
能作
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1916年(大正5年)の創業以来、富山県高岡市で錫鋳物の伝統を守り続ける能作。高岡は江戸時代から続く鋳物の産地として知られており、能作はその中でも仏具・花器・茶道具を皮切りに、現代のライフスタイルに寄り添った錫テーブルウェアやホームアクセサリーへと製品の幅を広げてきたメーカーです。本社施設「Factory Shop」は、ものづくりの現場を五感で体験できる複合施設として、国内外の旅行者を引きつける観光スポットになっています。
100年以上受け継がれる錫の美学
錫は「美しさとやわらかさ」を兼ね備えた金属として古来から珍重されてきました。手に取った瞬間のひんやりとした心地よさは錫ならではの特性で、冷たい飲み物を注ぐとその冷感がより際立ちます。能作は創業から現在まで、この錫の魅力を活かした製品づくりを続けており、風鈴やぐい呑、ホイッスルといった伝統的なアイテムから洗練されたテーブルウェアまで幅広いラインナップを展開。近年は「NS by NOUSAKU」という現代的なプロダクトラインも設け、Playing Cardsのような遊び心あるコレクションも発表しています。
工場見学と製作体験で「つくる」を知る
本社施設の大きな魅力は、職人の仕事ぶりを実際に目で見られる工場見学です。鋳物製作の工程を間近に観察できるため、ショップで商品を眺めるだけでは分からない技術への理解が深まります。製作体験では初心者でも錫製品づくりに挑戦でき、「じぶんでつくる!セルフワークショップ」も定期開催されています。自分の手で仕上げた一点ものの錫製品は、旅の記念として格別な存在になるでしょう。
錫の器で味わうカフェレストラン
施設内のカフェレストランは「錫の器で楽しめる」というコンセプトが最大の特徴です。能作の錫製品を実際に使って食事や飲み物を楽しめるため、購入前に器の使い心地を体感できる場としても機能しています。手に伝わるひんやりとした感触を確かめながら過ごす時間は、ショッピングや体験とあわせた施設滞在をより豊かなものにしてくれます。
錫婚式と錫リサイクル——能作ならではの提案
能作が独自に提案する「錫婚式」は、結婚10周年のアニバーサリーを錫にちなんだ形でお祝いするサービスです。銀婚式・金婚式と同様に節目の記念として錫製品を贈り合う文化を広める取り組みで、ファミリー向けのアニバーサリー体験として注目を集めています。一方「錫リサイクルプロジェクト」では、自宅に眠っている能作の錫製品を回収・再生するサステナブルな取り組みも展開。ものを大切にする精神と環境への配慮を両立しています。
多彩なイベントで深まるものづくり体験
本社施設では「能作 職人の日」「富山のてしごとに触れる展」「観る・聞く・触る いもののひみつ展」など、鋳物の世界を多角的に楽しめる企画が定期的に開催されます。子ども向けの「ものづくり探検クイズ&スタンプラリー」も実施されており、訪問のタイミングによって異なる体験ができるのも能作の魅力の一つです。池田模範堂「ムヒ」100周年記念の風鈴製作や「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」の錫製ホイッスル提供など、他業種とのコラボレーションも活発で、高岡のものづくりを現代に広くつなぐ存在として注目を集めています。
アクセス
富山県高岡市オフィスパーク8-1
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