
本と喫茶 サッフォー
GALLERY
つくば市天久保のアイアイビル104号室に店を構える「本と喫茶 サッフォー」は、カフェと出版社と編集室が一体となった小さな複合スペースだ。ジェンダーやセクシュアリティ、社会的マイノリティをテーマにした書籍を自ら刊行しながら、珈琲を片手にその問いを語り合える場として機能している。
自社刊行書籍
サッフォーが発行した書籍は、いずれも既存の性別観念や恋愛規範に対して鋭い問いを投げかけるものだ。中村佳太『コーヒーは男のもの?』は、珈琲文化に染み込んだ性別ステレオタイプを文化的側面から掘り下げた一冊で、第二章冒頭部がウェブで公開されて読者の関心を集めている。周司あきら『パンセクシュアル宣言』は、恋愛と性のカタチの多様性を正面から扱い、まえがきをウェブ公開することで広く読者に向き合っている。いずれも試し読みで入口を設け、書店になかなか並ばないテーマへの間口を広げる工夫が施されている。
ウェブマガジン「シモーヌ」
書籍刊行と並行して、ウェブマガジン「シモーヌ」も発行している。シモーヌ編集部編『シモーヌ2026年夏号』が最新号として刊行されており、単行本よりも頻度の高いサイクルでジェンダーや社会課題に関する論考を届けている。編集室を店舗に併設しているため、執筆者・編集者・読者が物理的にも交差しやすい環境が整っている。
著者・研究者と読者が交わるイベント
定期的に開催されるイベントは、書籍の内容を入り口にした生きた議論の場だ。2026年4月には「連帯は国境を越える:買春処罰を食い止めたスコットランドから見えてきた課題」と題したイベントを開催し、国境を越えた連帯や性産業にまつわる法制度を掘り下げた。国内では取り上げられにくいテーマに踏み込む姿勢は、単なる読書会にとどまらないこの場所の性格をよく示している。開催予定イベントは店頭と公式サイトで随時告知されている。
zine・ウェブショップ・SNS
サッフォーのzineを扱う取扱店リストも公開されており、物理的につくばへ足を運べない読者がzineを手にする経路も用意されている。ウェブショップでは書籍を購入可能で、Instagram・Threads・Facebook・X・YouTubeと幅広いプラットフォームで情報発信を続けている。珈琲を飲みながら棚を眺めるだけでなく、遠方からオンラインで繋がりたい人にも開かれたスペースといえる。
アクセス
茨城県つくば市天久保1丁目15番地11 アイアイビル104号室
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店舗詳細
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- 日本語
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