
那須白河フォレストスプリングス
GALLERY
福島県西白河郡西郷村に位置する「那須白河フォレストスプリングス」は、東北自動車道・白河ICからわずか5分というアクセスの良さでありながら、本格派アングラーも唸らせるハイレベルなトラウト管理釣り場として知られる。小高い山に囲まれた箱庭的な地形で風の影響を受けにくく、国道4号からひとたび入れば、周囲に人工建造物の少ない自然豊かな景観が広がる。
1970年代の釣りを変えた男の意志を継ぐ場所
この釣り場の背景には、一人の釣り人の哲学がある。1970年代、日本国内の釣り文化に多大な影響を与えた故・西山徹氏。フォレストスプリングスはその意思を具現化した「自然一体型の釣り場」として設計されており、単なるレジャー施設にとどまらず、釣り思想の継承という側面を持つ。運営するのは林養魚場で、その育成哲学もまた釣り場の品質を支える核心にある。
国内有数のハイアベレージ:厳選されたトラウトたち
フォレストスプリングス最大の特徴は、放流魚のレベルの高さだ。林養魚場が素掘り育成した魚は、ヒレが美しい好魚体として知られ、平均サイズ40cm近いというハイアベレージを誇る。この点は国内の管理釣り場の中でも突出している。
放流される魚種は豊富で、レインボートラウト、ドナルドソン、スティールヘッド、カムループ、コーホーサーモン(銀鮭)、ブルック、ブラウントラウト、イトウ、イワナ、ヤマメと多彩なトラウト類が揃う。こうした魚の重みに対応するため、タックルセッティングは事前によく考えておく必要がある。ランディングネットは50cm径程度のラバーネットが推奨されており、有料でのレンタルも可能だ。
ポンド構成とフィッシングルール
6,500㎡(最大水深3m)の敷地には、ファーストポンド、セカンドポンド、サードポンドのほか、女性・こどもに配慮した池も設けられている。2025年6月にはサードポンドにデッキが新設されたほか、2025年4月からは曜日に関係なく全ポンドでフライフィッシングが解禁となるなど、施設は継続的に進化している。
釣り方はルアーとフライの両方に対応。使用フックはシングルバーブレスのみで、ルアーの全長は10cm未満、スプーン・スピナーは5g台まで。ワームやラバージグなどのソフトルアー類、ドロッパーやからバリなどの特定仕掛けは使用禁止となっており、ルールを把握した上で臨むことが必要だ。また、ノータッチリリースが推奨されており、魚への配慮を大切にする文化が根付いている。
予約不要で当日利用できるが、ライセンス購入前の場所取りは厳禁。早めに並んでライセンスを購入し、水が動いている好ポジションを確保することが釣果への近道とされている。
季節の彩りと自然環境
海抜428m程度の立地は、那須高原や白河市内とほぼ同等の気候。足元は砂利や芝が中心でスニーカーでの釣行も可能なため、装備面のハードルが低く訪れやすい。
春は梅・桃・桜・ハクモクレンなど多彩な花が周囲を彩り、釣りの合間に目を楽しませてくれる。秋は11月頃に紅葉が見頃を迎え、山に囲まれた箱庭的な釣り場の景色がひと際美しくなる。
食事・宿泊・近隣施設
管理棟内には「FS Cafe」が併設されており、林養魚場ブランドの虹鱒「メイプルサーモン」を使った丼が人気メニューとなっている。釣り場ならではのブランド魚を食卓で味わえる点も、訪れる楽しみの一つだ。
宿泊施設「エフエスロッジ」も備え、公式ホームページから予約が可能。ゆっくりと滞在しながら翌朝の早朝釣りに備えるスタイルも選択できる。また、国道4号線沿いには車で2〜3分の距離にミニストップ(西郷小田倉店)があり、飲食物の調達にも困らない。
月例教室とメーカーイベント
大型管理釣り場という規模を活かし、フォレストスプリングスでは釣り場主催の月例フライ・ルアー教室が定期的に開催されている。さらに、釣り具メーカー主催のレクチャーやスクールも不定期で多く開催される場として知られており、技術を向上させたいアングラーにとっても絶好の学びの場となっている。最新情報は公式HP・各種SNSで確認できる。
アクセス
東北自動車道白河ICより車で約5分。公共交通機関の場合は東北新幹線新白河駅よりタクシー
営業時間
7:00~17:00(4月~10月は18:00まで)、年中無休(臨時休業あり)
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