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久能山東照宮博物館

久能山東照宮博物館

※写真はイメージです。

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久能山東照宮博物館は、国宝に指定された社殿を擁する久能山東照宮に付属する歴史博物館です。徳川家康公を御祭神とする東照宮に奉納された伝世の宝物を中心に、2,000点を超える資料を収蔵しており、戦国から江戸へと続く日本史の転換点を実物資料から読み解ける場として知られています。

家康公の「手沢品」——生きた証しとしての日常品

館最大の特徴のひとつが、徳川家康公の「手沢品」——すなわち家康公が日常的に使用した品々をまとまった形で収蔵・展示していることです。手沢品とは、主人が実際に手を触れ使い込んだことを示す言葉で、歴史上の人物が確かにそこに生きていたことを伝える一次資料です。ゆかりの品が各地の博物館に散在するケースが多い中、久能山東照宮博物館では家康公の日常品をひとまとめに見られる点が、研究者のみならず歴史ファンにとっても得難い体験となっています。

歴代将軍の武器・武具——徳川家の権威と美意識

もうひとつの柱が、徳川歴代将軍から久能山東照宮へ奉納された武器・武具のコレクションです。刀剣・甲冑など、武家社会の権威と職人の美意識が凝縮された資料が充実しており、天下泰平を築いた徳川家の歩みを立体的に体感できます。刀剣に関する特別展示も定期的に開催されており、来館のたびに異なる切り口で収蔵品と向き合えるよう工夫されています。

収蔵品の修復・保存への取り組み

博物館では令和6年度より順次、歴代将軍が寄進した刀剣を保護する白鞘の修復・復元事業を進めています。鞘が傷んだ刀剣に適切な保護具を整えることで、長期的な保存が可能になります。こうした地道な取り組みが数百年にわたる宝物の命を現代へとつなぎ、さらに後世へ伝える礎となっています。2,000点超の収蔵品は奉納宝物としての性格上どれも来歴が明確であり、その一点一点に徳川家と東照宮の信仰の歴史が刻まれています。

アクセス

静岡市駿河区根古屋390

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