
日本浮世絵博物館
GALLERY
日本浮世絵博物館は、長野県松本市に位置する浮世絵の専門美術館です。江戸時代後期の浮世絵コレクションとしては世界最大規模を誇り、日本の伝統美術を体系的に鑑賞できる場として、美術愛好家や研究者から高く評価されています。
酒井家のコレクションを核に1982年開館
館の礎となっているのは、松本の酒井家が代々にわたって収集してきた浮世絵の数々です。その蓄積を核に、1982年に専門博物館として開館しました。江戸時代後期の浮世絵において世界最大規模のコレクションを誇るという事実は、一つの家系が長い時間をかけて育んできた文化的情熱の証でもあります。
企画展「水を描くー江戸の日常と豊かな表現」(2026年6月24日〜9月13日)
2026年夏の企画展では、「水」が浮世絵の主役となります。堀・川・海を活用した都市計画のもとで整備された江戸は、水の恩恵を受けて繁栄した都市でした。市民の日常には常に水辺があり、絵師たちはその風景を丹念に描き留めました。変化し続ける水の姿は絵師の作画意欲をかき立てる格好の画題となり、多彩な技法で紙の上に刻まれています。
本展の代表的な作品として、葛飾北斎の「諸国瀧廻り」が挙げられます。各地の滝を題材にした連作であり、躍動する水の描写は北斎の技量を存分に示す名品として知られています。また、江戸時代に広まった物語の世界においては、水は日常の背景にとどまらず、人の心情や運命を映し出す象徴的なモチーフとして機能していました。浮世絵というレンズを通して、江戸の水文化と人々の営みを多角的に体験できる内容となっています。
松本市内の公共交通でのアクセス
松本市内を巡る「ぐるっとまつもとバス」が2026年から日曜・祝日も運行するようになり、公共交通を使った来館がより便利になっています。
アクセス
松本駅から徒歩約15分
営業時間
9:00~17:00
料金目安
500~1,500円
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