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大通公園
Photo: Unknown authorUnknown author / Public domain / Wikimedia Commons
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札幌の街の中心を東西に貫く緑の回廊、大通公園。全長約1.5キロメートルにわたるこの都市公園は、市民の憩いの場であるとともに、年間を通じて国内外から多くの旅行者が訪れる北海道を代表する観光スポットです。

都市の中心に生まれた公園の歴史

大通公園の歴史は、明治時代の札幌開拓期にまでさかのぼります。1869年(明治2年)に北海道開拓使が設置されると、札幌は計画的な都市建設が進められ、現在の大通公園の位置には「火防線」としての広幅道路が設けられました。当時は市街地を南北に分ける防火帯という実用的な役割を担っていたのです。

その後、道路の中央部分に緑地や花壇が整備されていき、1906年(明治39年)に正式に公園として開設されました。以来、100年以上にわたって札幌市民とともに歩み続け、現在では幅65メートル、東西約1.5キロメートルにわたる広大な公園として整備されています。

園内には噴水や彫刻、テレビ塔などが点在し、いくつものブロックに分かれた広場それぞれに異なる植栽や設備が設けられています。約4,700本もの樹木が植えられており、春から秋にかけては豊かな緑が都会の喧騒を和らげてくれます。

冬の象徴・さっぽろ雪まつり

大通公園といえば、多くの人がまず思い浮かべるのが「さっぽろ雪まつり」でしょう。毎年2月上旬に開催されるこの祭りは、1950年(昭和25年)に地元の中学生・高校生が6基の雪像を作ったことに始まります。以来70年以上の歴史を持ち、今では国内外から約200万人以上が訪れる北海道最大級のイベントへと成長しました。

雪まつりの期間中、大通会場では高さ10メートルを超えるような巨大雪像が立ち並びます。世界の有名建築物や歴史的な場面を再現した作品、アニメやゲームのキャラクターをモチーフにした作品など、その精巧さと迫力には毎年多くの観客が圧倒されます。夜間にはライトアップが施され、昼とはまた違う幻想的な雰囲気を楽しめます。

雪像制作には自衛隊が協力することでも知られており、高い技術力と組織力によって生み出される大雪像はまさに圧巻です。また、来場者が雪像や氷像に直接触れたり滑り台を楽しんだりできる体験型の展示もあり、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるイベントとなっています。

夏の風物詩・大通ビアガーデン

雪まつりと並んで大通公園を代表するイベントが、夏に開催される「大通ビアガーデン」です。毎年7月下旬から8月下旬にかけて開催され、日本最大規模のビアガーデンとして親しまれています。大通公園の複数のブロックにまたがって設置された会場では、国内外のさまざまなビールを楽しむことができます。

各ブロックでは異なるビールメーカーがブースを出展しており、それぞれのブースで個性豊かなビールと料理を味わえます。北海道産の食材を活かした料理や、ジンギスカン、海鮮料理など、北海道グルメを堪能できるのも魅力のひとつです。夏の夕暮れ時、木々の葉が揺れる公園の中でジョッキを傾ける時間は、旅の思い出として格別なものになるでしょう。

また、夏には「YOSAKOIソーラン祭り」も大通公園周辺を会場に開催されます。全国各地からチームが集まり、独創的な衣装と演舞を披露するこの祭りは、札幌の夏の活気を象徴するイベントです。

春と秋の彩り豊かなイベント

大通公園は春と秋も見どころが満載です。5月下旬から6月上旬にかけては「さっぽろライラックまつり」が開催されます。大通公園には約400本のライラックの木が植えられており、紫や白の花が咲き誇るこの時期の公園は特別な美しさを放ちます。ライラックは札幌市の木に指定されており、まつり期間中はコンサートや花の女王の選考なども行われ、春の訪れを市民が喜びとともに迎えます。

秋には「さっぽろオータムフェスト」が開催されます。北海道各地の食の恵みが大通公園に集結し、さまざまな地域のグルメを一度に楽しめる食の祭典です。新鮮な海の幸、山の幸、農産物など、北海道の食の多様性と豊かさを存分に体感できます。

公園内のイチョウやカエデが黄金色や朱色に色づく秋の大通公園は、写真撮影のスポットとしても人気があります。ライトアップが行われる期間もあり、夜の紅葉も楽しめます。

公園内のみどころと周辺スポット

大通公園内には複数の見どころがあります。公園の東端に位置する「さっぽろテレビ塔」は、1957年(昭和32年)に建設された高さ147.2メートルの電波塔で、地上90メートルの展望台からは大通公園を一望する絶景が広がります。公園に整然と並ぶ樹木と噴水、そして遠くにそびえる時計台や山並みを見渡す眺めは格別です。

また、3丁目広場には大きな噴水があり、夏の晴れた日には子どもたちが水辺で遊ぶ姿が見られます。公園各所に設置されたベンチでは、地元の方々がランチを楽しんだり、読書をしたりする光景が日常的に見られ、真の意味での市民の公園としての顔も持っています。

夏の風物詩として忘れてはならないのが「とうきびワゴン」です。公園内を移動しながら焼きとうもろこしを販売するこのワゴンは、夏の大通公園の定番スポット。北海道産のとうもろこしを醤油で香ばしく焼いた一本は、訪れた際にぜひ味わっていただきたい一品です。

アクセスと周辺情報

大通公園へのアクセスは非常に便利です。地下鉄東西線・南北線・東豊線の「大通駅」が公園に直結しており、札幌駅からは徒歩でも約10分でアクセスできます。新千歳空港からは快速「エアポート」で約40分、JR札幌駅下車後は地下鉄または徒歩でアクセスできます。

公園周辺には多くの観光スポットが集まっています。北海道の歴史を伝える「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」や「札幌市時計台」は徒歩圏内にあり、大通公園と合わせてめぐる観光コースとして人気です。また、すすきのや狸小路商店街も近く、グルメや買い物も充実しています。

駐車場は公園近くにいくつかありますが、大規模イベント開催時は混雑が予想されます。公共交通機関の利用が推奨されており、大通駅からであれば公園のどのブロックにもすぐにアクセスできます。入場は無料で、年間を通じて訪れることができる大通公園は、札幌観光の出発点として最適なスポットです。

アクセス

地下鉄大通駅直結

営業時間

散策自由

料金目安

無料

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

施設の特徴

子連れ可

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