
茶丈藤村
GALLERY
石山寺の山門をくぐり、瀬田川沿いに少し歩いたところに「茶丈藤村」はある。かつてこの地に寄宿した文豪・島崎藤村の名を店名に冠し、建物のしつらえも藤村を偲ばせるこの和菓子店は、石山寺にゆかりの文人たちや近江の四季を映した創作菓子を、材料の選定から一つひとつ店内で手作りしている。
島崎藤村と石山寺、文学の息吹を纏う菓子
店名と建物のしつらえは、石山寺に縁深い文豪・島崎藤村へのオマージュ。菓子はただ甘いだけでなく、この地にゆかりのある文人たちや近江の季節を映した意匠が込められており、目にも楽しく、口にして美味しいことが第一のコンセプト。石山寺の地でしか生まれ得ないオリジナル和菓子として、自分へのご褒美にも、手土産やギフト発送にも重宝されている。
看板菓子「釜あげ丹波大納言」と人気の「まめいもなんきん」
この店の顔となるのが「釜あげ丹波大納言」。大福ではないと店自らがきっぱり言い切るほど個性的で、小ぶりながらしっかり美味しく、丹波大納言らしい芳醇な香りとつやつやぷっくりとした小豆の存在感が持ち味だ。「まめいもなんきん」は豆・芋・南京(かぼちゃ)の三つを組み合わせた商品で、じゃくじゃくとした食感が楽しく、リピーターが多い。
石山・近江の情景を宿すラインナップ
菓子の名前には、石山寺の境内や湖南の風景と重なる詩情が込められている。どらやきは「石山の秋月」、棹物には「萌(もえぎ)」「花ふさ」「山路」「瀬田の夕照」、焼菓子には「粟津の晴嵐」「ふじ野さぶれ」「柚子味噌まどれいぬ」、最中は「藤むらさき」、焼饅頭は「千山万水」と、どれも石山の情景と呼応する名を持つ。そのほか「鹿跳(ししとび)」「かるかろ」「家喜栗」「月あかり」「椰子の実」「草花風月」「ふじおこわ(冷凍クール便対応)」など季節の菓子も豊富で、訪れるたびに新しい出会いがある。詰め合わせには「たばしる」「寺辺もち」との組み合わせも用意されており、贈り物としても喜ばれている。
瀬田川を眺める甘味喫茶
店内には甘味喫茶を併設。大きな窓の外には瀬田川が広がり、川を行き交うボートや川沿いの楓・柳・桜が季節ごとに豊かな表情を見せる。作りたての和菓子やオリジナルの甘味を、お抹茶あるいは珈琲とともにゆっくり味わえる空間は、石山寺参拝の後や瀬田川沿い散策の途中の休憩にもちょうどよい。ランチメニュー(茶丈藤村のおひるごはん)も用意されており、甘味だけでなく食事の場としても利用できる。
アクセスとお買い求め
石山寺から徒歩約1分(およそ50メートル)の距離にあり、参拝のついでに立ち寄りやすい。JR石山駅からバスで約9分、石山寺山門前バス停を下車してすぐ。京阪電車石坂線の石山寺駅からは徒歩約7分。菓子はオンラインショップでも購入できるため、遠方からのお取り寄せにも対応している。火曜定休(祝日の場合は営業)。
アクセス
JR石山駅よりバスで9分 石山寺山門前下車すぐ 京阪電車石坂線 石山寺駅より徒歩7分 石山寺より徒歩1分(およそ50メートル)
営業時間
平日 10:00~17:00(ラストオーダー16:15) 土日祝 9:00~18:00(ラストオーダー17:00) 定休日: 火曜日(祝日の場合は営業)
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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