
御宿 竹林亭
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武雄温泉の中心からほど近く、古来より神聖な山として崇められてきた見伏山のふもとに、ミシュランガイド福岡・佐賀2014年版で最高位の赤ポーション5つ星を獲得した旅館「御宿 竹林亭」はある。49万5000平方メートルという広大な敷地に客室はわずか11室。数値が物語るのは、ここが"量"ではなく"質"と"静"に徹した宿であるということだ。
11室だけに宿る、個の贅沢
竹林亭の客室は、すべて見伏山と隣接する見伏山楽園の四季を正面から受け取れる配置に設計されている。数寄屋造りの建築様式を基調とし、和洋室と純和室の2タイプが用意されている。最小でも58平方メートルの広さを持ち、最大の貴賓室「秀峰(SHUHO)」は250平方メートルに達する。主室(13畳)・次の間(6畳)・三の間(8畳)・化粧の間(3畳)・洋室を擁するこの部屋は、旅館の持てる要素をすべて凝縮した特別な空間だ。
全室にプライベートな露天風呂を備え、月を眺めながら湯に浸かれる月見台を設けた客室も存在する。また4室には庭園へ直接つながる専用の散策路があり、客室と楽園の境界が曖昧になる感覚を味わえる。
1845年創園の庭園と宿が一体となる空間
敷地内に広がる見伏山楽園は、1845年の開園以来、絶えることなく四季の美を展開し続けてきた歴史的庭園で、国の登録記念物にも指定されている。見伏山の岩肌を背景に、数十万本の樹木と花々が入り組む園内は、宿泊客に無料で開放されている。
竹林亭はこの庭園に「飲み込まれる」ように建てられており、宿側も「庭園に溶け込む旅館」であることを明確に哲学としている。庭と宿、自然と建築の境界を意図的に曖昧にした設計は、客室の窓を一枚の絵画に変え、敷地内を歩くたびに記憶が積み重なっていく体験を生む。
四季ごとに変わる庭の顔
見伏山楽園が誇る植栽は季節ごとに主役を変える。春は120エーカー以上の敷地を覆う桜の花景から始まり、続く初夏には20万本を超えるつつじが一面を埋める「花の絨毯」が出現する。藤や春紅葉も同時期に見頃を迎える。梅雨期には雨に煙る紫陽花と楓の葉影が独特の情趣を生み、初秋は虫の声と水面に映る月が主役となる。秋の紅葉フェスティバル、そして冬木立と時折の雪景色まで、訪れるたびに異なる庭が出迎える。
温泉と館内施設
武雄温泉は1300年の歴史を持つ温泉地で、竹林亭はその奥座敷に位置する。宿泊者は隣接するみふねやまラクテンチホテル内の「楽庵の湯」を無料で利用できる特典も付いている。
歴史的な背景と建築様式
竹林亭は佐賀の大名家・鍋島藩とゆかりを持つ地に建てられた、数寄屋造りの旅館である。見伏山楽園自体が鍋島藩の時代から受け継がれてきた庭園であり、その歴史的文脈の中に宿が溶け込んでいることが、単なる高級施設とは一線を画す重厚さをもたらしている。
こんな旅行者に向いている宿
日本の美をじっくり味わいたい旅行者、非日常の静寂を求めるカップルや夫婦、特別なアニバーサリーに相応しい空間を探している人に向く。客室数が少ないぶん、スタッフとのやり取りも丁寧で個別対応が行き届きやすい環境にある。
アクセス
佐賀県武雄市武雄町竹林亭4110
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店舗詳細
- 個室
- あり
- 対応言語
- 日本語 / 英語 / 韓国語 / 中国語
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