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宮島紅葉谷公園の絶景

宮島紅葉谷公園の絶景

Photo: Steven Perez / CC BY-SA 2.0 / Wikimedia Commons
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宮島は、広島湾に浮かぶ周囲約30キロの島で、厳島神社とともにユネスコ世界遺産に登録された日本を代表する景勝地です。その宮島の中でも、古くから紅葉の名所として知られるのが紅葉谷公園。約700本ものモミジが谷を埋め尽くすその景観は、多くの旅人が「一生に一度は見たい」と語る圧巻の美しさです。

紅葉谷公園の歴史と成り立ち

紅葉谷公園は、宮島の弥山(みせん)山麓に広がる渓谷沿いの公園です。江戸時代から景勝地として知られ、当時の旅人も宮島詣での折にこの谷を散策したといわれています。明治時代に公園として整備が進められ、今日では島内随一の自然散策スポットとして多くの観光客を迎えています。

公園内を流れる紅葉谷川は、弥山から流れ出る清流で、澄んだ水音が谷全体に響きます。江戸時代の文人・頼山陽もこの島を訪れ、宮島の美しさを詩に残しており、紅葉谷の風情もその一部として長く人々に愛されてきました。地元では「もみじ谷」とも呼ばれ親しまれており、宮島の自然と文化が一体となった場所として、島の象徴的な存在になっています。

約700本のモミジが染める、秋の絶景

紅葉谷公園の最大の見どころは、やはり秋の紅葉です。園内にはイロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジなど複数の品種が植えられており、11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。緑から黄、橙、そして深紅へと変化するグラデーションは、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。

谷に沿って整備された遊歩道を歩くと、頭上には色づいたモミジの枝が覆いかぶさり、足元には散り落ちた葉が敷き詰められます。紅葉谷川の清流に映る木々の影と、秋の陽光に透けるモミジの葉が重なる瞬間は、まさに「絵画の中に迷い込んだ」と表現するほかありません。石橋や小さな滝とのコントラストも見事で、写真愛好家からも高い人気を誇るスポットです。

夜間にはライトアップが実施され、昼間とはまた異なる幻想的な紅葉の世界を楽しめます。漆黒の空に浮かび上がる真紅のモミジは、昼の景観とは別の趣があり、宮島観光のハイライトとして多くの人が訪れます。

ロープウェイから望む、空中の紅葉パノラマ

紅葉谷公園からは、弥山山頂を目指すロープウェイへのアクセスも便利です。紅葉谷駅から榧谷(かやたに)駅、さらに獅子岩(ししいわ)駅へと乗り継ぐロープウェイからは、眼下に広がる紅葉谷の全景を一望できます。

空中から見下ろすと、谷を埋め尽くす赤や黄色のじゅうたんが眼前に広がり、その向こうには瀬戸内海の青い海と点在する島々が続きます。紅葉と海の青、そして秋晴れの空が重なる景観は、地上から歩いて楽しむ紅葉とはまた異なるスケール感で、宮島ならではの絶景です。

獅子岩展望台からは、さらに弥山原始林や宮島全体を見渡せる360度のパノラマが広がります。弥山の原始林は世界遺産の構成要素の一つでもあり、標高535メートルの山頂付近では、紅葉の時期には樹木全体が色づいた様子を間近に体感できます。

春・夏・冬も楽しめる、四季折々の表情

紅葉谷公園は、紅葉の季節だけでなく一年を通して楽しめる場所です。春には、モミジの若葉が芽吹き、薄緑の葉が谷を覆います。新緑の透明感は秋の紅葉とは異なる清々しい美しさがあり、春の宮島観光のひとつとしておすすめです。シャクナゲも公園内で見られ、ピンクや白の花が山道を彩ります。

夏は、弥山登山の入口として多くのハイカーが訪れます。鬱蒼とした木立が日差しをさえぎり、涼しい木陰を提供してくれるため、島内でも特に過ごしやすいスポットです。紅葉谷川のせせらぎは夏でも絶えることなく、水辺の涼しさを感じながら散策を楽しめます。シカが公園内を自由に歩き回る姿も宮島らしい光景で、子どもから大人まで自然とのふれあいを楽しめます。

冬は観光客が少なく、静かな宮島の姿を堪能できる穴場の季節です。稀に雪が積もることがあり、雪化粧をした弥山や厳島神社の幻想的な姿は、それを目当てに訪れるカメラマンもいるほどです。

厳島神社と組み合わせる宮島観光モデルコース

紅葉谷公園は、表参道商店街から厳島神社を経由して徒歩でアクセスできます。フェリーターミナルから厳島神社までは約15分、そこから紅葉谷公園まではさらに15〜20分ほどの道のりです。神社参拝と紅葉散策を組み合わせれば、宮島の文化と自然を一度に堪能できます。

宮島へのアクセスは、JR宮島口駅からJR西日本宮島フェリーまたは松大汽船を利用します。フェリーの乗船時間は約10分で、船上からも厳島神社の大鳥居や宮島の山並みを眺めることができ、宮島観光の序章として贅沢な移動時間になります。

観光の際は、表参道商店街で名物の宮島もみじ饅頭や穴子料理を味わうのもおすすめです。焼き立てのもみじ饅頭は複数の店舗で販売されており、その場で食べ歩きできます。紅葉谷公園周辺には宮島の定番みやげを扱う店は少ないため、買い物は表参道で済ませてから公園へ向かうと良いでしょう。

宮島の紅葉谷公園は、世界遺産の島が誇る自然美の結晶です。秋の紅葉はもちろん、四季それぞれに異なる表情を見せるこの場所は、何度訪れても新しい発見がある宮島観光の核心といえます。厳島神社とともに、ぜひ訪れておきたい広島を代表するスポットです。

アクセス

宮島桟橋から徒歩20分

営業時間

散策自由

料金目安

無料(ロープウェイ往復1,800円)

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

施設の特徴

子連れ可

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