

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