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九州歴史資料館

九州歴史資料館

※写真はイメージです。

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昭和48年(1973年)の開館以来、九州歴史資料館は単なる展示施設にとどまらず、大宰府史跡の発掘調査を主軸に据えた調査研究機関として機能してきた。古代日本の「西の都」として東アジア交流の要衝だった大宰府を、現地発掘から学術刊行物の編纂まで一貫して担う存在が、この館の最大の個性である。

「歴史(とき)の宝石箱」― 4コースで巡る常設展示

常設展示は「常設展示」「特別展示」「バックヤード」「館内・館外」の4コースで構成されており、展示室を順に歩くだけでなく、収蔵庫や屋外にまで探訪の場が広がる。敷地内に現地保存された三沢遺跡は屋外展示として公開されており、土の下に眠る歴史を地上から感じ取れる稀有な体験ができる。

第1展示室では企画展を随時開催。「福岡県ができるまで」「船原古墳とかがやく馬具の精華」「江戸時代に華ひらいた福岡のやきもの」「斎藤秋圃 ―人となりと人物描写の魅力―」など、考古から美術史まで多彩なテーマが年間を通じて入れ替わる。特定のジャンルに偏らず福岡・九州の通史を横断する企画姿勢が特徴的だ。

毎週日曜の古代体験と夏休み特別イベント

博物館の醍醐味を「見る」から「触れる」へ引き上げるのが教育普及プログラムである。毎週日曜日には古代の技法や文化財に親しめる体験プログラムを開催。夏休み期間には「古代まるごと体験DAY」や「きゅうれき歴史体験教室」など集中型の特別企画も設けられ、子どもから大人まで参加できる。中高生を対象にした「西の都・大宰府を考える」バスツアーは、史跡を現地で読み解く実践的な学びの場として企画されており、教室を飛び出した歴史探究の機会を提供している。

ギャラリートーク・バックヤードツアーと研究講座

学芸員が展示解説を行う「ギャラリートーク」や、通常非公開の収蔵エリアを案内する「バックヤードツアー」は毎週日曜に実施。「夕べのギャラリートーク」として夜間開催される回もあり、仕事帰りや観光の締めくくりにも立ち寄れる。講座・講演会では「筑紫君磐井の乱の実像に迫る」といった古代史の最前線テーマを取り上げ、YouTube「古代史研究チャンネル」でもアーカイブ配信している。

デジタルアーカイブと刊行物

収蔵品データベースや文化財3D画像、調査報告書のダウンロードサービスを整備しており、遠方からでも研究資料にアクセスできる体制を整えている。図書室では関連資料の閲覧が可能で、博物館実習の受け入れや学校向け博学連携事業も行っている。過去の企画展・特別展に対応した図録・報告書は館内で販売されており、展示テーマを深掘りしたい訪問者の「持ち帰る学び」を支える。

アクセス

小郡市三沢、最寄駅の情報は記載なし

営業時間

9:30〜16:30(入館は16:00まで)、定休日: 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日〜1月4日)

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