
盛栄堂
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千葉県南房総の和田浦で、大正3年(1914年)の創業から100年以上にわたって愛され続ける老舗和菓子店・盛栄堂。現在は4代目が店を守り、「いとを菓子」というコンセプトのもと、地域の個性を活かしたユニークな菓子づくりを実践している。
「いとを菓子」というコンセプト
盛栄堂の菓子づくりの根本にあるのは、古語の「をかし」に由来するコンセプト「いとを菓子」だ。枕草子でも使われるこの言葉には「趣があり興味深い」という意味と、「変だ・可笑しい・面白い」という両義性がある。その言葉遊びがそのまま「お菓子(をかし)」と重なり、ちょっと変わった趣のある南房総銘菓を作り続けるという店の哲学になっている。
看板商品「さざえ最中」と「くじら」シリーズ
盛栄堂の顔といえる「さざえ最中」は、サクサクの最中種に餡を詰めた長年続く人気商品。小倉餡・こし餡・白餡・青餡・ゆず餡の5種類から選ぶことができ、贈り物にも自分用にも重宝される定番銘菓だ。
和田浦は古くから「くじらの町」として知られる土地柄で、その地域性を活かした菓子も盛栄堂ならではの看板品となっている。可愛らしいくじら型に成形された蒸し菓子「くじらまんじゅう」は、訪れた人の手土産として根強い人気を持つ。同じくくじら形の「くじらあげまん」は、あんこをたっぷり詰めたかりんとう饅頭で、カリカリに揚げた外皮の食感と餡の甘さが特徴的な一品だ。
四季折々、常時40種類が並ぶ品揃え
盛栄堂のショーケースには、定番の三品に加えて、季節のうつろいを映した和菓子が常時40種類ほど並ぶ。春夏秋冬の素材や意匠を取り込みながら、南房総の自然と文化を菓子で表現し続けるのが100年以上続く店のスタイルだ。
テレビ出演と全国へのお取り寄せ
2018年には「テレビチャンピオン~極~ 和菓子職人王決定戦」に出演するなど、その菓子の個性と職人技は全国的にも注目を集めた。現在はオンラインショップも開設しており、さざえ最中やくじらあげまんをはじめとする一部商品を全国に発送している。南房総を訪れた際の現地土産はもちろん、遠方からのお取り寄せとしても利用できる。
アクセス
千葉県南房総市安馬谷1984
営業時間
9:00〜18:00、定休日: 月曜日(祝日の場合翌火曜日)
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