
JAはだの じばさんず
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秦野盆地の豊かな農業を肌で感じられる場所が、JA(農業協同組合)が運営する直売所「じばさんず」だ。名称は一般公募で命名された愛称で、「地場産がいっぱい」を意味する。ロゴマークには丹沢の山並みと秦野特産の落花生がデザインされ、この土地ならではのアイデンティティが込められている。
600軒超の農家が毎日出荷する神奈川県内最大規模の直売所
じばさんずの最大の特徴は、秦野を中心とした600軒以上の農家から農産物が毎日届く規模感にある。県内最大規模の売り場には、新鮮な野菜・果物・加工品・草花が並び、訪れるたびに異なる顔を見せる。市外から週複数回通う常連客も多く、「野菜はじばさんずでしか買わない」という声が利用者アンケートに寄せられるほどの支持を受けている。
朝採り野菜コーナーと秦野ならではの品揃え
毎朝、農家が自ら収穫した野菜を持ち込み、値段をつけて陳列する「朝採りコーナー」はこの直売所の象徴的な存在だ。農家の顔が見える形で販売されることが、子育て世帯をはじめ幅広い層に支持されている理由の一つでもある。
品揃えは多彩で、秦野特産の「さくら漬け」や農家手製の加工品のほか、青パパイヤ・長ナス・モロヘイヤ・青パパイヤ茶といった個性的な野菜も並ぶ。出荷農家のなかには有機肥料(馬ふん堆肥)を使って栽培するこだわりの生産者もいる。旬の時期にはサツマイモ(紅はるか・シルクスイートなど複数品種)や、かながわブランドに登録されたハウスみかんも登場する。草花・鉢物コーナーも充実しており、店長が「鮮度抜群で長持ちする」と太鼓判を押す花も人気商品の一つだ。
秦野名物「うでピー」—全国に先駆けて1989年に商品化
落花生の生産量が県内1位を誇る秦野市が生んだ名物が「うでピー」だ。掘り立ての落花生を殻ごと塩ゆでして瞬時に冷凍したもので、「ゆでる」を意味する秦野の方言「うでる」がその名の由来。素材の甘みと香りが凝縮された濃厚な味わいは「くせになる」と評判で、1989年の商品化以来、土産品・贈り物としても全国へ送られ続けている。じばさんずで落花生を求めるなら、ぜひ押さえておきたい一品だ。
産地直結だから実現する徹底した安全基準
じばさんずで販売される農産物は、秦野産・神奈川県内産・国産に限られ、外国産は一切取り扱っていない。県外産については全国の提携JAファーマーズマーケットから直送されるものに限定している。
すべての出荷農家から「安全な栽培に関する誓約書」を提出させ、防除基準の遵守と防除日誌の記帳を管理。出荷された生鮮野菜・果物の栽培履歴を確認したうえで、定期的な残留農薬検査も実施している。「生産者の顔が見えるから子どもにも安心して食べさせられる」という利用者の声は、こうした取り組みに裏打ちされたものだ。
地域の農業を支える交流拠点として
じばさんずは単なる販売施設にとどまらず、学校給食への農産物提供や「じば農園」を使った園児向けの食農教育など、地域の食育活動を担う拠点でもある。生産者と消費者が日常的に顔を合わせ、農家の声と消費者の声がダイレクトに行き交う場として、秦野の地産地消を根底から支えている存在だ。
アクセス
東名高速道路「秦野中井インター」から車で約10分、国道246号線「堀川入口交差点」角
営業時間
9:00~17:00、定休日: 毎月第2火曜日(7月・8月を除く)、1月1日~3日
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