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立木観音(立木山安養寺)

立木観音(立木山安養寺)

※写真はイメージです。

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弘仁6年(815年)に弘法大師によって開山された立木観音(立木山安養寺)は、滋賀県大津市の立木山山上に鎮座する古刹。「厄除けの観音様」として全国に知られ、人生の節目に祈願を訪れる参拝者が後を絶たない霊場です。

弘法大師の厄年に刻まれた御本尊

立木観音の名の由来は、御本尊の刻まれ方そのものにあります。弘法大師がちょうど42歳の厄年を迎えたとき、自身の厄除けを願い、この地の立木のまま——根が大地に根ざしたままの霊木に——聖観世音菩薩像を刻んで建立したと伝えられています。「厄除け」の霊験が特別視されるのは、開山の当事者である弘法大師自身が厄年に祈願した寺院であるから。この由緒が、古来より厄年を迎える人々の厚い信仰を集め続けてきた理由です。

約800段の石段と鹿跳渓谷

参拝は瀬田川の鹿跳渓谷を起点に始まります。渓谷の清流沿いから山上の境内まで、約800段の石段がひたすら続く道のり。この石段を一段一段踏みしめながら登ること自体が厄除けの修行とも言われており、体を動かしながら心を整える参拝体験は、観光地的な寺社とは一線を画す厳かさがあります。受付時間は平日・休日ともに9時から16時です。

年間行事:千日会と季節の法要

年間を通じて複数の行事が催される中でも、特に篤く信仰されているのが9月5日の千日会。この一日の参拝で千日分の功徳が得られるとされ、当日は朝8時から夜21時まで特別に開放されます。また、ちょうちんの奉納受付(9月1日〜)が千日会の前後に行われ、境内に灯りが並ぶ光景も見どころの一つ。年明けには初立木会(1月15日〜31日)、春には花まつり(灌仏会)(3月20日〜4月8日)と、仏教の暦に沿った行事が四季を彩ります。

新西国霊場・地域巡礼の拠点として

立木観音は新西国霊場の一つに数えられており、巡礼の旅の拠点としても知られています。地域では大津湖都十社寺の連携に加わり、瀬田川流域観光協会や琵琶湖大津観光協会とも結びついています。石山寺など周辺の社寺と組み合わせた参拝・観光ルートの一角を担う存在として、信仰と観光の両面から訪れる価値のある霊場です。

アクセス

滋賀県大津市石山南郷町奥山1231。瀬田川の鹿跳渓谷から境内まで約800の石段が続きます。

営業時間

09:00〜16:00(平日・休日共通)

料金目安

無料

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