
和料理 はな甚
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川越の蔵造りの街並みで知られる「小江戸」の中心部に、開業36年を誇る懐石・和料理の名店がある。天然素材へのこだわりとすべて手作りという揺るぎない姿勢が、口コミとご紹介を通じて根強いファンをつなぎ止め、特別な日の食卓として長く愛され続けている一軒だ。
36年の暖簾が語る、川越の老舗懐石
和料理 はな甚は、平成2年(1990年)10月4日に埼玉県川越市で創業した懐石・日本料理の専門店だ。代表取締役の立花義春氏が厨房に立ち続けて36年。「天然にこだわり、すべて自分で作る」という開業時からの信念は、今も微塵も変わっていない。
川越といえば江戸時代の面影を残す蔵造りの街並みや菓子屋横丁が有名な観光地として知られるが、地元の人々が「特別な日に行きたい店」として真っ先に挙げるのがこのはな甚だ。接待や家族の節目、法事など人生の大切な場面ごとに訪れる常連客も多く、「皆様とのご縁を大切に」という女将の言葉通り、ご紹介でつながる新たな出会いが今も続いている。
夜明け前から始まる、天然素材へのこだわり
はな甚の料理の根幹を支えるのは、素材の鮮度と徹底した手仕事だ。親方は毎朝4時に起きて市場へ出向き、その日に使う天然の魚介を自ら目利きして仕入れる。長年の市場経験から培われた眼力で選ばれるのは、天然本マグロ・スズキ・タイラ貝・ダルマイカ・天然鯛・甘エビ・アオリイカなど、養殖や冷凍品を一切使わない旬の素材ばかりだ。
コースメニューは月替わりで構成され、季節の移ろいがそのまま皿に映し出される。春は蓮根まんじゅうの煮物椀に天然生マグロや天然鯛、甘エビが添えられ、夏には鱧と枝豆のすり流しや子芋の含め煮、穴子の煮こごりが涼やかに登場する。秋のコースでは前菜に親子村雨玉子や豆腐の味噌漬けが並び、デザートには自家製の栗ようかんが供される。仕入れから調理、デザートの最後の一品まで、すべてが店内での手作りだ。どの季節に訪れても、その時期にしか味わえない一皿との出会いがある。これが月替わりコースを何度も楽しみたくなる理由でもある。
全室掘りごたつ個室——誰にも気兼ねしない空間
店内は全6室、すべてが掘りごたつ仕様の完全個室で構成されている。最大35名の宴会に対応できるほか、20〜30名での貸し切り利用も可能だ。なかでも人気の特別室は2部屋続きになっており、5名から12名まで広々と使える設えとなっている。
完全個室のよさは、他の席を一切気にせず過ごせることに尽きる。接待の席では込み入った商談も安心してできるし、家族の祝い事では笑い声が上がっても周囲への遠慮が不要だ。法事では静かに故人を偲ぶ時間をゆったりと持てる。冬場は掘りごたつの温もりが足元から体を包み、季節の料理をいっそう引き立ててくれる。個室という環境と季節の懐石が重なることで、場の格がひとつ上がる——それがはな甚が「特別な日に選ばれる店」であり続ける理由のひとつだ。
女将のおもてなしが場を整える、接待・お顔合わせ・ご法事
はな甚の大きな魅力のひとつが、女将による丁寧な事前打ち合わせだ。ネット予約後は必ず電話でのやり取りに移り、人数・目的・当日の流れ・駐車場の利用有無まで細かく確認したうえで予約を確定する。メールではなく声で詳細をすり合わせることで、行き違いをなくし、当日の準備を万全に整える。
接待の席では、ゲストの好みや会の目的を事前に共有することで、席の設えから料理を出すタイミングまで細かく調整する。女将の言葉を借りれば「接待成功の6〜7割はホストご担当者様の力量、残りの3〜4割は店側がいかにお役に立てるか」——チームワークで臨む姿勢が、長年にわたり法人客からの厚い信頼を得てきた理由だ。
お顔合わせの席では、緊張しがちな新郎・両家の親に向けて宴の流れを丁寧に説明し、自然な笑顔が生まれる場づくりを心がける。法事の際はメモリアルホールを出発するタイミングで一報をもらい、到着次第すぐに着席・食事へ移れるよう手配するという細やかな配慮もある。こうした目配りの積み重ねが、何度も足を運びたいと思わせる店の底力だ。
コース内容と価格帯
懐石コースはスタンダードなものが7,480円(税込)から、上位コースが9,350円(税込)程度が目安となっている。団体向けには「飲み放題スペシャル寿司コース」(11,000円税込)が設定されており、道灌(日本酒)・黒霧島(ボトル)・赤白ワイン・ウーロン茶・オレンジジュースの2時間飲み放題が付く。歓送迎会や忘年会、暑気払いなど、盛り上がりを求める席にも対応できる充実した内容だ。
ランチは土日・祝日(火曜を除く)の11:00〜16:00に営業しており、お顔合わせや長寿のお祝いなどで土日ランチの予約が特に集中する。夜の営業は17:30〜21:30で、20時以降の来店は事前に相談が必要だ。すべて完全予約制のため、当日の飛び込み来店には対応していない点は注意しておきたい。
アクセスと周辺の川越観光
住所は埼玉県川越市中原町2-12-23。東武東上線「川越市駅」と西武新宿線「本川越駅」のどちらからも徒歩約2分という好立地で、電車でのアクセスが非常に便利だ。専用駐車場は現在利用できないが、近隣のコインパーキングを利用した場合、人数に応じて駐車場代の補助として500円が提供される。定休日は月曜・火曜だが、祝日が月曜にあたる場合は予約制で営業する。予約・問い合わせは電話(049-226-4116)で受け付けている。
はな甚の周辺には、重要伝統的建造物群保存地区に指定された蔵造りの街並みや「時の鐘」など川越を代表する観光スポットが徒歩圏内に点在する。菓子屋横丁や川越城本丸御殿も近く、食事の前後に川越の歴史的な街並み散策を組み合わせるプランも組みやすい。「特別な日に行きたいお店」として36年間選ばれ続けてきた暖簾を、ぜひ一度くぐってみてほしい。
アクセス
東武東上線 川越市駅・西武新宿線 本川越駅より徒歩2分
営業時間
【昼】11:00~16:00(土日祝、除く火曜)【夜】17:30~21:30 定休日: 月曜・火曜(祝日の月曜は営業)
料金目安
¥7,480~¥11,000(コース料理) 例:懐石C ¥9,350、飲み放題スペシャル寿司コース ¥11,000
店舗詳細
- 価格帯
- $$$
- 個室
- あり
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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