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射水市大島絵本館

射水市大島絵本館

※写真はイメージです。

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富山県射水市に根ざす大島絵本館は、「絵本を読む・つくる・学ぶ」の三つを一か所で体験できる公立博物館だ。国内外の絵本を1万冊以上所蔵・公開し、単なる図書室にとどまらず、国際コンクール・企画展・体験教室・コンサートまで年間を通じて多彩なプログラムを繰り広げる。訪れるたびに異なる「絵本との出合い」が待っているのが、この館の最大の特徴といえる。

国内外1万冊を公開する絵本の殿堂

館内には日本国内だけでなく世界各国の絵本が1万冊以上並ぶ。子どもはもちろん、絵本研究者やイラストレーターの卵まで、あらゆる世代が閲覧できる環境が整っている。学校の遠足でも広く活用されており、地域の子どもたちにとって「初めて外国の絵本に触れる場所」としての役割も担っている。

「おおしま国際手づくり絵本コンクール」── 手のぬくもりが生む創作文化

施設の看板事業が「おおしま国際手づくり絵本コンクール」だ。大人の部とジュニアの部の2部門制で、自分の手でゼロからつくった絵本を世界中から募集する。入賞・入選作品は企画展として会場に展示されるほか、過去受賞作品の動画が公式サイトで公開されており、遠方からでも過去の受賞傾向や表現の幅を確認できる。審査委員の先生方からのメッセージも発表されるため、次の創作に向けた具体的なフィードバックとして活用するリピーターも多い。

カフェギャラリーで広がる表現の地平

館内のカフェギャラリーでは、絵本の枠を超えた企画展が定期的に開かれる。2026年7月には「漆造形・斉藤晴之と工芸美術 HIROGARI ちっちゃいもの展」が開催されるなど、漆芸・工芸美術といった隣接分野のアーティストとのコラボレーションが続く。カフェスペースと展示空間が一体となっているため、鑑賞の余韻をそのまま一息つきながら楽しめる。

夏休み製本教室と「みんなのアトリエ」── 手を動かす喜び

夏休み期間には「夏休み製本教室」が開かれ、子どもたちが実際に本を綴じる工程を体験する。また年間を通じて工作の教室「みんなのアトリエ」が定期開催されており、絵本を「読むもの」から「つくるもの」へと意識が変わる入口として機能している。さらに読み聞かせイベントや「大友剛 マジックと音楽と絵本のコンサート」のような異ジャンルとのコラボレーション企画も組まれており、体験の幅が広い。

絵本作家と対話する「マグちゃん通信」

奇数月中旬に発刊される広報誌「マグちゃん通信」は、vol.97(2026年4〜5月号)まで継続する館独自のコンテンツだ。ヨシタケシンスケ、tupera tupera、谷口智則、酒井駒子、かこさとし……と錚々たる絵本作家が号ごとにフィーチャーされており、バックナンバーをPDFで閲覧できるものも多い。作家の肉声に近いテキストが読めるこの冊子は、絵本ファンにとって単なる施設案内を超えた読み物として評価が高い。

親子フリーパス制度(2026年度より一部ルール改定)もあり、継続的に通いやすい仕組みが用意されている。貸館機能も備えるため、地域のコミュニティ活動の拠点としても利用されている。

アクセス

〒939-0283 富山県射水市鳥取50

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