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音更町・チーズ作り体験

音更町・チーズ作り体験

Photo: Ozizo / Public domain / Wikimedia Commons
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観光・体験体験・アクティビティ北海道河東郡音更町

十勝平野の広大な牧草地が広がる音更町。ここは日本を代表する酪農地帯・十勝のほぼ中心に位置し、良質な乳製品が生まれる「チーズ作り体験」の聖地ともいえる場所です。牛たちがのびのびと草を食む風景の中で、自分だけの本格チーズを作る体験は、旅の記憶に深く刻まれる特別なひとときになるでしょう。

十勝・音更町が「チーズ作り体験」に最適な理由

北海道の東部に広がる十勝平野は、総面積が約1万1000平方キロメートルにおよぶ広大な農業地帯です。この地が日本有数の酪農王国として知られるのは、冷涼で湿潤な気候と、雪解け水を豊富に含む肥沃な大地のおかげです。十勝では年間を通じて良質な牧草が育ち、乳牛たちは豊かな栄養を蓄えた草を食べて育ちます。その結果、タンパク質と脂肪分のバランスに優れた「十勝牛乳」が生産されます。

チーズ作りにおいて原料の乳質は仕上がりを大きく左右します。新鮮でミネラル豊富な十勝の牛乳は、チーズ本来の旨みと香りを最大限に引き出す素材として、国内外のチーズ職人からも高く評価されています。音更町の工房では、毎朝絞りたての生乳をそのままチーズ作りに使用しており、市販品とは一線を画す「生きたチーズ」を体験できます。

モッツァレラとカチョカヴァロ——体験できるチーズの種類

音更町のチーズ体験工房で特に人気を集めているのが、モッツァレラチーズとカチョカヴァロの2種類です。

モッツァレラはイタリア南部カンパーニャ州発祥のフレッシュチーズで、その名は「切る」を意味するイタリア語「mozzare」に由来します。牛乳を乳酸菌と凝乳酵素(レンネット)で固め、カード(凝乳)を熱湯でこねて伸ばし、丸くまとめる工程が特徴的です。弾力のある食感と、口の中でじわりと広がるミルクの甘みが魅力で、体験では出来たてをすぐに試食できます。作りたてのモッツァレラは市販品とは比べものにならない瑞々しさで、これを一度味わうと忘れられなくなると言われるほどです。

カチョカヴァロは南イタリア・シチリア島などで古くから作られてきた熟成タイプのパスタ・フィラータ(糸引き)チーズです。ひょうたん型が特徴的で、二つをひもで結んで吊るして熟成させる光景はイタリアの農村でよく見られます。チーズを熱湯で練り、独特の形に成形する作業は少しコツが必要ですが、スタッフが丁寧に指導してくれるので初心者でも安心です。熟成させると濃厚でコクのある風味になりますが、フレッシュな状態でも素朴でやさしい乳の味わいが楽しめます。

体験プログラムの流れ——牛の乳搾りからチーズ作りまで

工房が提供する体験プログラムの中でも、牧場見学と組み合わせた「フルコース体験」は特に充実した内容です。まず牧場スタッフのガイドとともに牛舎を見学し、実際に乳搾りを体験します。牛の温かい体温や、手のひらに伝わるミルクの感触は、都市部ではなかなか味わえない貴重な経験です。子どもたちにとっては「牛乳はどこから来るのか」を五感で学ぶ食育の機会にもなります。

続いてチーズ工房に移り、先ほど搾った牛乳(または当日の新鮮な生乳)を使ってチーズ作りに挑戦します。作業台には白いエプロンと手袋が用意されており、衛生管理もしっかりしているので安心です。職人がデモンストレーションを行った後、参加者一人ひとりが実際に手を動かします。温めた牛乳に凝固剤を加え、カードをカットして水分(ホエー)を分離させ、熱湯でこねて成形するまでの約1〜2時間、集中しながらも楽しく取り組めます。完成したチーズはその場で試食でき、余分な分は持ち帰ることも可能です。

季節ごとの十勝・音更町の魅力

音更町を訪れるベストシーズンはそれぞれの季節に異なる魅力があります。

春(4〜5月)は雪解けとともに大地が息を吹き返す季節です。牧草地に緑が戻り、子牛たちが初めて外に出る「放牧開始」の時期と重なることも。牧場の春の活気を肌で感じながらのチーズ体験は格別です。

夏(6〜8月)は十勝の一番の観光シーズンです。青空の下に広がる緑の牧草地、サイロ、牛たちの姿は、まさに「北海道らしい」風景そのもの。体験後には周辺の直売所でソフトクリームやチーズを購入して、屋外でのんびり過ごすのもおすすめです。

秋(9〜11月)は収穫の季節。小麦やビート(砂糖大根)、じゃがいもなどの十勝の農産物が一斉に収穫期を迎え、大型農業機械が畑を駆け回る光景は圧倒的です。空気が澄んで牧草地の緑と青空のコントラストが美しく、写真映えする季節でもあります。

冬(12〜3月)は雪景色の中での体験が独特の趣を持ちます。白一色に覆われた十勝平野は神秘的な美しさで、工房内の暖かさとのギャップが心地よく感じられます。冬期は体験プログラムの開催日が限られる場合があるので、事前予約と確認が必須です。

アクセスと周辺情報

音更町へのアクセスは、JR帯広駅から車で約15〜20分が基本となります。公共交通機関では路線バスが運行していますが、本数が限られるため、レンタカーや観光タクシーの利用が便利です。帯広空港からも約30〜40分とアクセスしやすく、道東観光の拠点として帯広市内に宿泊しながら日帰りで訪れるパターンが一般的です。

周辺には十勝を代表する観光スポットが充実しています。「道の駅おとふけ」では地元産の農産物や乳製品を購入でき、十勝の食の豊かさを一度に堪能できます。また帯広市内には「六花亭」や「柳月」など全国的に有名な菓子メーカーの本店・工場が集まっており、十勝スイーツ巡りとのセット観光も人気です。帯広競馬場で行われる「ばんえい競馬」は世界唯一の農耕馬レースとして知られており、チーズ体験と組み合わせた「十勝の食と農体験」の旅として組み立てるのもおすすめです。

チーズ体験の参加には事前予約が必要です。特に夏休みや連休期間は早めに埋まるため、旅行計画の段階で予約を入れておくとスムーズです。小学生以上から参加できるプログラムが多く、家族旅行にも最適な体験となっています。

アクセス

JR帯広駅から車で約20分

営業時間

10:00〜/14:00〜(要予約)

料金目安

2,000〜3,500円

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

滞在時間目安

120分

施設の特徴

子連れ可要予約

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