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日本玩具博物館

日本玩具博物館

※写真はイメージです。

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1975年の開館以来、半世紀にわたって日本の玩具文化を守り続けてきた日本玩具博物館。兵庫県姫路市の郊外に位置するこの博物館は、約90,000点に及ぶ膨大なコレクションを有し、2016年にはミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選定された。国内外の来館者が訪れる、知る人ぞ知る玩具・人形の殿堂だ。

6棟・延長180mの展示空間

館内は6つの建物で構成され、展示ケースの総延長は約180mに達する。このスケールのなかに、常時5,000点もの玩具や人形が並ぶ。1号館では昭和40年代から平成にかけての日本の近代玩具を時系列で追い、2号館では明治・大正・昭和30年代までの近代玩具約600種類が紹介されている。それぞれの時代の遊びの変遷を、実物を通じて肌で感じられるのが特徴だ。

47都道府県の郷土玩具と世界160か国の民族玩具

最大の見どころのひとつが、4号館の充実した展示だ。1階には47都道府県の郷土玩具が地域ごとに整然と並び、約650種・2,000点が一堂に会する。各地で子どもの健やかな成長を祈って作られた土人形や張子人形、木製玩具の素朴な造形は、見比べるだけで日本の地域性の豊かさを実感できる。2階に上がると視点が一気に広がり、世界約160の国と地域から集められた民族玩具約1,000点が展開される。日本の玩具文化を軸にしながら、世界の遊びの多様性まで俯瞰できる構成だ。

ちりめん細工と神戸人形という固有の世界

3号館では伝統手芸「ちりめん細工」の世界が展開されており、小さな布きれから生み出される精巧な細工物の数々が並ぶ。また、現在開催中の企画展「神戸人形*ミナトマチ神戸が育てたからくり玩具」(会期:2026年12月27日まで)では、明治後期から昭和前期の古作品を製作者ごとに紹介。総数130点に及ぶ神戸人形コレクションは、港町神戸が育んだからくり玩具の技巧を余すところなく伝えている。

季節を彩る特別展と参加型の体験

6号館では季節ごとに特別展・企画展が催される。2026年10月まで開催中の特別展「ふるさとの節句人形~上巳・端午・七夕~」では、子どもの成長を祈る節句行事ゆかりの郷土素朴人形が特集されており、年間を通じてテーマが移り変わる。また、館内には実際に触って遊べるコーナーも設けられており、子どもから大人まで手を動かしながら玩具の魅力を体感できる。

デジタルコレクションでさらに深掘り

2025年の開館50周年を機に、約90,000点の収蔵品の一部をデジタルコレクションとして順次Web公開している。郷土凧・動物玩具・世界のクリスマス人形・ままごと道具・郷土人形の金太郎シリーズなど、来館前後にオンラインで予習・復習できる仕組みが整っており、実物展示と合わせて利用することで理解がいっそう深まる。

アクセス

JR姫路駅より播但線「香呂」駅下車、徒歩15分(タクシーで5分)

営業時間

10:00〜17:00、定休日: 水曜日、年末年始(12月28日~1月3日)

料金目安

一般 ¥800、高校・大学生 ¥500、子ども(4歳以上) ¥300

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