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キッザニア東京

キッザニア東京

Photo: Souka Kinmei / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
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キッズ体験・アクティビティ東京都江東区豊洲

豊洲の海沿いに広がる複合商業施設「ららぽーと豊洲」の中に、子どもたちが主役のリアルな街がある。キッザニア東京は、約100種類の職業体験ができる子ども向けテーマパークとして2006年のオープン以来、国内外のファミリーに愛され続ける唯一無二の施設だ。ただ遊ぶだけでなく、社会の仕組みを体で学べる体験型教育施設としても高く評価されている。

キッザニアとはどんな場所?

キッザニア(KidZania)は、子どもたちが「自分がやりたい仕事」を本格的に体験できる、都市をモデルにしたテーマパークだ。施設内には実際の街並みを約3分の2スケールで再現したパビリオンが立ち並び、消防署、病院、航空会社、パン屋、テレビ局、銀行など、リアルな職場環境が広がっている。

子どもたちは来場するとまず「市民」として街に迎えられ、それぞれの職業パビリオンを訪れて仕事に就く。制服を着て、実際の道具を使い、プロのスタッフ(インストラクター)の指導のもとで業務をこなす体験は、ただのごっこ遊びとはまったく異なる本格感がある。3歳から15歳を対象としており、小さな子どもでも楽しめる内容から、小学校高学年が本気で取り組めるような高度な作業まで、幅広いアクティビティが用意されている。

メキシコ発の教育テーマパーク、日本へ

キッザニアが誕生したのは1999年、メキシコシティのことだ。創業者のハビエル・ロペス・アンカナが「子どもたちが職業を体験しながら社会の仕組みを学べる場所を作りたい」という理念のもと設立したこの施設は、瞬く間に世界的な人気を博し、現在では中東、アジア、欧州など世界各地に展開している。

日本には2006年10月にキッザニア東京が初上陸した。ホームとなったのは、東京湾岸エリアの再開発によって誕生した豊洲の「ららぽーと豊洲」内。2009年には甲子園にも2号店がオープンし、現在は国内2施設が多くの家族連れを受け入れている。

企業がスポンサーとなってパビリオンを運営する仕組みはキッザニア独自のモデルであり、各企業は実際のブランドロゴや商品、制服を提供している。そのため、子どもたちは「本物」に限りなく近い環境で職業体験ができるというわけだ。航空会社のパビリオンでは実際の航空会社のコスチュームで機内サービスを体験し、食品メーカーのパビリオンでは本物の材料を使って商品を製造するといった具合に、リアリティへのこだわりが随所に感じられる。

約100種類の職業体験、その魅力

キッザニア東京で体験できるアクティビティは約100種類にのぼる。人気の高い職業をいくつか紹介しよう。

消防士は小さな子どもから絶大な人気を誇る定番体験だ。消防士の制服に身を包み、消火ホースを持って「火事現場」へ向かう一連のアクションは、見ている大人も思わず笑顔になる迫力がある。

パイロット・フライトアテンダントは、航空会社スポンサーのパビリオンで体験できる高人気コース。コックピットで操縦桿を握ったり、機内アナウンスの練習をしたりと、航空の世界をリアルに感じられる内容だ。

医師・看護師のパビリオンでは、患者役のスタッフに対して診察や処置を行う体験が可能。医療ドラマさながらの緊張感と達成感が子どもたちに大きな印象を残す。

パティシエ・ベーカリーは特に女の子に人気が高い。本物のオーブンを使ってクッキーやパンを焼き、完成品はお土産として持ち帰れることも喜ばれるポイントだ。

このほかにも、テレビキャスターやカメラマン、建築士、ゲームクリエイター、警察官、銀行員、スタイリストなど、現代社会のあらゆる職種が網羅されている。子どもが「なりたい職業」を事前にリサーチして臨む親子も多く、キャリア教育の観点からも注目されている施設だ。

専用通貨「キッゾ」で学ぶ社会の仕組み

キッザニアの体験をより深いものにしているのが、施設内専用通貨「キッゾ(KidZos)」の存在だ。子どもたちは職業体験をすることで報酬としてキッゾを受け取り、そのキッゾを使って施設内の商店で買い物をしたり、アクティビティ料金を支払ったりすることができる。

来場時には初期キッゾが配布されるが、体験を重ねるほどキッゾが増えていく仕組みになっている。また、施設内にある銀行に口座を開設してキッゾを預金することもでき、次回の来館時にも残高を持ち越すことが可能だ。

「働いてお金を稼ぎ、稼いだお金を使う」というシンプルながらも本質的な経済活動を子どもたちが体験できるこの仕組みは、学校教育では得られないリアルな金融リテラシーの入口として、保護者からの評価も高い。遊びの中で「なぜお金が必要なのか」「どうすれば目当てのものを買えるか」を子ども自身が考えるきっかけになるという点で、教育的価値の非常に高い施設といえる。

訪問前に知っておくべきこと

キッザニア東京を最大限楽しむためには、いくつかの点を事前に押さえておくと安心だ。

入場時間帯は2部制となっており、第1部(午前9時〜午後3時)と第2部(午後4時〜午後9時)に分かれている。週末や長期休暇シーズンは非常に混雑するため、人気アクティビティは開場直後から順番が埋まってしまうことも珍しくない。オンラインでの事前予約を活用し、当日は開場前から並ぶ気持ちで臨むのが賢明だ。

対象年齢は3歳から15歳。16歳以上は原則入場できないため、きょうだいの年齢差が大きい家庭は注意が必要だ。子どものみでパビリオンに入る体験型施設のため、保護者は施設内を自由に移動しながら子どもを見守るスタイルとなる。大人専用のカフェや休憩スペースも充実しているので、待ち時間も快適に過ごせる。

服装は動きやすいものがおすすめ。多くのパビリオンで施設側の制服を貸し出してくれるが、着替えやすいシンプルな服装で来場すると体験がスムーズだ。

アクセスと豊洲エリアの魅力

キッザニア東京へのアクセスは非常に便利だ。ゆりかもめ「豊洲駅」から徒歩約3分、東京メトロ有楽町線「豊洲駅」からも徒歩約7分で到着できる。車でのアクセスも可能で、ららぽーと豊洲の駐車場(有料)を利用できる。

キッザニア東京が入居する「ららぽーと豊洲」は、飲食店やショッピングモール、シネコンなども揃う大型複合施設。キッザニアの体験が終わったあとも、家族で夕食を楽しんだり、買い物に立ち寄ったりと一日を余すことなく満喫できる。

また、豊洲エリアは東京湾岸の再開発によって近年急成長を続けているエリアだ。近隣には「チームラボプラネッツ TOKYO」や「豊洲市場」なども位置しており、キッザニアと組み合わせた一泊旅行プランを組む家族も増えている。東京観光を計画するファミリーにとって、豊洲は外せないエリアのひとつとなっている。

子どもたちが目を輝かせながら夢中になって仕事をこなし、誇らしそうにキッゾを受け取る姿は、訪れた大人の心をも動かす。キッザニア東京は、単なる娯楽施設を超えた、子どもの成長を後押しする特別な場所だ。

アクセス

ゆりかもめ豊洲駅から徒歩8分

営業時間

第1部 9:00〜15:00 / 第2部 16:00〜21:00

料金目安

¥3,500〜¥6,500

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