
Trèsonnier
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富山の自然と人への深い敬愛を皿の上に表現する、リバーリトリート雅樂倶のフレンチレストラン「Trésonnier(トレゾニエ)」。地産地消を超えた「ファーム・トゥ・テーブル」の哲学が息づく、北陸屈指の美食体験がここにあります。
「シェフが惚れ込んだ、富山の自然と人」——コンセプトと料理の哲学
リバーリトリート雅樂倶の敷地内に構えるTrésonnierは、富山市の自然豊かな環境に溶け込むフレンチレストランです。2020年にシェフ田中逸平が就任し、「シェフが惚れ込んだ、富山の自然と人」というコンセプトのもと、この土地だからこそ生まれる創作フレンチを提供しています。
田中シェフは1985年大阪生まれ。10代後半にフレンチの道を志し、2010年にリバーリトリート雅樂倶内のフレンチレストランの立ち上げに携わるため富山へ。その後、京都のフレンチレストランでの修業を経て著名なレストラン「レヴォ」のスーシェフに就任し、2020年にTrésonnierのシェフへと就任しました。富山への深い愛着と豊かな経験を持つシェフが、日々真剣に食材と向き合っています。
「毎日が宝探しのようだ」とシェフが語るように、富山湾の魚、自家農園の野菜、山の山菜ときのこ、清流の川魚——これらすべての食材がTrésonnierの料理を形作ります。季節ごとに表情を変えるコース料理は、富山という土地の物語を語る生きたドキュメンタリーともいえるでしょう。富山の自然と人の「小さな物語」が、このレストランの大きな役割を担っています。
新湊漁港から直送——富山湾の「きときと」の魚
Trésonnierの料理において、富山湾の魚介類はまさに主役のひとつです。シェフが富山に惚れ込んだ理由として真っ先に挙げるのが「きときと(新鮮)の魚」。田中シェフ自ら新湊漁港へ足を運び、その日の水揚げを直接目利きして仕入れるというこだわりを貫いています。
深海から浅瀬まで変化に富む海底地形を持つ富山湾には、多彩な魚種が豊富に集まります。季節によって次々と顔ぶれが変わる鮮魚を、フレンチの技法と繊細な感性で表現した料理は、まさに富山湾の恵みそのもの。この光景は富山ならではの魅力だとシェフは語ります。漁港からシェフの手まで直接つながる流通ルートが、食材の鮮度と品質を最大限に保証し、それがそのまま皿の上の感動へと変換されていきます。
命を循環させる自家農園「Trésonnier Farm」
Trésonnierのもうひとつの大きな特徴が、ホテル敷地内に設けられた自家農園「Trésonnier Farm」の存在です。農薬も化学肥料も一切使用せず、年間30種類以上の野菜を育てるこのファームは、レストランの哲学そのものを体現しています。
特筆すべきは、その土壌の作り方です。厨房で出た魚の内臓や、鶏・魚の出汁を取ったガラなどを活用し、みずから肥沃な土を作り上げるところからファームの営みは始まります。「自然からいただく命を残すことなく利活用する」という信念が、完全な循環型農業として実践されているのです。厨房から生まれた栄養が土へと還り、その土から育った野菜が再び料理へと戻ってくるサイクルは、食の本質的な誠実さを静かに、しかし力強く体現しています。
専属ハンターが届ける山の恵み、清流が育む川の幸
富山の食の豊かさは海だけにとどまりません。春から初夏にかけては山菜の季節。Trésonnierには「専属の山菜ハンター」が存在し、山を熟知した大ベテランが富山の山奥へ分け入り、天然山菜を採取してきます。時にはシェフも同行して山の奥深くへと足を踏み入れるほどの、本気の食材探求です。秋冬には天然のきのこ類が食卓を彩り、北陸の山の深さと豊かさを料理から感じることができます。これらの山の食材は「一級品」とシェフが言い切るほどの品質を誇ります。
川の恵みも特別です。鮎、鯰(なまず)、モクズガニ、すっぽんなど、富山の澄んだ清流ならではの食材が料理に登場します。シェフは地元の方々とともに川に入り、自然の仕組みを学びながら食材と向き合い続けています。恵みをいただく一方で、その自然環境を守り次世代へ残していくことを使命として捉えている姿勢に、Trésonnierという場所の誠実さが滲み出ています。
陶芸作家との協働が生む「器」のこだわり
Trésonnierが提供するのは、味覚だけの体験ではありません。料理を盛り付ける器もまた、このレストランを語るうえで欠かせない要素です。器はすべて、各地の陶芸作家と協働して制作したオリジナル作品。作家ひとりひとりとの丁寧なやりとりを通じて生まれた器は、それぞれ独自の表情と質感を持ち、料理の世界観をさらに豊かに引き立てます。
テーブルに並ぶ一枚一枚が、コース料理とともに視覚的な物語を紡いでいきます。手に取ったときの重さや肌触り、釉薬の輝き、造形の美しさ——五感で楽しめる体験がコース全体を通じて用意されています。リバーリトリート雅樂倶という自然豊かなリゾートホテルに身を置きながら、こだわりの器で富山の食材と向き合う時間は、特別な記憶として長く心に刻まれることでしょう。
予約・アクセスと周辺観光情報
Trésonnierはリバーリトリート雅樂倶内のレストランです。コース料理を中心とした構成のため、事前のご予約が強くおすすめです。ご予約・お問い合わせは電話(076-467-5550)にてお受けしています。
リバーリトリート雅樂倶は富山市内に位置し、北陸新幹線「富山駅」を起点にアクセスできます。周辺には雄大な立山連峰の景観が広がり、立山黒部アルペンルートへの拠点としても知られるエリアです。富山市内には富山城址公園や富山市ガラス美術館なども点在しており、北陸観光とあわせてTrésonnierでの特別なディナーを旅程に組み込む訪問者も多くいます。
記念日や大切な方とのディナー、富山旅行のハイライトとして——富山の自然と人の物語が凝縮された一皿を味わいに、ぜひ足を運んでみてください。
アクセス
富山市春日56-2
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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