おかげ横丁のお土産ショッピング
伊勢神宮内宮のおはらい町通りに位置するおかげ横丁は、江戸時代から明治時代の伊勢の町並みを再現した、日本屈指の門前町ショッピングエリアです。参拝の締めくくりに立ち寄れば、旅の思い出がより豊かになること間違いなしです。
おかげ横丁の歴史と誕生
おかげ横丁が現在の姿になったのは1993年のことです。伊勢神宮の第61回式年遷宮を翌年に控えた年に、伊勢の老舗・赤福がおはらい町の一角を開発し、江戸末期から明治時代にかけての伊勢の街並みを復元する形でオープンしました。
もともとこの地域は、江戸時代に全国から「おかげ参り」として伊勢参りに訪れる旅人を受け入れるにぎやかな門前町でした。当時、60年ごとに爆発的な参拝ブームが起き、一時期は数百万人もの人々が伊勢を目指したと言われています。旅人たちは参拝を終えた後、この界隈の茶屋や土産物店に立ち寄り、旅の疲れを癒しながら名物を楽しんでいました。その活気ある記憶を現代に甦らせたのがおかげ横丁です。
石畳の小路に沿って、漆喰壁の古民家や町屋造りの建物が立ち並ぶ景観は、訪れた人を江戸時代の伊勢へとタイムスリップさせるような雰囲気に満ちています。単なる観光施設ではなく、地元の食文化や伝統工芸を今に伝える生きた文化遺産として、年間を通じて多くの参拝客や旅行者に親しまれています。
外せない名物・名品ガイド
おかげ横丁を訪れたら必ず手に入れたい土産の筆頭が、赤福です。創業1707年という長い歴史を持つ赤福は、やわらかな餅をこしあんで包んだ伊勢を代表する銘菓。おかげ横丁内の赤福本店では、できたての赤福餅をお茶とともにいただける「赤福茶屋」も営業しており、参拝後の一服として絶好の場所です。持ち帰り用の箱入り商品はもちろん、季節限定の「朔日(ついたち)餅」は毎月1日に販売される特別な和菓子で、地元の人々も行列を作るほど人気があります。
次に注目したいのがへんば餅です。江戸時代の参宮街道沿いで旅人に親しまれてきた餅菓子で、伊勢名物のひとつに数えられます。焦げ目のついた薄皮の中にしっとりとした白あんが入っており、素朴な甘さが魅力です。
伊勢うどんの土産バリエーションも充実しています。通常の生麺や乾麺に加え、たまり醤油ベースのつゆがセットになった商品は、ご当地グルメ好きへの贈り物として喜ばれます。また、伊勢茶を使ったスイーツや飲料なども多彩に揃い、和のテイストを大切にした土産選びが楽しめます。
工芸品の分野では、三重県が国内有数の産地である真珠を使ったアクセサリーが目を引きます。ネックレスやブレスレット、ピアスなど、上質な真珠製品をショッピングできる店舗が複数あり、自分へのご褒美や大切な人へのプレゼントとして人気です。伊勢型紙を使ったポーチや手ぬぐい、木工細工の小物なども個性的な土産として根強い支持があります。
食べ歩きで楽しむグルメスポット
おかげ横丁の魅力は土産物だけにとどまりません。横丁内を歩きながら楽しめる食べ歩きグルメも充実しており、散策の楽しみのひとつになっています。
伊勢えびを使った串焼きや、豪快に焼き上げた松阪牛の串焼きは、観光客に特に人気のある食べ歩きメニューです。カキフライやあわびを使った料理など、伊勢志摩の海の幸を手軽に味わえる屋台スタイルの店も多く、食べ歩きしながら横丁を一周するだけで伊勢の食文化を満喫できます。
また、伊勢うどんの専門店では店内でできたての一杯を楽しめます。コシの強さとは対照的に、もちもちとやわらかい太麺が特徴の伊勢うどんは、一度食べると忘れられない個性的な味わいです。醤油と出汁の旨味が凝縮されたたまり醤油だれをたっぷりと絡めてすするうどんは、伊勢ならではの体験です。
季節ごとの楽しみ方
おかげ横丁は四季折々の行事や風景が楽しめることでも知られています。
春(3〜5月)は、境内の桜が咲き誇り、花見気分で散策できます。新緑の季節には清々しい空気の中で参拝と買い物を楽しめ、ゴールデンウィーク期間中は特ににぎわいます。夏(6〜8月)には、伊勢神宮の神事や夏祭りにあわせたイベントが横丁内でも開催され、盆提灯や金魚すくいなど、夏らしい風情が楽しめます。夕暮れ時に石畳に灯りがともる様子は格別の情緒があります。
秋(9〜11月)は、式年遷宮の翌年にあたる年に特別な雰囲気が高まるほか、通常でも紅葉の季節は観光客でにぎわいます。限定の栗菓子やさつまいもを使ったスイーツなど、秋の味覚を生かした季節商品も見逃せません。冬(12〜2月)には、年末年始の初詣シーズンに参拝客が最も集中します。伊勢神宮への初詣は全国有数の参拝者数を誇り、その機会に合わせておかげ横丁も特別な装いになります。正月限定の縁起物や和菓子は、この時期だけの貴重なお土産です。
アクセスと周辺情報
おかげ横丁へは、近鉄・JR伊勢市駅または近鉄宇治山田駅からバスを利用するのが一般的です。「内宮前」バス停で下車すれば、おはらい町を抜けてすぐにおかげ横丁へとたどり着けます。所要時間は各駅から約15〜20分です。
車でのアクセスは、伊勢自動車道の伊勢インターチェンジから約10分。内宮周辺には複数の有料駐車場があります。ただし、年末年始や大型連休中は周辺道路が大変混雑するため、公共交通機関の利用が推奨されます。
おかげ横丁の営業時間は、店舗によって異なりますが、概ね9時〜17時(土日祝は延長あり)です。赤福本店など一部の店舗は早朝から営業しているため、朝の参拝後すぐに立ち寄ることも可能です。
周辺には、二見浦の夫婦岩や伊勢志摩スカイライン、鳥羽水族館など観光スポットも充実しており、伊勢を拠点にした1泊2日の旅程を組めば、より深く三重の魅力を堪能できます。伊勢神宮への参拝と合わせて、おかげ横丁でのお土産選びをぜひ旅の定番として取り入れてみてください。
アクセス
近鉄宇治山田駅からバスで約15分
営業時間
9:30〜17:00
料金目安
500〜5,000円
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