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老舗白沢せんべい店

老舗白沢せんべい店

※写真はイメージです。

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岩手県盛岡市の紺屋町に、昭和11年(1936年)2月11日から90年近く南部せんべいを焼き続けてきた小さな角店がある。「南部せんべい一筋」を掲げる老舗白沢せんべい店は、看板娘の紅音(あかね)さんと紅緒(べにお)さんの父親と職人2人という少人数体制で、今日も生地を手で練り、手で伸し、一枚一枚丁寧に焼き上げている。

手づくりへのこだわり

製造工程のほとんどを手作業で行っているのが最大の特徴だ。生地を手で練ることに始まり、具をつけながら形を整える「伸し」の工程も手作業。二枚型の手焼き釜で焼き上げ、タレ付けやトッピングも1枚1枚人の手で仕上げる。少量生産ゆえにタイミングによっては品切れになる種類も出るが、それは機械に頼らない手づくりの証でもある。

伝統系南部せんべいのラインナップ

伝統系は、ピーナツパウダーやクルミパウダーを生地にたっぷり練りこんだナッツ風味の生地を土台に、ごま・削りピーナツ・しょうゆ・唐辛子・にんにく・冷麺・コーヒー・塩くるみなど多彩な味わいが揃う。なかでも「激辛」は唐辛子の辛さに当たり外れがあり、どの一枚を手にするかで異なる刺激を楽しめるユニークな一品として知られる。

クッキー系南部せんべいの食感と楽しみ方

クッキー系は、甘さと油脂を抑えて卵を多めに配合した生地が特徴で、ポクポクとした独特の食感が生まれる。かぼちゃ・丸粒ピーナツ・抹茶・ココア・甘くるみ・ひまわり・白ごまなどのバリエーションがある。また袋ごと電子レンジで数秒から十数秒温めると焼き立てに近い柔らかさが蘇るという、店が案内する楽しみ方も人気を呼んでいる。

冬だけの特別な味わい

11月頃から3月中旬頃にかけて登場する季節限定品が「チョコレートせんべい」と「チーズせんべい」だ。伝統系の四角いせんべい(4つに割れる窪み付き)の裏面の凹みに、口溶けのよいチョコレートまたはマイルドなチーズを流し込んだもの。Xのフォロワーから寄せられたレシピとして「オーブントースターでこんがり焼いてとろりと溶かす」食べ方も紹介されており、毎年楽しみにしているリピーターも多い。材料がなくなり次第終了となる希少な冬の風物詩だ。

岩手ゆかりのパッケージデザイン

クッキー系の「かぼちゃ」と「丸粒ピーナツ」の商品には、岩手在住の漫画家・薫子さんが手がけたオリジナルキャラクターが描かれている。「いわてマガジン」の企画として、店の看板娘たちをモデルにキャラクターが生み出されたもので、「かぼにゃ」「まるピー」という名前とともにパッケージを彩る。地元の文化とのつながりを感じさせる愛らしいデザインは、お土産や贈答品として選ぶ際のポイントにもなっている。

手焼き体験について

かつては母親が担当する手焼き体験も行っており、店の紹介ページに詳細が掲載されている。現在は担当者の事情により休止中だが、再開の際は公式サイトで案内される予定だ。通販での購入も可能で、品切れがある場合は揃い次第まとめて発送される仕組みを取っている。

アクセス

岩手県盛岡市紺屋町

料金目安

チョコレートせんべい 4枚入 ¥864、チーズせんべい 4枚入 ¥864、かぼにゃ&まるピー 6枚 ¥972

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