
OUR BREWING(アワーブルーイング)
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福井駅からほど近い「FUKUMACHI BLOCK」の一角に、福井発のクラフトビールブランド「OUR BREWING(アワーブルーイング)」のブルワリー&タップルームがある。平成生まれの福井育ちの2人が立ち上げたこの醸造所は、地元の人々に長く愛されるブランドを目指し、国内外のビールファンから熱い注目を集めている。
福井から世界へ——OUR BREWINGが生まれた理由
「BEERS bring neighbors together. ビールで人は、もっとつながる。」——これがOUR BREWINGの根っこにあるフィロソフィーだ。ビールを飲んだ人の心が弾み、隣にいる人と自然に打ちとけていく。そんな瞬間を生み出したい、という想いから、ふたりの若者が福井の地でクラフトビール醸造所を立ち上げた。
福井といえば越前ガニや東尋坊、永平寺など観光地としての顔が浮かぶが、食文化においても奥が深い土地柄だ。そこにホップの個性を前面に押し出したアメリカンスタイルのビールを持ち込み、地域の食シーンに新風を吹き込んだのがOUR BREWINGである。創業以来、単なる地ビールの枠を超え、全国の審査会で存在感を示し続けているブランドへと着実に成長してきた。
看板ビール——受賞歴が証明するクオリティ
OUR BREWINGの実力を語るうえで外せないのが、数々の受賞歴だ。看板ビール「Dino King(ダイノ・キング)」はアメリカンスタイルのインディア・ペールエール(IPA)で、2026年に開催された「ジャパン・ブルワーズ・カップ(JBC)」のIPA部門において全166銘柄中第6位を獲得した。この審査会は3年以上の実務経験を持つ現役醸造家のみが審査員を務める、国内屈指の厳格な審査会。上位1位から5位をビール大国アメリカの強豪ブランドが占めるなか、国内醸造所として唯一トップ6に食い込んだのがDino Kingだ。
同年に開催された「ジャパン・グレート・ビア・アワーズ2026(JGBA)」では、出品した3銘柄すべてが受賞という快挙を達成している。受賞したのは以下の3本だ。
- Dino King(アメリカンスタイル・インディア・ペールエール)
- Hoppy Hour(ホッピーアワー)(インディア・ペールラガー / Cold IPA)
- Täglich Pils(タグリッヒ・ピルス)(ジャーマンスタイル・ピルスナー)
JGBAは「バランス(調和)」「アフターテイスト(後味)」「状態(コンディション)」という3つの基準で絶対評価を行い、基準点を満たしたビールだけが受賞となる厳しい舞台。他のビールとの比較ではなく、そのビール自体の完成度が問われる審査で、3銘柄全受賞という結果は、醸造チーム全体の高い技術力を裏付けるものといえる。
なかでも注目は「Täglich Pils」。ブルワー山口が初めて自らレシピを考案し、醸造まで主導した作品で、ラガービールの醸造に深く傾倒してきた山口のストイックな研鑽が、初挑戦での受賞という形で実を結んだ。「アメリカンスタイル中心」という看板を掲げながらも、ジャーマンスタイルのピルスナーでも評価を勝ち取る幅広さが、OUR BREWINGの醸造力の奥深さを物語っている。
タップルームで味わう——店内の雰囲気と楽しみ方
醸造所に併設されたタップルームでは、出来たてのクラフトビールをグラスで楽しめる。自社ブルワリーでつくられたビールを、醸造所のすぐそばで飲めるという体験は、スーパーやコンビニで買うビールとは一線を画すものだ。タンクから注がれたばかりのフレッシュな状態のビールを口にしたとき、その味わいの鮮明さと豊かなアロマに驚く人は少なくない。
店内は、福井の若い世代が手がけるブランドらしく、シンプルでスタイリッシュな空間に仕上がっている。ひとりでカウンターに腰を落ち着けてビールと向き合う時間も、友人や同僚と語らいながらグラスを重ねる時間も、どちらも心地よく過ごせるたたずまいだ。クラフトビール好きはもちろん、「ビールはあまり詳しくないけど気になる」というビギナーにとっても、気軽に立ち寄れる雰囲気がある。
価格帯と利用シーン——どんな場面で使えるか
クラフトビール専門店というと敷居が高いイメージを持つ人もいるかもしれないが、OUR BREWINGのタップルームはそんなに構えなくて大丈夫だ。仕事帰りの1杯から、友人との週末のクラフトビール探訪まで、幅広いシーンで活躍する。観光で福井を訪れた際に「せっかくだから地元のクラフトビールを飲んでみたい」という旅行者にとっても、立ち寄りやすいスポットだ。
なお、瓶・缶のテイクアウトも対応しており、受賞ビールをお土産として持ち帰ることもできる。「Dino King」や「Hoppy Hour」を手土産に持っていけば、ビール好きの知人や家族へのプレゼントとしても喜ばれるだろう。公式サイトのオンラインストアからも購入できるため、県外在住のファンも多い。
アクセス——福井駅からすぐの好立地
OUR BREWINGのブルワリー&タップルームは、福井県福井市中央1丁目3−5、FUKUMACHI BLOCK 1FのMINIEに位置する。福井駅東口から徒歩数分という、アクセス抜群のロケーションだ。
FUKUMACHI BLOCKは、福井市の中心市街地に誕生した複合施設で、飲食店や物販店が集まるエリア。福井の街を散策するうえで自然と立ち寄りやすい場所でもある。電車で訪れる場合はJR北陸新幹線・在来線「福井駅」で下車し、東口を出てすぐのエリアを目指すとわかりやすい。車の場合は周辺のコインパーキングを利用しよう。
最新の営業時間や定休日、イベント情報などは変更となる場合があるため、訪問前に公式サイト(https://ourbrewing.com/)またはSNSで最新情報を確認することをおすすめしたい。
周辺の観光情報——福井市街の旅と組み合わせて
OUR BREWINGを訪れた後は、福井市内の観光スポットを一緒に楽しむのがおすすめだ。徒歩圏内には福井城址(現・福井県庁)があり、かつての城下町の面影を感じながら歩くことができる。また、北陸新幹線の延伸で注目が高まる福井駅周辺には、恐竜モニュメントをはじめ、賑わいのある商業施設や飲食店が集まっており、食と観光を組み合わせた旅の拠点として非常に使いやすい。
少し足を伸ばせば、世界的にも有名な曹洞宗の大本山・永平寺(車で約30分)や、豪快な断崖が続く東尋坊(車で約40分)、越前ガニの水揚げ地として知られる越前海岸なども楽しめる。福井観光の出発点として、あるいは観光を終えた後の締めの1杯として、OUR BREWINGのタップルームはぴったりの選択肢だ。クラフトビールを通じて福井の魅力を再発見する旅、ぜひその扉を開いてみてほしい。
アクセス
福井駅から徒歩圏内
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