
塩釜すし哲 本店
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宮城県塩釜市の港に根ざし、白幡家が13代にわたって守り継いできた「塩釜すし哲 本店」。「旬の魚を味わっていただけますように、心を込めておもてなし」——この言葉を胸に刻みながら、今日も職人の手が丁寧に握りを重ねる。単なる飲食店の域を超え、塩釜という港町の記憶と歴史が宿る場所として、地元の人々から長く愛され続けてきた老舗だ。
マグロ一筋——「握る手に心。」が貫く職人技
すし哲の看板といえば、なんといってもマグロの握り。13代にわたって磨き上げられてきた技術と、白幡家が代々受け継いできた感性が、一貫一貫に宿る。店が掲げる「握る手に心。」という言葉は、単なるキャッチコピーではなく、職人としての矜持そのものだ。家族経営ならではの温かみの中に、長い歳月が育んだ厳しさと誠実さが同居しており、その味には塩釜の海と時間が凝縮されている。
東日本大震災——それでもカウンターに立ち続けた
2011年3月の東日本大震災と津波は、塩釜の港町にも甚大な被害をもたらした。すし哲もその例外ではなかったが、白幡家は地域の人々と共に歩みながら復興の道を進み続け、今日も変わらずカウンターに立ち続けている。その歩みは一軒の寿司屋の物語を超え、港町・塩釜の再生の記録そのものでもある。
一冊の本になった、寿司屋の物語
この店には、書籍になった物語がある。ジャーナリスト・上野敏彦氏が著した『塩釜すし哲物語』はちくま文庫より刊行されており、白幡家と塩釜の歴史を丁寧に紡いだ一冊だ。さらに震災後13年分の記録を加えた電子増補版も発売されており、訪れる前に読んでおくとカウンター越しに伝わるものが一層深く感じられるだろう。握り寿司を味わうだけでなく、その背景にある人と土地の物語を知ることができる——これがすし哲を単なるグルメスポットにとどまらせない理由だ。
テイクアウトも対応
店内での食事に加え、テイクアウトにも対応している。塩釜の港町をめぐる散策のお供に、あるいはゆっくり味わいたい旅先の一品として活用できる。
アクセス
宮城県塩釜市海岸通2-22
店舗詳細
- 決済方法
- 現金 / クレジット
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