
叡啓大学
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広島駅からほど近い場所に位置する叡啓大学は、2021年に開学した広島県の公立大学です。「社会課題から学ぶ」という理念のもと、従来の学問の枠を超えた新しい高等教育を実践し、開学からわずか数年で全国的な注目を集めています。
叡啓大学とは — 広島発の革新的な公立大学
叡啓大学は、広島県公立大学法人が設置・運営する四年制の公立大学として2021年4月に開学しました。「叡啓」という名には「知恵と開明」の意が込められており、学生一人ひとりが社会の課題と向き合いながら、自らの可能性を切り拓いていくことを目指しています。
大学の大きな特徴は、「ソーシャル・システム・デザイン学部」というワンスクール体制を採用している点です。複数の学部・学科に分かれるのではなく、社会科学・人文科学・情報技術・デザイン思考などを横断的に学べるカリキュラムを一つの学部に集約することで、縦割りの学問体系にとらわれない柔軟な学びが可能になっています。2026年には文部科学省の「大学入学者選抜における好事例」として全国9件のモデル事例のひとつに選定されており、入試の仕組みや教育内容の革新が高く評価されています。
5つのコンピテンシーを軸にしたカリキュラム
叡啓大学のカリキュラムの中心にあるのが「5つのコンピテンシー」という考え方です。単なる知識の詰め込みではなく、社会の中で実際に力を発揮できる能力の育成を重視しており、批判的思考力、コミュニケーション能力、協働力、課題解決力、自己成長力といった実践的な資質を体系的に鍛えるプログラムが組まれています。
講義形式の授業だけでなく、プロジェクト型学習(PBL)やフィールドワーク、地域・企業との共創活動が多く取り入れられているのも大きな特徴です。「探究クエスト」と呼ばれる学習支援の仕組みも整備されており、学生が自ら問いを立て、解決策を模索するプロセスを教員や外部メンターがサポートする体制が構築されています。
英語と多文化共生を重視した学習環境
叡啓大学が特に力を入れている取り組みのひとつが、英語教育と多文化共生の推進です。「多様性のための英語(English for Diversity)」というコンセプトのもと、留学生や外国人教員と日常的に交流しながら英語を学ぶ環境が整えられています。英語を「コミュニケーションの道具」として実践的に使う機会が豊富に用意されており、授業内での英語使用や国際的なプロジェクトへの参加を通じて、グローバルな視野を身につけることができます。
また、学内には多国籍の学生が在籍しており、異なる文化的背景を持つ仲間とともに課題に取り組むことで、多文化協働の実践的なスキルが自然に育まれます。国際交流の一環として、県立広島大学との合同スタディツアーなども実施されており、広島という地域の特性を生かした学びの機会も充実しています。
地域・企業との共創プロジェクト
叡啓大学の学びをより実践的なものにしているのが、地域や企業との連携による「共創プロジェクト」です。「ひろしまバリューシフトプログラム」をはじめとした産学官連携の取り組みでは、実際の企業や地域団体が抱える課題をテーマに、学生がチームを組んで解決策を提案・実装するプロセスを経験します。
2026年3月には、大学発ベンチャー企業として「使い捨て食品容器の資源循環モデル」に取り組む企業が誕生したことも発表されており、在学中からイノベーションの担い手として活躍する学生が育ちつつあることがわかります。また、社会人向けのキャリアラボイベントや外部講師を招いたイブニングラウンジなど、在学生が社会人と対話しながら自分のキャリアを考える機会も定期的に設けられています。
1期生の進路と実績
2021年に入学した第1期生が卒業を迎えた2025年には、その進路・就職状況が公開されています。卒業生インタビューでは、「問いを育て意見を交わす力が身についた」「日本文化の魅力を英語で発信できるようになった」「ベトナム・日本・欧米の架け橋として活躍したい」といった声が寄せられており、多様なフィールドで活躍する人材が輩出されていることがわかります。
在学中から社会課題解決に取り組む学生の活動は広島経済レポートなどのメディアでも取り上げられており、受賞実績も積み重なっています。「TRUE 広島で学ぼう」といった広島県の公式冊子でも学生が紹介されるなど、地域における存在感も着実に高まっています。
アクセスと対象者
叡啓大学は広島駅周辺に位置しており、交通アクセスに優れた環境が魅力です。広島市の中心部にあるため、地域の企業やNPO、行政機関と連携しやすく、フィールドワークや共創プロジェクトへのアクセスもしやすい立地です。施設は学外にも開放されており、地域との接点として機能しています。
この大学は、特定の専門分野に縛られず幅広く社会を学びたい学生、英語や多文化環境でのコミュニケーションに挑戦したい学生、地域課題や社会問題に関心を持ち、自ら動いて解決策を考えたい学生に特に向いています。公立大学として学費が比較的抑えられている点も、進学先として検討しやすい要素のひとつです。広島からの新しい高等教育のかたちを体感したい方に、ぜひ注目してほしい大学です。
アクセス
広島駅から徒歩圏内
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