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高田本山 専修寺

高田本山 専修寺

※写真はイメージです。

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三重県津市に広がる高田本山 専修寺は、全国に600余ヶ寺を擁する真宗高田派の中心道場です。開山・親鸞聖人のみ教えをまっすぐに受け継ぎ、聖人のご遺骨を守る御廟を境内に抱えるこの寺院は、単なる観光地にとどまらず、今も生きた信仰の場として多くの参拝者を迎えています。三重県下で初めて国宝に指定された建造物を持つ境内は、歴史的な重みと静謐な美しさが共存する空間です。

三重初の国宝建造物――御影堂と如来堂

境内で最初に目に飛び込んでくるのが、700畳を超える広大な内陣を持つ国宝・御影堂です。これほどの規模を実現したのは「より多くの者へ仏のみ教えを伝えたい」という願いからであり、堂内に一歩入ると、その空間の荘厳さが参拝者を静かに包みます。隣接する国宝・如来堂もまた本山を代表する重要な伽藍のひとつで、現在は桟唐戸の修復工事が進められており、文化財を後世へ伝える取り組みが続いています。三重県下初の国宝建造物という称号は伊達ではなく、並び立つ二棟の国宝は訪れた人に日本の木造建築の底力を実感させてくれます。

親鸞聖人の御廟と「お念仏」の教え

専修寺が他の真宗寺院と一線を画す最大の理由が、境内の御廟に親鸞聖人のご遺骨が安置されているという事実です。開山の遺徳をまっすぐに受け継ぎ、「阿弥陀如来はあらゆる者を浄土に救うという大きな誓いを立て、われら凡夫にはその誓いを信じてお念仏を申すことが浄土に生まれる因となる」という教えを、本山は今日も丁寧に伝え続けています。御廟に手を合わせることは、歴史書の中の人物としてではなく、生きた信仰の始祖として親鸞聖人と向き合う体験であり、参拝者に静かな精神的充足をもたらします。

浄土に咲く蓮と雲幽園の庭

「お浄土に咲く花」として知られる蓮が境内に広がる夏は、専修寺がとりわけ多くの人を引きつける季節です。毎年「蓮まつり ~境内を彩る浄土の光~」として開催されるこのイベントは、令和8年も変わらず予定されており、蓮の開花に合わせて境内全体が柔らかな光に包まれます。また、雲幽園と呼ばれる庭園では期間限定の定時ガイドツアーが実施されており、普段とは異なる視点から境内の奥深さを体感できます。写真映えする景観としても知られ、SNSを通じて季節ごとの美しさが広く発信されています。

年間を彩る文化行事

信仰と文化が交差する場として、専修寺では一年を通じてさまざまな催しが開かれます。令和8年には「第100回記念 仏教文化講座特別展観『Dr.堯猷』」が2026年7月24日から9月27日にかけて開催予定で、仏教文化への理解を深める貴重な機会となります。また、大涅槃図の公開や竹あかり・デジタルアートナイトといった視覚的なイベントも催され、仏教に初めて触れる人から信仰を持つ参拝者まで、幅広い層が境内を訪れるきっかけとなっています。国宝の建造物を背景に広がる多彩な行事は、単なる寺院見学を超えた体験を約束してくれます。

アクセス

三重県津市一身田町2819

営業時間

山門:6:00~17:00、御影堂・如来堂:6:00~15:30

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