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圓教寺
※写真はイメージです。

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書写山の頂に静かにたたずむ圓教寺は、天台宗別格本山にして西国三十三所の二十七番札所。1000年以上の法灯を受け継ぐこの古刹は、参拝・巡礼の場であると同時に、写経・修行・坐禅といった仏教体験の場として、また現代アーティストとの共創の舞台としても知られ、年間を通じて多彩な顔を見せます。

性空上人が開いた千年の霊場

圓教寺の開山は性空上人。その法脈は天台宗の別格本山として今に受け継がれ、境内には重要文化財に指定された伽藍が点在しています。摩尼殿・三之堂・常行堂をはじめとする堂宇は山岳寺院ならではの荘厳な雰囲気を醸し出し、毎年4月10日には開山を偲ぶ「性空上人会」が営まれ、上人像の特別御開帳が行われます。西国札所の第二十七番として多くの巡礼者が納経のために訪れる霊場でもあり、毎年7月1日からは書写山縁起絵巻が公開され、寺の歴史と伝承を視覚的に学ぶ機会も設けられています。

写経・修行・坐禅 — 体験の場として

圓教寺の大きな魅力は、仏教の実践を体験できるプログラムの充実です。写経は食堂(じきどう)で受け付けており、境内の静寂の中で心を整える時間を過ごせます。一日修行体験は年間を通じて複数回開催され、山内での修行の一端に触れることができます。月例坐禅会は圓教寺会館を会場に定期的に開かれており、初心者からも参加しやすい環境が整っています。また毎月28日はお不動様の御縁日として多くの信者が参拝に訪れます。

年間を彩る法会と行事

一年を通じて多彩な法会と祭事が繰り広げられる点も、この寺の際立った特色です。

  • 新春護摩供(1月1〜3日): 新年の祈願として護摩の炎が焚かれます。
  • 修正会・鬼追会式・秘仏ご開帳(1月18日): 正月の締めくくりとして特別な儀式が行われます。
  • 節分会と星祭り(2月3日): 節分の行事と星祭りが合わせて営まれます。
  • 書写山新緑まつり(5月3〜5日): 山が萌黄色に染まる初夏の祭典。
  • 四万六千会(8月9日): 観音様との特別なご縁日として知られる法会。
  • みなるかね大祭(9月): 秋の訪れを告げる大祭。
  • 書写山もみじまつり(11月): 境内が紅葉で彩られる時季の祭典。
  • 三千仏礼拝行(12月14〜16日): 三日間にわたり三千体の仏を礼拝する修行。参加者を募集して行われます。
  • 宇賀辯財天浴酒供(己巳の日ほか): 宇賀辯財天への信仰を集める法会で、大祭・初巳大祭なども年間を通じて開かれます。

さらに法華経不断読誦会(3月)、光明供施餓鬼法要(8月)など、修行色の濃い法会も折々に催されます。

現代アートとの邂逅

圓教寺は伝統的な信仰の場であると同時に、現代アートとの積極的な対話でも知られています。2022年の「圓教寺×杉本博司展」、2023年の「チームラボ in 圓教寺」(4月〜12月)、2024年の「圓教寺×隈研吾 生き延びるためのデザインワーク」(6〜12月)など、国内外で活躍するアーティストとの協働企画が継続的に開催されてきました。日比野克彦による「さくらはこよみのよぶね」や「曼荼羅-MANDARA-特別奉納公演」など、千年の霊場の空間そのものをステージとした表現も行われており、信仰と現代文化が交差する場となっています。

寿量院の精進料理

山頂の境内にある寿量院では精進料理を味わうことができます。修行の雰囲気とともに境内での体験をさらに深める一皿は、日常から切り離された山上の時間を締めくくるにふさわしい食事です。書写山にロープウェイで登り、参拝・体験・食事までを一日で完結できる環境が整っているのも、この寺の大きな魅力のひとつです。

アクセス

姫路市書写2968

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