
宇佐神宮宝物館
GALLERY
宇佐神宮宝物館は、八幡総本宮として知られる宇佐神宮に併設された文化施設です。国宝をはじめとする数百点の文化財を一堂に収蔵・展示しており、宇佐の地が育んだ八幡信仰の深さと歴史の厚みを、実物の資料を通じて体感できます。
創設の経緯
昭和60年(1985年)10月6日、宇佐神宮は第253回の勅使奉幣大祭を斎行するにあたり、その記念事業として宝物館と参集殿を建設しました。「八幡文化の秘宝を一堂に集めた殿堂」として開設されて以来、宇佐神宮ゆかりの国指定文化財・県指定文化財等を広く公開し続けています。
館内最大の見どころ——国宝「孔雀文磬」
宝物館を訪れるなら、まず国宝に指定された「孔雀文磬(くじゃくもんけい)」一面を見ておきたいところです。当館の収蔵品の中でも最高峰に位置づけられるこの一面は、八幡文化の精華を凝縮した存在として来館者を迎えます。
国指定重要文化財の充実した顔ぶれ
国指定重要文化財としては「銅鐘」「白鞘入剣」「若宮木造神像(五躯)」が挙げられます。若宮木造神像は計五躯からなり、宇佐における神像彫刻の水準を今に伝える貴重な遺品です。また「宇佐宮神領大鏡(一巻)」「宇佐神宮造営図(三幅)」「豊前国宇佐宮絵図(一幅)」といった絵図・文書類は、神領の広がりや社殿の構成を視覚的に記録した史料であり、古代から中世にかけての宇佐宮の繁栄ぶりと信仰の広がりを物語ります。
県指定文化財——祭祀と芸能の記憶
県指定有形文化財にも見応えのある資料が揃っています。「八幡宇佐宮御託宣集(十六巻)」は神託の記録を集成した文献史料であり、「宇佐神宮神能明覧(三巻)」「宇佐宮御祓会絵図(一巻)」とともに、宇佐神宮における祭祀・芸能の実態を伝える一次資料として高い価値を持ちます。「舞楽面——陵王・納曽利(二面)」は宗教芸能と宇佐の結びつきを示し、「神輿附襖絵(二枚)」「木像金剛力士立像(二躯)」は宗教美術として見応え十分な作品です。これらに加え、太刀・絵図等22点も収蔵されており、多角的な視点から宇佐の歴史文化を学べる展示構成となっています。
訪問ガイド
開館時間は10時から15時まで、月曜日・火曜日が定休日です。展示替えに伴う臨時休館も設けられているため、訪問前に確認しておくと安心です。
入館料は通常展で大人300円、中・高校生200円、小学生100円。特別展示時は大人(大学生以上)400円、小学生以上200円、未就学児無料となっています。30人以上の団体には割引料金が適用されます。国宝や数多くの重要文化財を間近で鑑賞できる内容としては手頃な価格設定であり、宇佐神宮の境内参拝とあわせて立ち寄る価値は十分にあります。
アクセス
JR日豊本線宇佐駅から徒歩約15分
営業時間
10:00~15:00、定休日: 月・火曜日
料金目安
大人(大学生以上)400円、小学生以上200円、未就学生無料
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