
農家民宿 たつこの掌
GALLERY
鳥取県琴浦町の山間部、「立子谷(たつこだに)」と呼ばれる農村地帯に、築130余年の茅葺き古民家をそのまま宿にした「農家民宿 たつこの掌」があります。2018年に国の登録有形文化財に認定された「金平家住宅」を舞台に、2020年3月に開業。地域の非営利団体「NPO法人 琴浦立子谷ふるさとプロジェクト」が、この伝統建築を未来へ受け継ぐための拠点として運営しています。
伯耆の伝統建築に泊まる
この宿の最大の個性は、現在も生きた建物として機能する茅葺き屋根にあります。現地で自然生育する茅を手刈りして乾燥させ、葺き替えを施した屋根は、伯耆(旧国名:現在の鳥取県中西部)の建築様式・技術・材料を駆使して作られており、断熱性・遮音性・通気性・吸音性に優れています。季節の変化を体でじかに感じながら里山の空気に包まれる体験は、現代の旅行では容易に得られないものです。
古材と土間が息づく室内空間
床には2019年のワークショップで参加者とともに仕上げた「三和土(たたき)」の土間が残り、古民家の古材を再利用したテーブルや長椅子を備えた食堂兼交流スペースが来訪者を迎えます。天井には北欧発祥の装飾「ヒンメリ」が間接照明として飾られ、使い込まれた国産木材の色調・陰影・木目が落ち着いた趣を醸し出しています。
和室と薪風呂でくつろぐ
宿泊室はい草の香りが漂う8畳和室が2部屋。共有スペースも純和室で統一されており、古民家の空気感のなかで非日常の一夜を過ごせます。浴室は薪で湯を沸かすスタイルで、現代的な設備では味わえない温もりがあります。大山を望める緑豊かな庭園に面した縁側では、晴れた日に心地よい風と日差しを感じながらゆっくりと過ごすことができます。Wi-Fiと駐車場も整備されています。
季節ごとの農村体験プログラム
宿泊と組み合わせられる体験プログラムも「たつこの掌」ならではの魅力です。豆腐作り、餅つき、果物収穫など、季節によって内容が変わるアクティビティが用意されており、この地の自然のリズムに沿った体験ができます。地場の採れたて食材を用いた調理体験のほか、近隣スポットをガイドとともに巡ることも可能で、里山の食と景観を多角的に楽しめます。
地域文化をつなぐ思いが根底に
住人・金平氏の「農家民宿をきっかけに様々な人が気軽に集まり、日本の文化や伝統の素晴らしさを再認識できる場所にしたい」という思いがこの宿の原点です。2019年4月に設立されたNPO法人が中心となり、農村景観のシンボルでもあった金平家住宅を都市と農村の交流拠点として活用し続けています。鳥取の伝統建築と農村の暮らしを同時に体感できる場として、唯一無二の存在感を放っています。
アクセス
JR山陰本線「赤碕駅」からタクシーで約5分 お車:米子・倉吉から約40分、鳥取から約60分(山陰道琴浦船上山IC下車約5分)
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店舗詳細
- Wi-Fi
- あり
- 対応言語
- 日本語
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