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福岡市博物館

福岡市博物館

※写真はイメージです。

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福岡市博物館は、百道浜の静かな海浜エリアに建つ福岡市立の総合博物館です。「アジアに生きた都市・福岡」をコンセプトに、古代から現代にいたる博多の歴史と文化を体系的に紹介しています。国内外から訪れる来館者を惹きつける最大の見どころは、日本に現存する最古の金印として名高い国宝「漢委奴国王印」——いわゆる「金印」の実物展示です。

国宝「金印」が語る古代の日中交流

1784年に志賀島で発見されたこの小さな金の印章は、西暦57年に後漢の光武帝が倭の奴国王に授けたとされる外交の証。福岡市博物館はその唯一の収蔵館として、実物を常設で公開しています。教科書で名前だけ知っていた遺物を目の前で見られる体験は、訪れた人の多くが「思ったより小さい」と驚くほど。その小さな印面に刻まれた5文字が、2000年近い時を超えて博多とアジアとの深い縁を物語ります。

黒田家の名宝と博多の国際都市史

常設展「FUKUOKA アジアに生きた都市と人びと」では、金印にとどまらず、旧福岡藩主・黒田家に伝来した数々の名宝も見どころです。2014年のNHK大河ドラマで注目を集めた黒田官兵衛を藩祖に持つ黒田家の資料群は、戦国から江戸にかけての筑前の歴史を伝える一級史料。テーマ展「黒田家の名宝4」は2026年8月から翌2027年4月にかけて開催予定で、じっくり鑑賞できます。また、「博多祇園山笠展25」では、ユネスコ無形文化遺産にも登録された夏の風物詩・山笠の歴史と祭礼文化を紹介。博多の都市アイデンティティを多面的に学べる構成になっています。

年間を彩る特別展

企画展のテーマは毎回幅広く、最新古生物学の知見を紹介する「大恐竜展 ~『フクイ』から探る獣脚類の進化~」から、館が独自に収蔵する「幽霊・妖怪画コレクション」展まで、常設とは異なる切り口で来館者を迎えています。歴史・文化・自然科学・アートと多彩なジャンルを横断する特別展は、リピーターが年に何度も訪れる理由のひとつです。なお、2026年6月18日からリニューアル工事に伴い企画展示室2・3が休室となるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

学びを深める教育プログラムとオンラインコンテンツ

研究者や学芸員が解説するギャラリートーク、総館長みずから登壇する歴史講座、普段は非公開のバックヤードを巡るツアーなど、展示観覧にとどまらない学びの機会が充実しています。年に1回開催の福岡市史講演会も好評で、2026年7月には「アジアにひらかれた国際都市・博多」をテーマに開催予定。体験学習室「みたいけんラボ」では子どもから大人まで参加できる実体験型のプログラムが用意されています。来館できない場合も、「おうちDE福岡市博物館」として3D館内ツアーや名品を3Dで楽しめるオンラインコンテンツを公開しており、JAPAN SEARCHを通じた収蔵品データベースの公開も進めています。

施設と多言語対応

館内にはミュージアムショップと喫茶・談話室(現在レストラン営業は終了)があり、観覧後にゆっくり立ち寄れます。案内は日本語・英語・韓国語・簡体中文・繁体中文の5か国語に対応しており、アジア各国からの旅行者も利用しやすい環境が整っています。夏期(7月下旬〜8月下旬)の金・土・日・祝日等は夜20時まで開館時間が延長されるため、日中の観光と組み合わせて夕涼みがてら訪れるのも一つの楽しみ方です。

アクセス

福岡県福岡市早良区百道浜3丁目1番1号

営業時間

9:30~17:30(入館は17:00まで)。7月24日~8月23日の金・土・日・祝日と8月13日は20:00まで開館(入館は19:30まで)。休館日: 毎週月曜(祝休日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月4日)

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