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川西市郷土館

川西市郷土館

※写真はイメージです。

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川西市郷土館は、1988年11月に開館した複合文化施設です。銅製錬業で財をなした旧平安家の邸宅を核に、移築復元された洋風建築、美術館、アトリエの再現空間など、複数の歴史的建造物が一つの敷地に集まる、他に類を見ないロケーションです。

旧平安家住宅——大正建築と兵庫県の景観遺産

敷地の中心に立つ旧平安家住宅は、大正時代に建てられた建物で、国登録有形文化財かつ兵庫県景観形成重要建造物に指定されています。銅製錬業者として川西の近代産業史を担った平安家の邸宅であり、建物そのものが地域の経済的・文化的隆盛を今に伝える証といえます。

英国様式の美——旧平賀家住宅

郷土館のもう一つの顔が、イギリスの住宅様式を表現した旧平賀家住宅です。もともと別の場所に建っていたこの洋風建築を移築・復元したもので、室内には暖炉、ステンドグラス、そしてウィリアム・モリスの壁紙が当時のまま残されています。その完成度の高さから、ドラマや映画のロケ地としても使用されており、訪れるだけで映像作品の一シーンに迷い込んだような感覚を覚えます。

二人の画伯を偲ぶミューゼレスポアール

敷地内の美術館「ミューゼレスポアール」2階の展示室では、川西ゆかりの日本画家・青木大乗画伯と洋画家・平通武男画伯の作品を常設展示しています。日本画と洋画、対照的な表現世界を同じ空間で鑑賞できるのは郷土館ならではの魅力です。1階には平通画伯が生前の旅先で描いたスケッチが並び、画家の視点を通じた風景との対話を楽しめます。さらに敷地内には平通画伯のアトリエを忠実に再現した「アトリエ平通」も設けられており、創作の場の空気感をそのまま体感することができます。

産業遺産と個性的な展示室

かつて平安家が営んだ製錬事業の痕跡として、敷地内には平安製錬所跡が残されています。あわせて鉱山資料展示室では、川西周辺の採掘・製錬にまつわる資料を見ることができ、地域の産業史を立体的に理解できます。個性的なコレクションとして、一色八郎氏による箸の展示室も設置されており、文化・民具の視点から日本の生活文化へとアプローチできます。

自然とレトロな空気の中で過ごす

郷土館の敷地は自然に囲まれており、歴史的建造物と緑が溶け合うレトロな雰囲気が特徴です。施設内での写真撮影やスケッチも可能で、建築や風景を自分なりに記録しながら回ることができます。また、各種講座・コンサート・イベントが定期的に開催されているため、展示鑑賞だけにとどまらない多様な文化体験の場としても地域に根付いています。

アクセス

兵庫県川西市

営業時間

火~木曜日9時~17時(祝日除く)、金~日曜日・祝日10時~16時30分、月曜日休館。旧平賀邸・ミューゼレスポアールは土・日・祝日のみ開館。年末年始12月28日~1月5日休館。

料金目安

旧平賀邸・ミューゼレスポアールは土・日・祝日は無料(工事期間中のみ)

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