
琵琶湖博物館
GALLERY
琵琶湖は今から400万年以上前に形成された、世界でも指折りの「古代湖」です。その琵琶湖を丸ごとテーマにした総合博物館が、滋賀県草津市にある滋賀県立琵琶湖博物館。地球規模の時間軸から現代の暮らしまで、一つの湖の物語を多角的に体感できる施設です。2026年5月には新水槽オープンを追い風に月間来館者数が20年ぶりに6万人を突破するなど、今もっとも注目を集めている博物館のひとつです。
4つの常設展示室で「琵琶湖の全史」を歩く
常設展示の中心となるのはA〜C展示室と水族展示室の計4室です。
A展示室「湖の400万年と私たち〜変わり続ける琵琶湖〜」では、琵琶湖の誕生から現在までの地質・生物の変遷をリアルな標本とジオラマで追います。かつてびわ湖に生息していたゾウの化石も展示されており、その見分けポイントは「歯」にあるとされています。音響効果を取り入れたジオラマで隠れた生き物の声を聞く仕掛けも用意されており、視覚だけでなく聴覚でも太古の生態系を感じることができます。
B展示室「湖の2万年と私たち〜自然と暮らしの歴史〜」では、人と琵琶湖の長い共生の歴史を実物資料で辿ります。近江牛・近江米・湖魚といった滋賀の食文化への言及もあり、湖が地域の暮らしをいかに豊かにしてきたかを実感できます。
C展示室「湖のいまと私たち〜暮らしとつながる自然〜」は現代の琵琶湖にフォーカス。ジオラマや実物標本とともに、びわ湖の伝統食「ふなずし」のにおいをその場でかぐ体験や、湖水の実際の温度に触れるコーナーが設けられており、五感をフルに使った展示が特徴です。
水族展示室「湖のいまと私たち〜水の生き物と暮らし〜」は国内最大級の淡水生物展示を誇るエリアです。琵琶湖に棲む多種多様な水生生物を一堂に展示し、プランクトン観察コーナーでは「本日のプランクトン」をその日ごとに探す体験が楽しめます。
日本でここだけ——バイカル湖の生き物との出会い
C展示室では、ロシアのバイカル湖に生息する不思議な生き物の展示も行っています。バイカル湖もまた世界有数の古代湖であり、その固有種を日本国内で見られるのは琵琶湖博物館のみとされています。古代湖同士の「比較」という視点から琵琶湖を捉え直す、ユニークな展示です。
子どもも大人も、世代別の探究空間
博物館ならではの学びをより深く楽しむ場として、「ディスカバリールーム」と「おとなのディスカバリー」という2つの特別空間が設けられています。
ディスカバリールームは子どもと大人が一緒に楽しめるハンズオン展示の場で、小さい頃から博物館に親しめるよう工夫されています。入室には当日配布の利用券が必要で時間入替制となっており、人気の高さがうかがえます。
おとなのディスカバリーは、大人の探究心に応え学びと発見を深める空間として国内で初めて設けられた施設です。標本や資料を通じた知的好奇心の刺激を重視した、他の博物館にはないコンセプトが特徴です。
屋外展示「びわ博の森」——本物の自然が隣にある
館外にも展示エリアが広がっています。本物の琵琶湖湖岸と森の植物をそのまま観察できる屋外展示は、建物の中だけでは得られない自然体験を提供します。「びわ博の森」として整備されたエリアでは、琵琶湖を囲む植生や生態系を身近に感じることができます。
常に更新され続ける企画展示とイベント
常設展示に加え、定期的な企画展示も館の大きな魅力です。現在は第34回企画展示「博物館はタイムマシン—魚類学者がみた琵琶湖—」を開催中(2026年6月時点)。また、新属新種として報告されたオオサンショウウオの化石が展示に加わるなど、研究成果が随時展示に反映される点も、専門的な関心を持つ来館者にとって見逃せないポイントです。観覧券は1日有効で一度退館しても再入館できるため、広大な館内をじっくりと時間をかけて回ることができます。
アクセス
滋賀県草津市下物町1091。最寄駅・徒歩分は公式情報に記載なし。
営業時間
9:30-17:00(最終入館16:00)
料金目安
600円~2,000円
外部予約・検索サイトで探す
下記の外部サイトで本店舗・施設の予約・在庫状況をご確認いただけます。
※ 外部サイトへのリンクには広告 (アフィリエイト) を含みます。
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
RELATED SPOTS
関連するスポット(8件)

滋賀県近江八幡市
安土城跡と信長の館
織田信長が築いた幻の名城・安土城跡と復元天守を見学する
NEARBY
周辺のスポット(8件)













