
cox
GALLERY
茨城県つくば市小野崎に佇む「cox」は、飲食とアート・デザインが溶け合う稀有な場所だ。建築家・新関謙一郎氏率いるNIIZEKI STUDIOが手掛けた建物は、2024年にグラフィック社刊行の建築専門書『建築・住宅デザインの現場』にメディア初公開として掲載され、食の場であると同時に建築作品としての二重の価値を持つ。Shingoster LIVINGの創業から20年、coxとしては2015年の開店から9年の歳月を重ね、つくばに唯一無二の文化拠点として根付いている。
建築家が設計した、食の場という芸術体験
coxを手掛けたNIIZEKI STUDIOの新関謙一郎氏は、この空間を「日々の慌ただしさから解き放たれた神聖な場」として設計した。2024年7月には刊行記念として新関氏本人によるレクチャー&トークイベントがcox会場で開催されるなど、建物そのものがイベントスペースとしても機能する。庭に育つハーブや季節の草花が室内を彩り、そこから摘まれた素材がスイーツやギフトの物語へとつながっていくのも、この店ならではの世界観だ。
季節限定スイーツ——庭と素材から紡がれる作品
coxのスイーツは毎年のシーズンに合わせて新たな物語を纏う。クリスマスの時期には複数種のケーキが限定販売される。
2023年のクリスマスケーキは2種展開。「ラズベリーブーケ」はcoxオリジナルのラズベリー×カシスジャムとアールグレイの茶葉を合わせたしっとりとした生地に口溶けのよいピンクのバタークリームを纏わせ、庭のセージを周囲に一周添え、ハーブのミニブーケを頂点に据えた一品。箱を開けた瞬間にふわりとハーブの香りが立ち上る。「バスクノエル」はバスクチーズケーキをベースにアイリッシュコーヒーリキュールとビターチョコを組み合わせたリッチな一作で、庭の月桂樹の葉と松ぼっくり・小枝を模したチョコレートを添えて届けられる。いずれも4号サイズ(12cm)・税込3,456円で3〜4名向けのサイズ感だ。
2022年は、同年10月にcoxで開催された「ポルトガル展」から着想を得た修道院起源のアーモンドケーキを制作。ポルトガルのアレンテージョ地方で修道女たちが作り始めたという伝統的な祝い菓子を、coxらしい解釈で仕立てた。
リトアニアの職人チョコレートとバレンタインギフト
バレンタインの時期には、リトアニアのチョコレートファクトリー「naive」の板チョコレートが並ぶ。フォレストベリー、アマゾナス、ブラックサウナ、ラフグラウンドなど、想像力をかき立てるネーミングとパッケージングで知られ、サロンデュショコラ東京2023にも紹介されたブランドだ。茨城県内での取り扱いはcoxのみという希少性も大きな魅力である。
この時期にはピスタチオ・チョコレート・ココナッツの3種のサブレ詰め合わせも登場する。ざくざくとした素朴な食感と豊かな素材感を持ち、プチギフトや送別の贈り物としても使いやすいアイテムだ。
アクセスと訪問のヒント
coxはつくば駅から徒歩15分、駐車場は約20台を完備している。営業時間は11:00〜17:00で、月曜・火曜が定休日(Shingoster LIVING共通)。事前予約が必要なクリスマスケーキや季節イベントに合わせて計画的に訪れるのも良いが、通常営業日に建築空間そのものをじっくり味わいながら店内を歩くだけでも、十分に価値のある体験が待っている。
アクセス
つくば駅から徒歩15分、駐車場約20台完備
営業時間
11:00-17:00、定休日: 月火
料金目安
クリスマスケーキ 3,456円(税込)
店舗詳細
- 価格帯
- $$$$
- 対応言語
- 日本語
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