
地焼きうなぎ 嘉門
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郡上市大和町の栗栖川沿いに、令和5年5月静かに産声を上げた「地焼きうなぎ 嘉門」。蒸してから焼く関東風とは一線を画し、活鰻を捌いてそのまま炭火にかける「関西風の地焼き」を流儀とする専門店だ。その実力はフェアフィールド・バイ・マリオット道の駅ホテルに正式採用されるほどで、郡上の山あいを超えて評価を集めている。
蒸さずに焼く、嘉門の流儀
嘉門が一貫して守るのは、蒸し工程を省いて炭火で直焼きする地焼きスタイルだ。蒸すことで生まれるふっくら感は別の次元に置き、炭火との対話から生まれる「パリッとした皮目と、ふっくらとした身」という両立が、この調理法の真骨頂。直火だからこそ宿る炭の香りと、噛んだ瞬間の食感のコントラストは、蒸し鰻では到達できない境地だ。
一串入魂——焼き師・古瀬の仕事
「一串入魂」を掲げる焼き師・古瀬氏は、注文を受けてから活鰻を捌き、炭火でじっくりと焼き上げる。提供まで約20〜30分を要するが、店はそれを「作り置きをしない証」と位置付け、待つ時間そのものを体験の一部として提供している。1日にご提供できる数に限りがあるため、遠方からの場合は事前予約が強く推奨される。
お品書き——紅白重から隠れた傑作まで
看板メニューは「紅白重」(4,600円・肝吸い付き)。秘伝のタレで焼いた蒲焼きと、うなぎ本来の旨味をストレートに堪能できる白焼きを一つの重箱で味わえる、この店ならではの組み合わせだ。白焼きは「自信作」とも銘打ち、単品(4,200円)でも提供されている。
平日昼は一日十食限定の「ミニ紅白膳」(2,690円)があり、手頃な価格で紅白の醍醐味を試せる。大ぶりの肝を乗せた「肝乗せひつまぶし」(4,800円・数量限定)は、最後に出汁をかけてお茶漬け風に締める三段階の食べ方も楽しめる。
知る人ぞ知る存在が「白焼き上丼の卵黄乗せ」(4,550円)。地元・畑中商店の溜まり醤油と海苔を纏わせたご飯に、コケコッコ村の濃厚な産みたて卵を頂に乗せた、公式がひそかに「隠れた傑作」と称するシークレットメニューだ。
一品料理には花わさびの醤油漬け(330円)、数量限定の肝焼き(1,000円)、うなぎの骨せんべえ(440円)も揃う。お好みのお酒の持ち込みも可(抜栓料1本3,300円)。
地元食材へのこだわり
使う素材は地域との縁で選び抜かれている。米は木嶋農園のコシヒカリ、醤油は畑中商店の隠し醤油、水は「古今伝授の水」、山椒は佐藤農園産、奈良漬けは渡辺漬物と、メインの鰻を脇で支える食材にも妥協がない。
築百余年の酒蔵が紡ぐ空間
店舗はかつての酒蔵をリノベーションした古民家。太い梁や柱が当時のまま残り、歴史の重みと木の温もりが共存する落ち着いた空間だ。座敷ではなく全席テーブル・椅子席なので、正座が苦手な方や子ども連れも安心してゆっくり過ごせる。店の横を流れる長良川支流・栗栖川の川風とせせらぎ、苔むした庭の眺めも、食事の時間に添えられた郡上らしい情景だ。
予約とご利用について
ランチは予約なしでも入店可能だが、売り切れの可能性があるため予約推奨。夜の部は完全予約制・一日三組限定。LINE予約にも対応している。お土産用のうなぎ弁当は店内飲食と同価格で当日注文も可(大口は2日前までに要予約)。支払いは現金・クレジットカード・PayPayに対応。臨時休業や完売情報はInstagramで発信されているため、遠方から訪れる前に確認しておきたい。
アクセス
郡上八幡駅から車で約20分。カーナビは『平野醸造』様に設定すると駐車場に入りやすい
営業時間
月〜火:11:00-14:00(L.O)、17:30-19:00(L.O) | 水:定休日 | 木:11:00-14:00(L.O)、17:30-19:00(L.O)(第2・4定休) | 金〜日:11:00-14:00(L.O)、17:30-19:00(L.O)(日夜は完全予約制・1日3組限定)
料金目安
ミニ紅白膳 2,690円、上丼 4,400円、名物紅白重 4,600円、白焼きまぶし重 4,400円、肝乗せひつまぶし 4,800円
店舗詳細
- 価格帯
- $$$$
- 決済方法
- 現金 / クレジット / PayPay
- 対応言語
- 日本語
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