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志田焼の里博物館

志田焼の里博物館

※写真はイメージです。

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佐賀県嬉野市塩田町にある志田焼の里博物館は、大正3年(1914年)から昭和59年(1984年)まで稼働し続けた焼き物工場跡をそのまま保存した、日本でも類を見ない体験型博物館です。敷地に一歩踏み込んだ瞬間から漂う、時間が止まったような静けさと木造建築の佇まいが、訪れる人をいにしえの窯業の世界へと誘います。

70年の稼働を経た工場跡がそのままの姿で

約7500㎡の敷地に、大小23棟の木造建物が現役当時のままの状態で点在しています。体験場へと続く通路、かつて実際に使われていた大窯の内部など、工場として機能していた空間の痕跡が随所に残り、まるで異空間へのタイムスリップのような感覚を味わえます。工業生産の現場が丸ごと残るこの光景は、日本国内でも珍しい存在です。

4つの公的認定が証明する希少な産業遺産

志田焼の里博物館は、その文化財としての価値を複数の機関から公式に認められています。平成13年(2001年)には産業考古学会から「産業遺産」に認定され、平成17年(2005年)には佐賀県から「佐賀県遺産」に選ばれました。さらに平成21年(2009年)には経済産業省の「近代化産業遺産」に認定され、平成28年(2016年)には文化庁による「日本遺産」認定を受けています。単なる懐かしい景観ではなく、近代日本の窯業を伝える正真正銘の産業遺産として、国や県のお墨付きを得た場所です。

初心者から経験者まで選べる5種類の体験コース

館内では陶芸体験を幅広く楽しむことができます。電動ろくろを使って自分の個性を形にするろくろ体験、土のぬくもりを手のひら全体で感じながら自由に造形する手捻体験、すでに成形された器に絵を描く絵付け体験(約30分で完成)、光の透け方にこだわったランプシェード体験、高度な技法に挑む透かし彫り体験の5コースが用意されています。ろくろ体験は4名以下のグループに1名の陶芸指導員が専属で付き添い、1組あたり1時間を目安に丁寧に指導してもらえます。館長・陶芸指導員3名・事務員2名のスタッフが常駐しており、初めての方も安心して参加できます。

展示場と無料休憩室

敷地内の展示場では、嬉野市内の陶芸家による作品のほか、地酒やお茶といった地域の特産品が紹介されています。志田焼ならではの珍しい磁器の展示も見どころの一つです。休憩室ではコーヒーやコカを無料で楽しむことができ、体験の合間にひと息つく場として利用できます。敷地内には季節の花々も植えられており、サツキやビオラが咲く時期には工場跡の風景に彩りを添えます。電動車椅子の貸し出しもあり、さまざまな方が施設内を安心して回ることができます。

アクセスと利用案内

自動車では武雄北方ICから約20分。JR武雄温泉駅・JR肥前鹿島駅からはバスを利用し、いずれも約30分で西山バス停に到着後、徒歩2分ほどで施設に着きます。無料駐車場は約60台分を確保し、大型バスも5台まで駐車可能なため、団体旅行にも対応しています。空きがあれば当日の体験参加も可能ですが、予約は電話のみの受付で、施設側からの確定連絡をもって予約完了となる点に注意が必要です。

アクセス

JR武雄温泉駅から:バスで約30分(西山バス停で下車、徒歩2分) JR肥前鹿島駅から:バスで約30分(西山バス停で下車、徒歩2分) 自動車で武雄北方ICより約20分

営業時間

09:00~17:00、定休日:毎週水曜日と年末年始(12/29~1/3)

料金目安

500円~1,000円

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