
えびの市歴史民俗資料館
GALLERY
えびの市歴史民俗資料館は、宮崎県えびの市の古代から近代にいたる歴史と民俗文化を体系的に伝える学びの拠点です。考古学的に貴重な出土品から戦国武将の足跡、地域の農耕信仰まで、えびの固有の文化遺産が一堂に会します。
国内でも珍しい出土品「銀象嵌龍門大刀」
館内最大の見どころのひとつが、島内地下式横穴墓群から出土した銀象嵌龍門大刀です。古墳時代の出土品のなかでも国内でも珍しい遺物と評されており、精緻な銀象嵌が施されたその大刀は、えびの盆地を舞台にした古代の権力と技術の高さを物語ります。島内139号墓からは大刀のほかにも平胡簶(ひらやなぐい)や馬具も出土しており、これらが一括で展示されています。
島津義弘とえびのの中世史
中世・近世ゾーンでは、えびの市と深い縁を持つ島津義弘公の歴史も紹介されています。島津藩初代藩主の父にあたる義弘公は、26年間ここを居城としており、えびの市は薩摩の歴史において欠かせない舞台でした。真幸院や北原氏など、地域の支配構造を伝える資料も整備されており、九州の戦国史に興味がある方にとって見応えのある内容です。
田の神さあ——農耕文化の守り神
えびの地域に根づく民俗信仰として特徴的なのが「田の神さあ」です。農耕の守護神として各地に石像が建てられており、それぞれが異なる表情を持つことで知られています。2026年の企画展「田の神さぁ写真展」では市内に現存する田の神さあの写真を一挙公開。さらに宮崎県出身の墨彩画家・向原常美氏による田の神さあの作品も併せて展示され、信仰の記録と芸術表現の両面からこの文化に触れられます(開催期間:2026年5月16日〜7月12日)。
夏休み企画展と「えびの学」講座
夏休み期間には「なつかしのおもちゃてん」を開催(2026年7月25日〜8月23日)。明治から昭和にかけて子どもたちが親しんだおもちゃを展示し、一部は実際に遊ぶことができます。子ども連れの家族にとっても体験型の楽しみが用意されています。
秋以降には全5回の連続講座「えびの学2026」が開かれます(2026年9月27日〜2027年2月11日)。用水路編・田の神さぁ編など、えびの市の文化財や歴史的テーマを毎回掘り下げる内容で、地域の歴史学習の場として機能しています。
常設展示の幅広さ
原始・古墳・中世・近世・近代の時代区分に沿った常設展示に加え、えびの市に生息する動植物・昆虫の紹介コーナーや、昔の道具の収蔵展示、小学生向けの学習資料なども充実。地域の子どもたちが郷土の歴史を学ぶ教育施設としての役割も担っており、世代を問わず楽しめる構成となっています。
アクセス
宮崎県えびの市大字大明司2146-2
営業時間
9:00~17:00
料金目安
300円~500円
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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