
生石庵(おいしあん)
GALLERY
仙台郊外、利府町の深い森の中、惣の関ダムを望む一軒のカフェ「生石庵(おいしあん)」。日本三景・松島のそばという立地でありながら、その存在は知る人ぞ知る隠れ家です。古い住宅をボランティアのDIYで生まれ変わらせた建物は、夢とメッセージ性を宿した唯一無二の空間です。
場所と建物に込められた物語
生石庵が立つのは、チャペルや宿泊施設を備える「オアシスセンター(森郷キャンプ場)」の敷地内。運営母体は1932年に設立されたキリスト教(プロテスタント)の「オアシスチャペル利府キリスト教会」で、幼児保育や被災地支援など地域貢献を続けてきた教会です。東日本大震災の際にはこの場所に1万5千人のボランティアが宿泊し、大きな支援拠点として機能しました。そうした歴史と想いが積み重なる場所に、生石庵はひっそりとたたずんでいます。営業時間内はどなたでも入ることができます。
徹底的にこだわった自家焙煎コーヒー
生石庵の核心は、妥協なく追求した自家焙煎珈琲です。不良豆を徹底的に除くため、焙煎前と焙煎後の2回に分けてハンドピックを実施し、雑味のない透き通った味わいを実現しています。じっくりと時間をかけて豆の芯から焼くことで、豆本来の香り・コク・甘味を十分に引き出します。「鮮度」を最優先とし、焙煎してから5日以内の豆を全国に発送。生石庵ブレンドをはじめ、KEN ORIGINAL BLEND、NODATE BLENDなど個性の異なるラインナップも揃い、定期購入にも対応しています。
季節を楽しむメニューたち
夏の新メニューとして登場した「森のシトラス ソルティ ブリュー」は、タイ・チェンマイ産のコーヒー豆を使ったコールドブリューに、トニックウォーターとライムを合わせた夏限定の一杯。グラスの縁には沖縄のミネラル豊富な海塩「ぬちまーす」をまとわせており、飲み進めるほどにライムの爽やかさ、トニックウォーターのやさしい甘み、コールドブリューのまろやかさが重なり合う構成です。
軽食の定番はビスコッティ。イタリア・トスカーナ地方の伝統的な郷土菓子で、オーブンで2度焼きすることで生まれるザクッとした独特の食感が持ち味です。そのまま素材の味を楽しむのも、コーヒーや紅茶に浸して食感の変化を味わうのも一興。種類は季節ごとに変わり、「ほや」を使ったユニークな地元食材のビスコッティも登場するなど、次の訪問が楽しみになる工夫が光ります。
月1回程度の営業日には、季節限定のカレーランチも提供されます。カレーランチ提供日とドリンク・軽食のみの日が分かれているため、事前にFacebookやInstagramで最新の営業予定を確認してから訪れることをおすすめします。
訪れる際のヒント
店内20席、テラス席10席の計30席。駐車場は15台分あり、車でのアクセスが基本となります。全面禁煙でWi-Fiも利用可能。営業は11:00〜16:30で、不定期営業のため公式SNSでの事前確認が必須です。ダム湖の静けさと森の空気に包まれながら飲む一杯のコーヒーは、日常から少し離れた贅沢なひとときを届けてくれるでしょう。
アクセス
JR利府駅から車で約15分(駐車場15台完備)
営業時間
11:00-16:30 ※営業日限定(詳細はFacebook/Instagram確認)
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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