
白鳥温泉上湯
GALLERY
えびの高原から県道30号を市街地へ下る途中に佇む白鳥温泉上湯は、幕末・明治の英傑・西郷隆盛が足を運んだことで知られる、宮崎県えびの市屈指の歴史的温泉地です。木の香りと湯気に包まれた昔ながらの浴舎は、慌ただしい日常から遠ざかりたい人に静かな非日常を提供してくれます。
西郷隆盛が「霊境」と称えた湯
明治7年(1874年)7月から10月にかけて、征韓論に敗れ政府を去った西郷隆盛は、この地で三ヶ月を過ごしました。盟友・篠原国幹に宛てた手紙には「実にこの地は霊境にて、気候秋の央を過ぎ候位に御座候」と記されており、白鳥の風土が彼の心身を深く癒したことが伝わります。滞在中は狩猟を楽しみながらも、若者たちを呼び集めて談笑の中に指導を授けたとされ、後に飯野村長となった松田実英もその一人でした。心境を三篇の漢詩に托した西郷の足跡は、敷地内の展望台に建立された漢詩碑として今も訪れる人を迎えています。
三種の湯殿と単純酸性泉の効能
泉質は単純酸性泉。神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・疲労回復・健康増進など幅広い効能が認められています。浴場は大きく三種類に分かれており、それぞれ異なる体験を楽しめます。
展望露天風呂は、眼下に加久藤盆地の広大な景色を見渡しながら湯につかれる開放的な浴槽。約34万年前に形成された加久藤カルデラを起源とするこの盆地の眺めは、晴れた日には格別の解放感をもたらします。内風呂からも同じく盆地を一望でき、広々とした洗い場とともにゆったりとした入浴が可能です。そして本館とは別棟に設けられた天然蒸し風呂は、地熱由来の自然の蒸気を直接利用した珍しい施設。木製の浴舎が醸し出す昔懐かしい風情は、現代の温泉施設では容易に味わえない趣があります。
加久藤盆地を見渡す眺望と温泉地獄
露天風呂や内風呂から眺める加久藤盆地の景観は、上湯ならではの体験です。さらに施設内の遊歩道を徒歩5分ほど登ると、白鳥温泉の源泉でもある温泉地獄へとたどり着きます。噴気が立ち込めるダイナミックな光景は、温泉の生きた力を間近で感じられる貴重なスポットで、入浴後の散策にもぴったりです。
白鳥茶屋と「特A」米が支える食の体験
施設内の白鳥茶屋では、秘伝のだしを使ったうどんやそば、ボリューム満点の定食や丼ものを提供しています。食材はえびの産にこだわり、特に米は食味ランキングで「特A」を複数回受賞し、JALファーストクラスの機内食にも採用されたえびの米『ヒノヒカリ』を使用。夕食にはNHK『ゆったり温泉ひとり旅』で紹介された蒸し料理を予約制で楽しむことができ、「蒸し御膳プラン」として提供されています。
湯上がりのお楽しみとして欠かせないのが天然温泉卵です。敷地内に設置された蒸し器を使えば自分で温泉卵を作ることができ(使用時間7時〜20時)、卵は茶屋とフロントで販売されています。
日帰りから宿泊まで、多彩な利用スタイル
日帰り入浴は午前7時から午後8時まで受け付けており、市外からの大人は500円で利用可能です。宿泊は6畳和室4室・8畳和室1室・岩風呂付き二間1室(収容計20人)が用意されており、岩風呂付きの特別室から一般客室まで料金帯も幅広く選べます。広間での休憩利用にも対応しており、炊事場(IH)や洗濯機も完備されているため、連泊や家族での長期滞在にも適した環境が整っています。
アクセス
えびの高原から県道三十号を市街地に向けて下る途中
営業時間
7:00〜20:00
料金目安
日帰り入浴: 310〜500円 宿泊: 5,660〜11,520円(1室)
外部予約・検索サイトで探す
下記の外部サイトで本店舗・施設の予約・在庫状況をご確認いただけます。
※ 外部サイトへのリンクには広告 (アフィリエイト) を含みます。
店舗詳細
- 価格帯
- $$
- 個室
- あり
- 対応言語
- 日本語
RELATED SPOTS
関連するスポット(8件)
NEARBY
周辺のスポット(3件)













