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仙台のヘルシーグルメ|宮城県の食で体を整える
ヘルスケア
11分で読める

仙台のヘルシーグルメ|宮城県の食で体を整える

旅先の食事は、つい名物の肉料理や甘いものに偏りがちです。けれども仙台と宮城の郷土料理には、野菜をたっぷり使う汁物や漬物、三陸の海の幸、大豆を使った料理など、食卓のバランスを整えやすいものが数多くあります。この記事では、農林水産省の「食事バランスガイド」と郷土料理データベースをもとに、仙台で体をいたわる食事を組み立てるためのヒントを紹介します。なお、特定の食品で病気が治ったり予防できたりするわけではありません。持病があり食事の指導を受けている方は、その指導に従ってください。

食事のバランスを考える目安

何をどれだけ食べるかの目安として参考になるのが、農林水産省と厚生労働省が2005年に決定した「食事バランスガイド」です。1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかを、コマのイラストで示したもので、料理を主食・副菜・主菜・牛乳乳製品・果物の区分に分けて考えます。健康な人の健康づくりを目的としたもので、糖尿病や高血圧などで医師や管理栄養士から食事指導を受けている人はその指導に従うよう書かれています(出典: 農林水産省「食事バランスガイド」について)。

旅行中の外食では、主食と主菜に偏りやすく、野菜を中心とした副菜が不足しがちです。仙台で食事を選ぶときは、副菜になる郷土料理を1品加えることを意識すると組み立てやすくなります。

野菜をとりやすい宮城の郷土料理

  • はっと汁: 小麦粉を練って薄くのばした「はっと」を、季節の野菜やきのこと一緒に煮た汁物です。県北の登米地方などで食べられてきた料理で、年貢の米を納めたあとの農民が小麦粉で工夫したのが始まりとも、領主がハレの日以外に食べることを「法度」にしたのが名の由来ともいわれます。だしはカツオ節や煮干し、具は季節の野菜やきのこ、鶏や豚など家庭ごとに異なり、今も地域の行事でふるまわれます(出典: 農林水産省「うちの郷土料理」はっと汁)
  • 仙台白菜の漬物: 宮城県は大正時代に「松島白菜」が生まれ、白菜の大産地になりました。中身が白くやわらかい松島系の白菜は「仙台白菜」の名で全国に流通し、東日本大震災後には塩害に比較的強いことから生産が復活しています。霜が降りる11月中旬が旬です(出典: 農林水産省「うちの郷土料理」仙台白菜の漬物)

漬物は塩分が気になる場合もあるので、量を控えめにして、汁物や煮物と組み合わせるとよいでしょう。

三陸の海の幸と大豆の料理

主菜には、三陸の魚介を取り入れるのもひとつの方法です。宮城県の沿岸部では、初夏から盛夏にかけて旬を迎えるホヤが、刺身や酢の物、天ぷらなどで食べられています。鮮度が落ちると独特のにおいが出やすいため、産地で新鮮なものを味わうのがおすすめとされています(出典: 農林水産省「うちの郷土料理」ホヤの酢の物)。酢の物なら、きゅうりやみょうがなど野菜も一緒にとれます。

大豆を使った料理では、ゆでた枝豆をすりつぶした「ずんだ」が宮城の代表的な味です。ずんだ餅は甘い菓子なので食べすぎには注意が必要ですが、枝豆は未成熟の大豆であり、郷土の食文化として一度は味わっておきたい一品です(出典: 農林水産省「うちの郷土料理」ずんだ餅)。

仙台での食事を組み立てるコツ

  1. 牛たん定食など主菜中心の食事の日は、別の食事で野菜の汁物や漬物を加える
  2. 夏は旬のホヤの酢の物など、魚と野菜を一緒にとれる料理を選ぶ
  3. 甘いものは量を決めて、郷土の菓子を少しずつ味わう

宮城の食材の旬を知りたい方は、仙台・宮城の旬カレンダーも参考にしてください。旬の野菜や魚を選ぶことが、旅先でも無理なくバランスのよい食事につながります。

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Written by

小林 拓也

アウトドアガイド

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