
徳島市立図書館(はこらいふ図書館)
徳島市の中心部、JR徳島駅からも徒歩圏内に位置する「はこらいふ図書館」は、市民の学びと文化の拠点として長年にわたり親しまれてきた公共図書館です。本の貸出だけにとどまらない豊かなサービスと、幅広い年齢層に向けたイベントが充実しており、地域の知的好奇心を育む場として多くの人が集まります。
愛称「はこらいふ図書館」に込められた想い
徳島市立図書館は、近年「はこらいふ図書館」という愛称を新たに持つことになりました。この名前には、本という「箱」の中に詰まった知識や物語を通じて、訪れるすべての人が豊かな「ライフ(生活・人生)」を送れるようにという願いが込められているように感じられます。公式ウェブサイトやSNS(X/旧ツイッター)でも「はこらいふ図書館」として情報発信を行っており、地域住民の間でも新しい名前が少しずつ浸透しています。
図書館の所在地は徳島市元町1丁目24番地。徳島駅周辺という都市の中心にありながら、落ち着いた雰囲気の中で本と向き合える環境が整っています。自転車でのアクセスも可能で、来館者向けの駐輪スペースも案内されています。
豊富な資料と使いやすい検索・貸出システム
はこらいふ図書館の基本機能として、資料の検索・予約・貸出があります。図書館の公式ウェブサイトからは「かんたん検索」「資料検索」が利用でき、メールアドレスとパスワードを登録すれば、自宅からでも蔵書の検索や予約が可能です。パスワードを忘れた場合のサポートも整備されており、デジタルに不慣れな方でも安心して利用できるよう配慮されています。
なお、毎月第1火曜日の午前4時から4時30分の間は、システムメンテナンスのためオンラインでの資料検索や予約ができない時間帯があります。利用の際は事前に公式サイトで最新のお知らせを確認しておくとスムーズです。
電子図書館と学生自習席で、現代の学びに対応
はこらいふ図書館が注目される理由のひとつが、電子図書館サービスの充実です。毎月「電子図書館からのお知らせ」が更新されており、スマートフォンやタブレット、パソコンからでも電子書籍にアクセスできる環境が整っています。物理的に図書館へ足を運べない日でも、デジタルを通じて読書や学習を続けられるのは、忙しい社会人や遠方に住む利用者にとって大きなメリットです。
また、館内には「学生自習席」が設けられており、定期的に利用可能スケジュールが更新・公開されています。受験勉強や資格取得のための学習、大学のレポート作成など、静かに集中して取り組みたい学生にとって心強い環境です。スケジュールは公式サイトで随時確認できるため、計画的に活用することができます。
大人も楽しめる多彩なイベントプログラム
はこらいふ図書館が単なる本の貸出施設にとどまらない理由は、その充実したイベントプログラムにあります。大人向けのプログラムとして特に目を引くのが「夜の上映会」シリーズです。「朽ちないサクラ」「ラストマイル」「場所はいつも旅先だった」といった話題の映画作品を、図書館という非日常的な空間で鑑賞できるイベントは、映画ファンのみならず幅広い層から支持を集めています。
また、「住友美代子の朗読会」は第81回を迎えるなど、長年にわたって続く人気シリーズです。プロによる朗読の世界に浸りながら、文学への関心を深めることができます。「ストーリーテリング勉強会」は、語りの技術を学びたい方や読み聞かせに興味のある方に向けたもので、定期的に開催されています。さらに「経営者 BOOK de トーク」は、ビジネスパーソンが本を通じて意見交換する場として、知識と人脈を広げる機会を提供しています。
春には「春のわらべうた講座」、冬には「冬のわらべうた講座」といった季節に合わせたプログラムも開催され、年間を通じて飽きることなく通える工夫が随所に見られます。
こども向けプログラムで育む「本好きの芽」
子育て世代にとっても、はこらいふ図書館は欠かせない存在です。「こどもえいが会」「おおがたかみしばいとこうさく」「楽しい絵本のお話 このゆびとーまれ」など、子どもが本や物語の世界に親しめるイベントが定期的に開かれています。
「おやこでつくってあそぼう」は親子で参加できるワークショップで、一緒に何かを作る体験を通じて本への関心を育てます。「ブックトーク」では司書などが本の魅力を語り、子どもたちが次に読みたい本を見つけるきっかけを提供しています。また、「みんなで観よう!!手話動画!」というイベントは、手話という言語文化への理解を深める貴重な機会であり、多様性への気づきを促す教育的な取り組みとして注目されます。
毎年4月から5月にかけては「こどもの読書週間」が設けられ、子どもたちが本の楽しさを体感できるさまざまな企画が展開されます。こうした継続的な取り組みが、地域の子どもたちに「読書が好き」という習慣を根付かせています。
移動図書館「いずみ号」と地域コーナーで広がる知のネットワーク
図書館に足を運べない方々のために、移動図書館「いずみ号」が市内各地を巡回しています。専用の電話番号(088-602-8833)も設けられており、巡回スケジュールや場所の確認が可能です。巡回地のひとつである「助任八幡神社」では巡回場所の変更も案内されていることから、地域のニーズに柔軟に対応している姿勢がうかがえます。
館内には「徳島大学コーナー」「健康情報コーナー」「徳島ヴォルティスコーナー」といった特色ある展示スペースが設けられており、地元の大学・医療・スポーツとの連携が感じられます。また、「第40回貴重図書特別展示『賀川豊彦の生涯』」のような特別展示も定期的に開催され、図書館を訪れるたびに新しい発見がある空間となっています。市民の幅広いライフスタイルと学習ニーズに応えるはこらいふ図書館は、徳島の知的生活を支える頼もしいインフラといえるでしょう。
アクセス
徳島駅から徒歩圏内
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