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多賀城 陸奥総社宮

多賀城 陸奥総社宮

※写真はイメージです。

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陸奥国の一宮から末社まで、大社十五・小社八十五、計百社の神々を一か所に合わせ祀る総社として、多賀城 陸奥総社宮は古来より東北の信仰を束ねてきた。多賀城市市川に鎮座するこの神社は、単なる地域の氏神にとどまらず、陸奥国全域の神社を統括する格式をもつ。

鳥居をくぐれば百社の名が並ぶ

参道入口の鳥居をくぐった先、両側に掲げられた神名額に陸奥国大社十五・小社八十五の神社名が列記されている。一枚の額の中にこれだけの社名が並ぶ光景は、他ではまず目にできない。ここに立てば、陸奥の地に積み重なってきた信仰の厚みが視覚的に迫ってくる。参道を進んで拝殿・本殿へと至る短い距離のなかに、この神社の歴史的な重みが凝縮されている。

樹齢600年の老杉と200年の白木蓮が織りなす夫婦神樹

本殿横に並び立つ二本の木が、この神社でもっとも親しまれてきた存在だ。片方は樹齢六百年以上の老杉、もう一方は樹齢二百年以上の白木蓮。古来より両木は対になって「長寿で仲の良いうるわしい夫婦」に見立てられ、神樹として崇められてきた。「老杉に白木蓮の花化粧」と詩歌に詠まれるほど、その取り合わせの美しさは人々の心をとらえ続けてきた。老杉の太い幹が時間の重さを示す一方、白木蓮の幹には二百年分の穏やかな年輪が刻まれている。

白木蓮の開花が境内を白く染める春

白木蓮の見頃は四月上旬から中旬ごろ。青空のもとで白い大ぶりな花が次々と開く時期、詩歌に詠まれた光景が実際に目の前に現れる。老杉の深緑と白木蓮の純白が並ぶこの瞬間を目当てに足を運ぶ参拝者も多い。逆に言えば、この時期以外の静かな境内にも、花の無い白木蓮の幹と六百年の老杉が並ぶ存在感は変わらない。四季を通じてそれぞれの顔がある境内だ。

厄祓いの御祈祷と御朱印

当宮では一年を通じて御祈祷を受け付けており、なかでも厄祓いを求める参拝者が多い。厄年を迎えた際には電話(022-368-8065)で予約を入れてから訪れるかたちになっている。御朱印の授与も行っており、陸奥総社という格式ある社名の印は、御朱印を集める参拝者にとって特別な一枚となる。

周辺も歴史と自然が充実

神社の周辺には、東北歴史博物館や志波彦神社・鹽竈神社、モリリン加瀬沼公園が点在しており、多賀城エリアをまとめて巡る計画が立てやすい。陸奥国府が置かれた多賀城という土地の歴史的文脈のなかに陸奥総社宮を位置づけながら訪れると、鳥居越しの神名額と二本の神樹がまた別の意味をもって見えてくる。

アクセス

JR常磐線多賀城駅から徒歩約15分

営業時間

24時間営業

料金目安

無料

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