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盆宿U
※写真はイメージです。

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観光・体験体験・アクティビティ秋田県雄勝郡羽後町

秋田県羽後町・西馬音内。この小さな町に700年以上受け継がれてきた「西馬音内盆踊り」は、日本三大盆踊りのひとつに数えられる。その踊りの精神をまるごと体験できる宿泊施設が「盆宿U」だ。築180年の商家「旧柴与家」をリノベーションしたこの施設は、単なる宿を超え、外から訪れる人と地域に住む人が境界なく交わる「泊まれる文化交流施設」として生まれ変わった。

西馬音内盆踊りと柴与家の歴史

西馬音内はかつて本荘街道の宿場町として、また横手盆地随一の商家町として栄えた。柴田与之助家(柴与家)はその西馬音内の大地主であり、経済・政治・文化のあらゆる面で地域を支えてきた一族だ。岡本太郎や安岡正篤をはじめとする多くの文人墨客を迎えた林泉式庭園、かつて地域に開放されてきたコミュニティの場という歴史が、盆宿Uの設計思想に色濃く受け継がれている。

客室——踊り衣装が語る物語

客室は、秋田県南特有の「内蔵」構造を活かした2棟。豪雪地帯ゆえに母屋と土蔵を大屋根で繋いだこの建築形式が、そのまま宿の骨格となっている。

メゾネットルームは「端縫い衣装」と「藍染め浴衣」の2タイプ。端縫い衣装は各家に伝わる古い絹布を縫い合わせて代々継承されてきた踊り衣装で、それが実際に客室に展示されている。藍染め浴衣室には旧柴与家に伝わる浴衣が飾られ、どちらの部屋も一階にミニキッチン付きダイニングとバスルーム、二階の寝室にはレコードプレイヤーが置かれ、盆踊りとともに刻まれてきた時間を五感で感じられる空間になっている。

ドミトリールームは2タイプ。「ボックス」は柴与家別荘にかつて滞在した放浪の画人・蓑虫山人の「笈(おい)」から着想を得た4ベッドタイプ、「バンク」は秋田杉の板倉構法で組み上げたオリジナル二段ベッドを4台備えた8ベッドタイプで、蔵という非日常空間をよりカジュアルに味わえる。

bon-sauna U——盆踊りに没入するサウナ体験

西馬音内盆踊りが始まったとされる700年前、日本では蒸気を浴びる「蒸し風呂」が一般的だった。浴衣の起源もこの蒸し風呂にある。その歴史的な繋がりから着想を得て、3棟目の内蔵はフィンランド式蔵サウナへと生まれ変わった。

サウナ室には盆踊りのお囃子が流れ、編笠と藍染め浴衣をモチーフにしたオリジナルのサウナハットとサウナウェアで入室する。水風呂には、盆踊り期間に踊り手へ振る舞われてきた銘酒「若返り」の仕込み水と同じ西馬音内の地下水が掛け流しで使われており、ととのった先にこの土地の水脈が待っている。

パブリックラウンジ——開かれた交流の場

かつての米蔵をリノベーションしたパブリックラウンジは、宿泊客以外にも開かれたオープンスペースだ。カフェ&バーではハンドドリップコーヒーやクラフトビール、地域の食文化を活かしたメニューを提供。2026年6月には西馬音内盆踊りの精神を込めたオリジナルビール「Brewed with I : Chapter 1」も誕生した。

ブック&レコードライブラリには地域の人々が寄せた書籍とレコードが並び、それぞれの思い出やおすすめポイントとともに紹介される。カウンターにはDJブースが設置され、定期的に音楽イベントも開催される。

コミュニティスペースとアートの息吹

母屋はほぼ既存のまま活かしたコミュニティスペースとして、展示・ワークショップ・講座・イベントなど多様な用途に対応。Wi-Fiと電源を備え、アーティストの作品展示や地域交流の拠点としても機能している。2025年にはアートプロジェクト「U art project」として作品『廻流』の鑑賞も行われ、文化施設としての奥行きをさらに広げている。

アクセス

JR奥羽本線湯沢駅から車で15分、湯沢ICから車で15分

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店舗詳細

Wi-Fi
あり
個室
あり

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