
長浜市曳山博物館
GALLERY
長浜市曳山博物館は、400年以上の歴史を持つ「長浜曳山祭」の本物の曳山を常時公開する施設です。公益財団法人長浜曳山文化協会が運営し、平成12年(2000年)の開館以来、江戸時代の職人技と町衆文化を現代に伝え続けてきました。令和7年(2025年)秋には開館25周年を迎え、記念事業も実施されました。
砂金が生んだ祭り — 安土桃山時代の誕生秘話
長浜曳山祭の起源は安土桃山時代にさかのぼります。当時の長浜城主・豊臣秀吉に男子が生まれた際、喜んだ秀吉は城下の人びとに砂金を振る舞いました。その砂金をもとに町民が曳山を製作し、長浜八幡宮の祭礼に曳き回したのが祭りの始まりとされています。江戸時代になると、各山組が競うように曳山を改造し、豪華な装飾品を用いるなど贅の限りを尽くしました。現在博物館に収蔵されている曳山は、その時代に作られたものです。
本物の曳山を間近に — 江戸の職人技の粋
博物館では、長浜曳山祭に実際に出場する本物の曳山を4基収蔵し、2基ずつ展示しています。江戸時代の伝統的な職人技術の粋を集めた本物の曳山を間近で見られるのは、この博物館ならではの体験です。2023年11月には館内のリニューアルも実施されており、展示環境が新たに整えられています。
子ども歌舞伎という伝統芸能の継承
長浜曳山祭の最大の呼び物は、5歳から12歳の男の子たちが豪華絢爛な曳山の舞台で演じる「子ども歌舞伎」です。大人顔負けの熱演は見物客の拍手喝采を浴びることで知られており、江戸時代から続く伝統芸能の継承が今も息づいています。令和7年度には、羊毛フェルト作家・水津君枝氏による特別展「長浜曳山祭に見る子ども歌舞伎の美」が開催されるなど、この伝統を現代の芸術的な視点から再解釈する企画展も催されてきました。
企画展・特別展と多彩なイベント
博物館では常設展に加えて、曳山祭にまつわる企画展・特別展を定期的に開催しています。令和8年度の特別陳列「神事曳山芸題番附版木~明治時代の曳山パンフレット~」では、明治時代の版木という稀少な資料が公開されました。開館25周年を記念した対談「山・鉾・屋台の保存と伝承~大津祭の事例に学ぶ~」のように、曳山文化の保存と継承を議論するトークイベントも実施されています。「豊臣兄弟まちなか祭 ~物語で語る戦国~(小一郎デー)」では講談・紙芝居・詩吟・歴史トークが行われるなど、地域の歴史と結びついた催しも多彩です。また、長浜曳山まつりの様子はYouTubeで生配信されており、遠方からも祭りをリアルタイムで楽しめます。
秋の曳山交替式と通年の楽しみ
展示される曳山は毎年10月の「秋の曳山巡行(曳山交替式)」に合わせて入れ替えが行われます。来館の時期によって異なる曳山を鑑賞できるため、再訪の楽しみもあります。施設内には伝承スタジオや広場もあり、地域のイベント会場としても活用されています。曳山の実物展示、子ども歌舞伎の記録と解説、企画展、イベントという多層的なアプローチで、長浜の祭礼文化を深く体験・学習できる拠点となっています。
アクセス
JR長浜駅より徒歩7分、長浜ICより車で10分
営業時間
定休日: 月曜
料金目安
大人600円、小人300円、団体20名以上2割引
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店舗詳細
- 価格帯
- $
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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