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金山南ビル美術館棟

金山南ビル美術館棟

※写真はイメージです。

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金山駅直結という抜群のアクセスを誇る「金山南ビル美術館棟」は、名古屋の文化芸術の新たな拠点として注目を集めるスポットです。かつては国際的な美術館として多くの人に愛されたこの場所が、現在は新しい形で金山の街に彩りを添えています。

名古屋ボストン美術館から受け継いだ文化の軌跡

金山南ビル美術館棟は、もともと「名古屋ボストン美術館」として運営されていた施設です。ボストン美術館(アメリカ・マサチューセッツ州)と提携し、世界水準の美術品を名古屋市民に届けてきた同館は、長年にわたり中部地方における文化芸術の発信拠点として機能してきました。

しかし、平成30年(2018年)10月に名古屋ボストン美術館は惜しまれながらも閉館。その後、2年4か月ものあいだ美術館棟は沈黙を守ることになりました。長い眠りから目覚めたのは令和3年(2021年)2月のこと。名古屋市は「資産の有効活用」と「金山地区の活性化」という二つの柱を掲げ、美術館・博物館用途での短期貸付という新たな形で施設の暫定利用を開始しました。閉館以来初めて扉を開いたこの瞬間は、多くの文化芸術関係者や市民にとって喜ばしい出来事となりました。

金山駅前という絶好のロケーション

美術館棟が位置するのは、名古屋市中区金山町一丁目1番1号。JR・名鉄・名古屋市営地下鉄が乗り入れる金山駅に隣接する金山南ビルの一角です。複数の鉄道路線が交わる金山駅は名古屋市内でも有数のターミナル駅であり、名古屋駅や栄へのアクセスも良好です。美術鑑賞の前後に金山周辺の飲食店や商業施設を巡ることができ、観光や小旅行の拠点としても使い勝手のよいロケーションといえます。

駅直結という立地のよさは、幅広い層の来場者を呼び込む大きな強みです。車を使わなくても気軽に足を運べるため、美術に初めて触れる人から熱心なアート愛好家まで、さまざまな人が集まれる場所として機能しています。

多彩な展覧会を生み出す充実した展示スペース

施設は2階から5階にかけて展示スペースが広がっており、フロアごとに異なる規模・雰囲気の展示室が用意されています。名古屋市は施設の魅力をより多くの人に知ってもらうため、360度カメラを活用したスケルトン映像(未利用状態の展示室映像)と展覧イメージ映像を公開しています。

展覧イメージ映像では、公益財団法人名古屋まちづくり公社 名古屋都市センターが毎年度実施している「ARToC10」(中川運河再生文化芸術活動助成事業)の参加アーティストが企画・制作したウェブ芸術展覧会の映像が活用されています。4階展示室を利用した造形作品展「都市の方舟/Arc of The City 我々は何に乗り何処へ行くのか?」では、都市とそこに生きる人々の関係を問い直すインスタレーションが展開され、空間の広さや天井の高さを体感的に伝えています。5階展示室では演出・映像・音楽・照明を組み合わせたパフォーミングアーツ「The Other Side」のオンライン配信上演も記録されており、このスペースが造形作品だけでなく舞台芸術にも対応できる多機能な空間であることが伝わってきます。

短期貸付で生まれる多彩な文化の場

現在の美術館棟は名古屋市が「短期貸付による暫定利用」という仕組みを通じて運営しています。美術館や博物館の用途を条件として、展覧会の開催期間と搬入・搬出期間を含む形で貸し出されるこのスキームにより、これまで様々な団体・企画者が施設を活用してきました。

短期貸付という形式は、特定の常設コレクションを持つ従来型の美術館とは異なり、企画ごとに顔つきが変わるという特徴を持ちます。訪れるたびに新しい展覧会と出会える可能性があり、「いつ来ても同じ」という状況が生まれにくいのがこの施設ならではの魅力です。名古屋市は「人・文化・芸術とともに育つまち」という金山駅周辺まちづくりのコンセプトのもと、文化芸術の推進と金山地区の賑わいづくりに資する利活用を目指しています。

訪問前に確認しておきたい利用情報

美術館棟を訪れる際には、事前に開催情報の確認を強くおすすめします。短期貸付による暫定利用のため、展覧会が開催されていない期間は入館できないことがあります。名古屋市の公式ウェブサイトや各展覧会の主催者情報を事前に調べてから訪れると安心です。

また、令和8年(2026年)4月1日から7月31日までは、荷物用エレベーターの改修工事に伴い休館が予定されています。この期間に訪問を検討している方は注意が必要です。展覧会に関する問い合わせは、各開催時に案内される主催者へ直接連絡することが推奨されています。なお、施設の貸付や利活用に関する相談は名古屋市観光文化交流局文化芸術推進課が窓口となっています。

金山南ビル美術館棟は、名古屋の文化芸術シーンを支える貴重なインフラとして、さまざまなアーティストや団体に活用されてきた場所です。金山を訪れる機会があれば、どのような展覧会が開催されているか確認してみてください。駅から徒歩圏内というアクセスのよさも相まって、名古屋観光の新たなハイライトとなるかもしれません。

アクセス

名古屋市中区金山町一丁目1番1号。金山駅から徒歩約5分

営業時間

9:00~17:00

料金目安

1,000円~2,000円

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