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浮島神社
※写真はイメージです。

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熊本県上益城郡嘉島町に鎮座する浮島神社は、1001年(長保三年)の創建から千年以上の歴史を持つ古社です。日本の国土と数多の神々を生み出した夫婦神・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)を御祭神とし、「浮島さんがなんでんよかごつしてやんなはる」という言葉が地域に伝え受け継がれてきた、人々の暮らしに根ざした聖域です。

千年に語り継がれる「浮島」の由緒

平安時代後期、のちに初代神主となる井王家当主のもとに御祭神からお告げが降りました。「屋敷の北側を掘れ」という託宣に従ったところ、黄金色の兜そっくりの岩が現れ、清らかな水が吹き出したといいます。これが境内を満たす湧水池の始まりとされ、五穀豊穣の源として大切にされてきました。

『肥後国誌』にも「社地島ノ如ク四辺ニ水アリ至テ清潔ナリ(中略)洪水溢レテ近境ヲ浸セトモ水此社地ヲ不浸故ニ里俗呼テ浮島ナリト称ス」と記されており、周辺が水害に見舞われても境内だけは水没しなかったことが「浮島」の名の由来です。池の上に浮かぶように建つ社殿は「不沈」の縁起として今も崇敬を集めています。

日々13万トンを湧き出す湧水池

境内を囲む湧水池は、1日あたりプール約300杯分にあたる13万トンもの水が絶え間なく湧き出す清流の地です。水辺の静謐な杜は訪れる者の心を和らげ、喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間となっています。池には黄金色の蛇が泳ぐ姿も知られており、創建の伝説とともに神聖な場の象徴として語り継がれています。

夫婦神がもたらす多彩な御利益

日本という国そのものを「産んだ」夫婦神を祀ることから、安産祈願・子宝祈願は浮島神社の中心的な御利益です。戌の日には新たな命の誕生を待ち望む参拝者が訪れ、神職一同が心を込めて祈祷を修めます。夫婦円満・縁結びをはじめ、禊ぎ祓いの厄祓い、七五三、車や家のお祓い、交通安全など、人生の節目ごとの御祈願に広く対応しています。

授与品には桐箱入りの「安産」お守り、縁結び、うき守り、厄祓い御守、御札、御朱印などがあり、「御霊入れ」の神事を経て一つひとつ丁寧に頒布されています。

全国から注目される自転車守り

浮島神社の特色あるお守りのひとつが「自転車守り」です。十数年前、参拝したサイクリストからの「自転車乗りのための専用お守りを作ってほしい」という声をきっかけに誕生しました。その独自性が評価され、八重洲出版が発行する歴史ある自転車専門誌『サイクルスポーツ』にも掲載されるなど、全国のサイクリストの間にも広く知られる存在となっています。

再建へ向けた歩み

令和8年7月に発生した熊本地震により、境内では石灯籠の倒壊や社殿内の損傷など複数の被害が生じました。同神社にとって二度目の大きな被災となりましたが、倒れなかった鳥居の土台を活かした檜による社殿再生を目指し、クラウドファンディングによる再建プロジェクトが立ち上げられています。千年以上の歴史をもつこの聖地が、地域とともに新たな姿で蘇ることへの思いが込められています。

アクセス

駐車場あり。最寄駅等の記載なし。

営業時間

授与所 9:00〜16:00

料金目安

無料

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